12時間かけてハードをクリアしたところ、レビューさせていただきます。
UI
独自の改良少ないものの、総じて使い易い部類、特にストレス溜まることはない。
加えて前作より自作のイラストを大量導入していて、概ね好評。
システム
は前作とは異なった成長機制になっていて、キャラの出来ることが限られてる一方、キャラの性格がより鮮明となっている。
が、前作より戦闘や成長自体は面白くない。
ザコ的は背後を取って、先手全体攻撃ぶっぱするだけ。ボスも大体自軍人数が限られていて、特に戦術取ることない(出来ない)。
終盤合流後は改善されるものの、ザコ相変わらず全体攻撃、ボスは三倍チャージ・ATK二段階バフ・弱点属性からの物理攻撃で足り得る。
と、やはり味が薄い。
あとパークでの挑戦も一回だけの内容。シナリオ上では仕方ないことだが、やはり手を抜いたと感じる。
ストーリー
正直言って、シナリオが売りだった前作より、今作には「失望」した。
中国ウェブ小説サイト「起点」でファンタジー作品を書く身として、まず違和感を感じたなのはストーリー自身。
前作やり終えておまけも見たから、今作やる前に、「ハッピー野郎を失った苦痛を耐えながら、この理不尽な世界に立ち向かう」と予想してる。
しかし実際蓋あげて見ると、なんと魔族や勇者の話にはほぼ触れず、全く関係のない「希望」が主題となっている。
一般人からすると、「絶望」に対極する「希望」をテーマにするのは何の問題もないが、私からすると、これ精々外伝みたいな物。
新概念を導入、一作してだけして使い捨て。
どちらかいうと、これは小説作者よく使う「ストーリー後半の展開に自信ない、とりあえず何等かのサイドストーリーで誤魔化す」手段に近い。
全体への不満の他、細部にも文句言わせたい。
特にメルシーへの好感は今作でなくなった。
ハッピー野郎の足跡を辿る、見聞を広めて精神の成長に繋がるのは最初の予想。
確かに、作中では何回も「ハッピー野郎に守られての世間知らず」と強調したが、成長が見当たらない。
少なくとも、「メルシー自身で得た成長」がない、寧ろプレイヤー側が見るに足らない方向へ悪化していく。
結局外力によって救われたが、今度はドヤ顔で他人に説教するようになった。
他には
「魔族どうでもいい、出来る分だけやる」とか(魔族と人間の関係は一連の悲劇の第一要因なのに)、
繰り返す「すれば後悔、しないのも後悔」的な問答(ビッグデータが効く今時でも100%正確にはならないから、自分のやったことに責任を持つで十分)、
二回も世界全体の危機発生したのに、魔族側全く動じない(まるで自分がこの世界の住人じゃない)、
魔王様はもはや統治能力に難ありではなく、魔族からすればただのテロリストに過ぎない(それでも魔王、魔族には輿論操作も出来ないのか)、
助けた人達が主人公相手だと、途端に態度が偉そうになり殴って来る(自害する勇気がないならオレがやってあげれば?)、
等々、
理不尽というより、ロジック上の問題が多発。
タイトルにも書いたように、前作が優秀な分、今作への期待は大、よってやり終えた後気が済まない。
かなり攻撃的かつキツイコメントをした自覚はあるので、不適切なら削除して大丈夫。
最後に、一小説作者としての感覚だと、
300年前の話は、まず「現時代のハッピーエンド」を確定してからやった方(つまりまずEP3出せ)が、全体的に共感しやすいだと思う。
なぜならこの方はプレイヤーからすれば「前人の努力は無駄ではなかった」で、「どう頑張っても所詮虚無」より遥かに受けやすい。
それでは、次作を期待している。
バトルはおもしろいです。
また、スキルツリーなども好みです。
ただ、脚本が。
まず先に、本作、前作ともにノベルゲームであってRPGと呼ぶには主体性を造り手にグリップされています。
「読む」がお好きな方には・・・一応おすすめしますが、
猊下、という単語、またほかにもこう、誤認してられる単語があり、ノイズになります。
また、
人間から「他者」が生まれる(絶望から絶望を背負った悪魔)、という前作に加えて
今作では「希望」からも「本人(っぽいの)」が生まれることで、
一人の人間が、何重にも生産されます。
はっきり言って、脚本が雑です。
また演出においても「何を劇的に描きたいのか」が、イベント多すぎで強弱がありません。
あまり見ない、「勇者だって生き物なのだ」という、生存や葛藤は読めますが
それがドラマティックであるかの演出・脚本とは言い難いかなと。
起伏のノイズになるcキーによる会話劇は
アレは二次でやってほしいな、と率直に思いました。
よくある「作り手の熱量と読み手の熱量」の違いです。
悪くない物語だと思います。
しかし、パート2も前作のなぞり返しで「ひっくり返り」がありません。
すごく、
すごく「ひっくり返せる脚本筋があったじゃんかっ!」とほぞを噛む気持ちです。
お若いのかしらん。
プロット始発ではなく、クライマックス始発の脚本、
「やってれば・・・おまえの気持ち、わかるよ」的な演出の削除・添削を
たぶん、お一人でなさってるのでしょうが
誰かスーパーバイズしてくれる方とやれれば
より良く、面白くなると思います。
メルシーを初めとした、それぞれの勇者ハッピーを見届ける事ができたので投稿。
前作をプレイしていたので、本作をふりーむ!で見かけた際、直ぐにDLしプレイしました。
メルシーが主人公ではありますが「絶望」と「希望」が入り混じる群像劇が繰り広げられ、先の読めない展開にハラハラしながら進めていました。
難易度ノーマルで攻略しましたが、スキルレベルで全体化する攻撃が強く、苦戦しても一部のボスくらいでした。
パートごとに操作キャラクターが切り替わる関係で、スキル振り分けや装備の割り当ては大事に思えます。
ハード以上の難易度はブレイブパークで鍛えまくると良いかもしれませんね…。
力が及ばずに助ける事が出来ず悔いたり、助ける事が出来てもその後が…。といった余りにも残酷な世界でメルシー達が見つけた「希望」を見届け、エンディングでは涙腺にくるものがありました。
個人的には前作の結末もあって、リゼル君の変化が凄く嬉しく、胸を打ちました。本当に良かったね…。
作者様の非常に読ませる文章と演出で、時間を忘れて楽しませてもらいました!
人はいつ別れが来るかわからないからこそ、身近な人の事をもっと知り、受け入れ、大切にしていきたいと思います。
素晴らしい完結編をありがとうございました!!
(300年前の勇者にスポットを当てた作品の完成も心待ちにしております。)
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