はるのうみにしずむ

アマタ

怪しいアルバイトを通して奇病の男の子と仲良くなるBLノベル

いつき

動く彼をぜひ見て欲しい…!

※ネタバレを含みます。





1つのストーリーを、そして2人の物語をただ読み進めて行く作品です。
プレイヤーに選択が委ねられることはなく、
本当にただ2人の仲が進展して行く様子を見守るだけの作品なのです。
けれど、この作品にはそのスタイルがとてもよく合っていました。
もしも…と思う隙もなく、2人がこれからどうなって行くのだろうかと
そのことばかりが気に掛かり、ただただ文章を読み進めることだけに集中出来るからです。
そして、ただ1つの物語の結末も…この物語にはこの結末以外には有り得ないのだと
重く…けれど鮮やかに、そして確かなものとして受け入れさせてくれるのです。

主人公の春海君は他人との繋がりは多く持っているけれど、
ただの一人とも深く関われないという孤独を抱えており、
そして、そんな彼が出会う凪君もまた彼とは違った孤独を抱えている…
物語の序盤、そんな2人が怪しいアルバイトを通じて知り合い、
“仕事”とは言え、初対面にしていきなり肉体的な交わりを持ってしまうわけですが、
けれど、そんな2人だからこそ春海君の積極的なアプローチにより、
素顔の2人がだんだんと気持ちを通い合わせて行く様子はとても微笑ましく、
正直私も2人はこれからもずっと一緒にいられるんだろうな…なんて思っていたほどです。
中でも、これからも友達のまま…と思っていた春海君に対して、
凪君が真っ直ぐな姿勢で、真っ直ぐな気持ちをぶつけるシーンがとても印象的でした。
あのシーンとても好きです、大好きです。

そして、凪君が抱える病気について制作者のアマタさんは、何て美しくも
残酷な病気を思い付かれるのだろうか…と思わず唸ってしまいましたが、
それと同時に病気の諸々の設定にとても感動致しました。
すべての疑問にしっかり答えをくれる設定の数々…本当に素晴らしかったです。

この作品を振り返る時、あの可愛らしくも美しい…
春海君にとびきりの笑顔を向ける凪君が鮮明に浮かびます。
そして、タイトルの持つ意味を知った時の驚き…
想いを受け取った春海君のこれからを思い描かずにはいられません。
本当はもっともっと語りたいことがあるのですが、未だ言葉に出来ず、これが精一杯でした。
制作者のアマタさん、本当に素敵な作品をありがとうございました!

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No.48341 - 2019-07-06 11:07:28
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