ゲーム紹介文にもある通り、原作のある作品を超短編ゲームに仕立て上げた推理物。

ストーリーをサクサク読んでいけば５分程、じっくり読み込んでも１５分程で完結する程度の短さで、誰でもお手軽にプレイできるのが最大のメリットです。また、量より質を取っている本ゲームでは、「レトロっぽい雰囲気」を現代の技術で再現しています。操作方法は少し特殊ですが、短編なので全く気にならないですね。また、推理物でありがちなグロテスクでホラーな描写や画像が一切ないので、どんなプレイヤーでも恐怖心を抱かずにプレイできるでしょう。
なお難易度は普通の模様。ミスリードの要素が非常に多いので、推理慣れしていない人は難しいかも。ただし、本ゲームでは容疑者の証言を聞いた後に「推理要素をカットして真相を見るモード」があるので、本当に誰でも遊べるように作られている親切設計です。

（原作が超短編なのでしょうがないですが）キャラクターの印象や性格、犯人の動機が深く語られないのは、人によっては残念と思うかもしれません。短編ゲームにそれを求めるのは難しいですが。

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海野十三（うんのじゅうざ）という小説家のミステリー小説を元にゲーム化された一作。

まず、私は最初にこれを叫ばなければならないでしょう。
「まずはプレイ！レビューなんぞ読んでる場合じゃない！」と。

ゲームを起動してタイトル画面が出てくるおよそ７、８秒できっと並々ならぬクオリティがわかるはず！
どうにも説明のしようがないのは、プレイした者の特権とも言えます。
その完全無欠の圧倒的完成度は、まさに歯車的砂嵐の小宇宙！

ノスタルジーな雰囲気というか、レトロな空気感というか、どこか懐かしい、そして安心してみていられる作品です。
テストプレイも用意されていて、音や演出を確かめて本編に入ることができます。ユーザーに寄り添ったゲームで私にはなんとも有難い。


ここまでのフリーゲームはなかなかお目にかかれるものではありません！
短い作品でサクッと遊べますので、皆様もぜひ！

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サクっと終わりました。
画面の絵がコミカルに動きもっと見ていたかったのでもう終わっちゃうのかぁと物足りなさが出るぐらいでした。

ちょっと気になったのは漢字。
原作者が昔の人だからか、これ誤字じゃないの？とか時代が大正とかならそっちの難しい方の字なんだろうけど何となくビジュアルにそぐわないなぁとか引っかかるのがいくつかありました。
例えば心臓が停まる、壜などなど。

でもサクっと面白かったです。

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