このレビューにはネタバレを含みます。
もう一人のボクは、この世に産まれておきながら、死にたいと願った僕に対して、どんな思いだったのだろう。
自分は産まれることすらできなかったのに、でも、生きることの素晴らしさを知っていて、僕に語りかけてくれている。
ボクの気持ちの解釈は、色々あると思います。私は、ボクは決して僕のことを罠にはめようとか、悪意を持っていたそぶりはなかったように感じました(結果的にはXXになってしまいましたが...)。きっとボクは、やさしいオバケなんですね。
二人が一緒に生きていくためには、ピースが1つ足りなくて、2つのパズルは同時には完成できない。
この場所で眠り続けることが、僕にとって良かったことなのでしょうか。
寂しがりやのボクは、これから一人で生きていけるのでしょうか。
ほろりとする作品、ありがとうございました。
マップ全体の雰囲気やBGM、イラストが統一感があってとても素敵でした。
謎解きをしながらパズルピースを集めていくものですが、
謎も難しすぎず、マップの大きさもとても丁度良かったと思います。
攻略についても公式サイトに詳しく載っているため、
クリアできないという事はまずないと思います。
攻略は見ずに30分ほどで1つ目のエンディングに辿り着くことができました。
屋敷で出会った「もう一人の自分」がいったい誰なのか、
散りばめられたヒントを元に考えながら進めていくのも楽しかったです。
しんみりとした雰囲気に浸れる、とても素敵なゲームでした。
ありがとうございます。
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