2周目のHARDモードまで一気に熱中してクリアしました(約6時間)。
テンポの良いギャグとツッコミの応酬、矛盾を指摘する快感、周到に張られた伏線など、とてもよく練られた作品です。
ヘビ、虫、人間が普通に会話して同じ旅館に泊まる奇妙な世界観ですが、推理アドベンチャーとしての出来は手堅く面白いです。
RPGのようにレベルが上げてステータスを強化すれば、推理を間違えても耐えられたり、特殊な選択肢を選べるようになったりします。
問題の難易度は程よい難しさで、割とセーブが細かく可能な親切な設計です。
ゲーム中のヒントも多く、結構ぶっちゃけて攻略情報を貰えるので、詰まることは少ないと思います。
コンシューマー作品の「逆転裁判」「ダンガンロンパ」などが好きな人であれば、かなりお勧めできる作品だと思います。

ヘビ貿易やミミズ病院など、
うにょうにょしたキャラクターが主人公である作品の一つ。
2作とも未プレイだが全く問題なく楽しめた。
紹介分にある通り、逆転裁判のような矛盾の指摘や探索パートでの行動が面白く、
一癖も二癖もあるキャラクター達が、ワイワイガヤガヤする様は見ていて飽きない。
推理パートでの異議・反論はスピーディーで、没入感が高くとても楽しめた。
犯人はこれでもかというほどしぶとく、選択肢によってミスリードを仕掛けてくるためやり応えも抜群。
ヒントや救済措置もあるためクリアすることは難しくない。
絶妙な伏線回収、逆転の発想などミステリーで重要な要素の面白さはもちろん、
NORMALモード・HARDモードによって変わる展開がプレイを止めさせなかった。
囚人のジレンマ、第四の壁、RPG的視点、ヘビの命・・・
奇妙な世界観と、合ってるんだかいないんだかわからないはずなのに、
とてもしっくりくるロジックがこの作品の大きな魅力だと感じた。

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