某サイト様の紹介からこちらのゲームをダウンロードさせていただきました。最高でした。とにかく面白かったです。
細かく言い始めるとほんとにきりがないのですが、ADVでこれだけのボリューム、これだけのわくわく感を味合わされたのが、とにかく信じられません。膨大なテキスト量であるのにダレない、止まらない、興奮とともに続きが読みたくなるというのが、文体の軽さ、演出、レファレンスや雑談といったシステム、これらの実にうまくかみ合わさった結実だと思います。某サイト様でもおっしゃられていたようなことですが、フリーゲームの一つの到達点を見た気分です。あと個人的には、レファレンスのパズル楽しかったです。
フリーゲームを楽しむ人すべてにお勧めしたい、物凄いゲームでした。
60~70時間消えることだけはご注意ください。

これはすごい。このレベルのゲームが無料なんて信じられない。
何かの手違いで製品版がふりーむに紛れ込んだのかと思った。
オカルトじみた殺人事件から始まり、
巻き込まれながら少しずつ背景が明らかになっていく。
意外な設定と全然読めなかった犯人。
夢中になってやっていたらプレイ時間は100時間になっていた。
この長い長ーい話を読みやすくする工夫もあって
一つの話を短く区切っているから休憩しやすい。
セリフとシルエットを色分けしていて今誰が喋っているか分かりやすい。
長いのに文章がうまくてスラスラ読めるし
何よりキャラが良い!
キャラに感情移入できたから長くても頑張れた。
ちなみに女ばっかりだからほぼギャルゲーだったりする。
これが無料なのは奇跡。
長編ノベルゲームが好きで残酷描写平気なら
絶対にやるべき。

ネタバレが多く投稿されているので敢えてそれをせずにレヴューしてみようという無謀な試みです。このボリュームと質に対してあまりに無謀なのですが。
本格的な文学作品、ホラー作品、SF作品を読んでみたい方におすすめの一品です。内容はみっしりぎゅーっとしているので、軽くサクサク読みたい系統の方には向いていませんが、ちょろっと読んでハマったら、ぜひともそのまま読み進めていってほしい作品です。ゲームというよりなんというかにじみ出てくる嫌な感情にハマっていくのが、なかなか心地よくムズムズしてくる。しかし嫌なはずのその感情が、終わってしまうと喪失感に囚われたりもしてしまう。この読了感バランスも素晴らしいです。
あえて問題を言うならば、紹介ページの情報の時点でかなり濃くて多いため、なんだか読みにくそうとっつきづらそうという初期状態を作ってしまっていることでしょうか。しかしこれらの注意書きあっての作品とも思えますし宣伝は大事尾ですし、こればかりは致し方ないかと感じました。
ともあれ良き作品に感謝です!私個人の中でもかなり好きな作品です!!

