EDクリアしたあとに出てくるタイトルの味わいがお話ごとに違く感じてよかったです！
ED名はそのセンスに脱帽です。端的に表した良い言葉を使っていて、終わるたびになるほどなとしか口から出ませんでした！
修道女、紳士、たまに牧師と一般人が立ち位置を変えて織りなすお話に魅了され続けた時間でした
一番好きなルートは悲恋ルートですかね！！！！ふたりが本当に表情豊かで愛おしくて…スチルも素敵です！！

異種族同士の理解のできない隔たりというか生き方のぶつかりあいが描かれていてエモかったです…特にごはんのシーンとか吸血鬼と人間の生態は違うのだとはっきり突きつけられていると感じ、終わりの深みが増していました。
あなたは同種ではないので完全には理解できないが愛があれば寄り添っていけるかもしれないという優しいメッセージ性があったこと、本当に感謝します。
文章力が足らず、この作品の魅力を伝えきれないこと本当に心苦しく思います…あとネタバレしないようにというの難しい…

素敵なノベルゲームをありがとうございました！！

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ネタばれ有ります。

















最近の吸血鬼モノって「血を吸うだけ」で
後は人間と全く同じばっかりだ！
何の為の吸血鬼設定だよ！
只の設定だけじゃんかよ！
もっと本格的な吸血鬼が見たいんだよ！
そんなご不満をお持ちのお方。
是非「吸血鬼と晩餐を」をおすすめします。

ルートによって其々の立ち位置がガラッと変わるのは
勿論凄い！のですが、徹頭徹尾貫かれているのは
「吸血鬼は人と同じ姿をしているが、結局の所化け物である」
という点。此処がとても好みでした……！
一番最後のコメディルートを除けば
全て吸血鬼は吸血鬼で有って解り合えたように思えても
結局、失意の中、其の痛みを血に紛らわせて溺れてしまう……
という辺りが、とても良かった……。

勿論、解り合おうと努力するルートも有るのですが
其処でも「化け物である」という事実は
付いて回ります。そうでなければ為らないのです。
心根が清らかで有り、害が無い様に見えても
「血を吸う化け物」で有る事に変わりは無いのですから。
其処を誤魔化さずにきちんと書いて有って、胸が空く思いでした…。

昔ながらの「属性」では無い「ホラーとしての吸血鬼」を求めている方！
プレイして損は有りませんよ！

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