私のゴールデンウィークは死月妖花一色で終わりました。
フリーどころか商用でもこれほどのレベルには滅多に出会えないと思います。
クリアまでに時間かかるのでシナリオの展開も色々と変化していきますが、終始一貫してるのが
彼女たちの幸せな結末を見届ける
ことです。ゲーム開始時にプレイヤーに投げかけられる唯一の命題にして最後までブレないテーマ。
こんな言い方をしたので分かると思いますが、このゲームはメタいです。
主人公はあくまでもプレイヤー。
ストーリーを傍観するプレイヤーが主人公。
しかしただメタいだけじゃないんです。
このような世界観と本編シナリオ、ほかの要素が見事にマッチしてるんです。
システムとシナリオの調和が実にすごいなあと思いました。
幸せな結末を見届けた時、鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
もう一つこのゲームですごいと思ったのが、こんなに長いのにダレるシーンが皆無であること。
長いけどシナリオが非常に濃密。
どんどん話が面白くなっていってやめられない。
本当にやばいんですよ眠れなくて。
でもクリアしてしまうと、なんとも言えない喪失感。
クリアしてしまった…。記憶を消してもう一回やりたい。
ただ、シナリオは細かく区切られているのでやめ時はしっかり設けられています。
それでもやめられなかった…。
あとがきを読んで驚いたのが、作者さんが字を読むのが苦手ってことです。
文章力やシナリオ運びは超一級ですし、とても文字嫌いの人が書いたとは思えません。
でも逆にそういう人だからこそできた作品の気がします。
文字を並べるだけでなく、字が大きくて読みやすい、文字色で話者が一目瞭然、視覚的聴覚的演出が豊富、シナリオの進行が分かりやすいなど少しでも読みやすいような工夫が凝らされています。
願わくば、作者さんには短編でもいいからまた作っていただきたい…。
######以下、前回投稿分######
本当は全部クリアしてからレビューするつもりでしたが、あるイベントを見て我慢できなくなりフライングすることにしました(五編目をクリアした人なら意味がわかると思います)。
完成度が高くてシナリオの面白さがすごい点は色んな方がおっしゃる通りです。ただ、このゲームで1番すごいのは、とにかくプレイヤーを驚かせよう楽しませようという細やかな配慮が随所に見られることではないでしょうか。
事典のあの人とか、100%超えた時の赤とか、隠しリファレンスとか、案内人にセクハラして遊んだりとか。しかもこれだけのボリュームであの細かさ。それらは無理やり出してるわけじゃなくきちんと世界観に沿って演出されてます。だから案内人と一緒のはずなのに異様な孤独感と不安感があったり。
そして極め付けがあのイベント。吐きそうなくらいの絶望感とワクワク感を同時に味わいました。いろんな意味で衝撃で二、三分動けませんでした。
このゲームにはシステム的な親切設計が随所に見られます。最初のうちは便利だなー見やすいなーと思うだけでしたが、ただの親切設計じゃない巧妙に計算されたトラップですらあることが…。
あとこれはライブメーカー製らしいです。性能を極限まで引き出したというビッグマウスに偽りなし。分かる人ならすぐに分かると思います。
ちなみに現在の累計プレイ時間は51時間ですが、それでも全然飽きませんしこのボリュームに耐え得るほどの完成度とプレイヤーの心理理解がなければ不可能でしょう。正直5000円出してもいいくらいです。
追加ルートがこれからもあるようなので非常に嬉しいです。

先行配布版を2年前にプレイして、ずっと完成を待ってました!
先ほど100%までプレイしましたが、すごくボリュームがあって驚きました。最後の最後までやって、65時間でした(放置してる時間も少々ありましたが...)
ハッピーエンドになる結末にもようやくたどり着け、やっと落ち着けましたw
死月編も最初は超天才の知能犯による犯行?と思ってましたが、、、予想もつかない結末でした。
※※※※※※※※以下ネタバレを含みます※※※※※※※※
やっぱりこういう話で一卵性双生児が出てくる時って、こういう使われかたするよね~って思いました。
それが無く終わったらなんで双子だったの???ってなりますしね。
でもファルシフィカソを荷物から抜いた人は、栄一郎か?と思ってましたが、違うんですね。
鹿じゃないですよね...?誰だろう...気になって夜しか眠れません...。
最後まで読んで、伊勢警部補推しになりました!!!!!
どこでもよいので裏ルートでも没シナリオでも伊勢警部補の出番がまたあればぜひ読みたいです!!!!!!!
2年後も気になります!!!!

先行版で書いてあった解除方法を見事に失敗し
久しぶりだからいいかと、一からプレイ
まあでも、引き込まれますよね
週末2日の間に呪殺編をクリアしていました
以前のレビューでひぐらし+科学アドベンチャーなんて書きましたが
概ねその認識は変わらないです
一本道のルートごとに提示されるヒント
TIPSと同じ役割を果たすリファレンス
ただ、完全版になって、リファレンス部分の操作も増えて
ゲームとしてプレイしてる感は高くなりました
話者や、指示されている対象が色で直感的にわかるようになっていたりと
プレイヤーによく配慮されたインターフェイスも進化しています
適宜 影絵ではないグラフィックも差し込まれるようになって
雰囲気も高まりますね
五島の体型なんかは、色付きで見て具体的に理解できました
ストーリーもあらためて読むと、考えが少し変わるところがありました
たとえば桜の位置づけ
以前は、あくまで桜的な生体が科学的に関わるのだと思っていましたが
意思主体たりえるのかなとも思いました
彼女たちの血の中身にも、意識が行きましたね
犯人たちの行動は科学的エンハンスメントによるのでしょうが、謎の根幹はホラーなのかもという認識が強まりました
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明徴編 詫言編後 追記
公開が5月より早まってありがたいです
呪殺編であらわれた事件の動機や背景などが、この2編で明らかになります
事件の大枠自体は呪殺編で提示されている情報やリファレンスでわかっていたものの
語られていなかった登場人物の心境などが加わり
ストーリーとしても、呪殺編に至らない可能性が提示されるため新鮮味があり
楽しめました
異様な密接さから血縁関係は疑っていたのですが
親ではなく子の方だったのですね
犯人たちは幼少期より秘術とかかわっていたのだと思っていましたが、この点も外れました
結局、呪殺編の登場人物たちは、物語の幹ではなく枝葉にしかいないのだと理解できました
ここまで公開された3編で起きることは、まだSF:説明可能な範囲にいますね
リファレンスでまで煽ってくる不可解な現象もありましたが、そっくりさんがいるらしいのでその人なのでしょう
以前気にした血の中身も、リファレンスを読む限りではお薬効果の1つのようですが・・・
ただ、薬といった存在の根に、桜が意思主体として関与していないかは、未だ疑っているところです
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死月編後 追記
遂にやってきました 問題の荒田集落
閉鎖的な村 毎年起きる事件 謎の風土病 疑心暗鬼・・・
作者はひぐらしをやったことがなかったそうですが、すっごくひぐらしの香りがします
欲を言えば、荒田集落へのイントロがもう少しあった方が
ここで起きる事件の展開を楽しめたように思います
新村家についてはわかるのですが、村の人々への印象はないまま事件に至ると
やはり、あくまで異物との戦いといった感じ方をしてしまいました
ストーリーとしては、桜がどう事件に関わっているかという物語の核心に迫ってきています
かねてから疑っていましたが、やはり意思主体としての桜は存在するのでしょう
それが時に大事な人としての声を装うならば、複数の自然人が意図せずに共通の目的を持つことも
あるいは、声の主体をかばうこともありえます
死者が蘇る描写は、間違いなく死者と言える人間があらわれました
周囲の状況からも、ただの変装などはありえず、幻覚作用の方がしっくりきます
案内人の正体も あの陰キャな感じや、特定の人物の心情に好意的なところから
あたりはつけていたのですが
そろそろ確信をもって「姉」だと思うようになりました
ただ、その謎に迫ることを、様々な人間からやめるように言われます
死月編は、ちゃんと事件時の登場人物が亡くならない展開を用意している
それで満足せよ と
ここから、更なる謎に迫ること それをどう演出するのか
楽しみにいます

先行版でDLし、明徴編終了しました。次の章が開くのは1/5・・・。実に待ち遠しいです。
作者のさつきさんはすでに妄想少女で一定の評価を得ている作者さんですが、今回のボリューミーな内容も、飽きさせず読ませてくれる実に骨太な作者さんだと思いました。今回は、リファレンスにも多少のゲーム性があり、その点も実に楽しかったです。ただ、ポイント制導入は良かったのですが、明徴編最後までやったのに(雑談も込みで)ポイントが足りないのは、仕様なのか、それとも1/5までに呪殺編をやれと言う事なのか・・・(まあ、やるつもりなのですが。ストーリー変更もあったそうなので)
ゲームでもストーリーが欲しいという方には、是非お勧めします。

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