ぽぽろん

SRPG好きならば死ぬ前に一度はプレイしておきたい超大作

魔法少女でおなじみ、TSさんの作品をミックスしたSRPGでございます。
ファンディスク的位置付けとあるとおり各ゲームのキャラが登場するわけですが、全作品をプレイしていないとわからないかというとそういうわけではありませんのでご安心を。わからなければわからないなりに楽しめるよう配慮されています。

ただ、物語の主軸となる(あるいは、主となるパートが多い)のは魔法少女メンバーなので、魔法少女だけは予めプレイしておいた方が良いでしょう。実際、私も魔法少女(新旧)のみプレイ済という状態でしたが「魔法少女陣営から見た闇鍋」という楽しみ方が出来たので、何も問題はありませんでした。
魔法少女は新旧ありますが、どちらでもOKです。本作と同じくSRPGツクール95製である旧版の方が闇鍋に入る際に楽かな?とは思いますけれども。

ステージ数は数え方によりますが前後編合わせておよそ100、プレイ時間は100時間ぐらいかと思います。ただしこれは超縛りプレイをした場合であり、普通にプレイした場合は半分ぐらいの時間でクリア出来るような気がします。多分。

ゲームの難易度はどうでしょう…プレイヤーの熟練度で変わってくるので抽象的な表現で申し訳ありませんが、恐らくは「一般的には結構難しい」という部類かと。SRPG初心者は大苦戦、そこそこの方はほどよく、熟練者はサクサク…といった感じで。
私は「戦闘不能禁止」「敵全滅」「ショップ利用禁止(※1)」「アイテム使用禁止」「ゲスト装備全剥ぎ」「回避/会心/ミス禁止」「意図的アイテム増殖/幽霊キャラ等の不正禁止」「LvUP時吟味禁止(※2)」という条件でプレイしましたが、なかなか難しゅうございました。(一部例外あり、詳細については後述します)
※1:番外編へ進むためのイベントアイテムの購入のみ許可
※2:本作は固定成長ですが、後編の一部装備品には成長率補正があるため吟味できます

本作は上述のとおり100ステージという長丁場ですが、ステージの構造やギミックなどが大変素晴らしい出来であるため、最後まで息切れすることなく走り続けることができます。
また、レベルの上限が低いという作成ツールの制約があるため、成長する楽しさを味わうだとか、圧倒的なステータスで殴り倒す爽快感を味わうといったことはできませんが、その分だけ手持ちの戦力を何とかやり繰りして攻略する楽しさを味わうことができます。これは上手にバランス調整が行われているからこそであり、TSさんが培ってきたSRPGのバランス感覚が存分に発揮されていることの証左でしょう。

ゲームの内容もさることながら、やはりTSさんといえば触sy…魅力的なキャラグラフィックですね。カッコいいキャラ、可愛いキャラ、触sy…様々なモンスターを眺めているだけでも楽しめます。自軍キャラは何人ぐらいいるのだろうか…ゲストや途中離脱のキャラもいるので正確な数はわかりませんが、多分50人以上はいると思うので、きっとお気に入りのキャラが見つかることでしょう。

そして最大の特徴は何と言っても物語のクオリティと、それを支える圧倒的なテキスト量ですね。恐らくちょっとしたノベルゲームぐらいのテキスト量なので、そちらの面でも満足度の高い作品となっております。

さて、上で少し触れましたが本作はSRPGツクール95製です。
このツールには幾らかクセがあり、プレイするうえで幾つか知っておいた方が良いことがありますので、それを列挙しようと思います。ツールの話であって本作特有の話ではないのでアレですが。

1.ゲームを起動したらまず「F4」
ゲーム起動時にフルスクリーンモードになるという仕様があります。本作のアスペクト比は4対3であり、昨今のモニターは基本的に16対9であるため画面が歪んでしまいます。まずはキーボードの「F4」を押してウィンドウモードにしましょう。(起動毎に必要)
ウィンドウが小さいぞ!という方はツールで拡大しましょう。ただし、見た目だけが拡大されてマウスイベントを拾わないタイプのツールだとプレイできないのでご注意を。

2.マウス操作のみ
キーボード操作には対応していません。多分。
私は絶対マウス使いたくないマンなので、ツールでゲームパッドにマウス操作を割り当ててプレイしました。これがなかなか快適でして、もう戻れない。

3.ダメージ計算は自力
ダメージ予想や命中率、回避率、会心率は表示されませんので、自力で計算してください。
基本的にはダメージ以外はあまり意識する必要はありませんし、会心率についてはマスクデータが関係してくるので計算不能だったりするため、ダメージ計算式のみ記載します。

ステ:攻撃力25、敵防御15
属性:弱点属性の場合は攻撃力1.5倍、耐性属性の場合は攻撃力0.8倍、相殺アリ

A.攻撃側が物理属性、防御側が無属性の場合→25 - 15 = 10ダメージ
B.攻撃側が物理属性、防御側が物理弱点の場合→25 * 1.5 - 15 = 22ダメージ
C.攻撃側が物理属性、防御側が物理耐性装備の場合→25 * 0.8 - 15 = 5ダメージ
D.攻撃側が物理属性、防御側が物理弱点で物理耐性装備の場合→25 - 15 = 10ダメージ

後半の敵は基本的に耐性防具を装備しているため、頑張って計算しましょう。

4.セーブデータは自力管理
セーブデータの表示が「データ1」「データ2」といった具合にナンバーのみであるため、どんな状況でセーブしたデータであるのかが全くわかりません。このため、キャンプ画面でセーブを行った際には必ずデータをコピーしてステージ毎に保存しておき、不慮の事故を防ぎましょう。最初からやり直しは泣いちゃいますからね。
ステージ中のセーブデータはお好みで…失っても傷は浅いですし。

最後に、上級者向け地獄ガイドをば。前述の縛りでの難しさを評価しています。
普通にプレイしても大変面白い作品ですが、腕に自信のある方は縛りプレイに挑戦してみるのも一興かと。もっとキツく?いやいや…私にはとても。
なお、算数により不可能であることが瞭然なステージは除外していますので、記載していないステージ全てを攻略可能というわけではありません。(該当ステージは確か6つ程度だったと思いますが)

・12話:ちょっと難しい
完全縛りで全滅可能。なかなかの難所ではありますが、まだ小手調べといったところ。

・19話(後半戦):超難しい
完全縛りは不可能。アイテム解禁 or 戦闘不能解禁(イベントの都合)のどちらかが必要です。
ただし、戦闘不能解禁でも本作で最も難しいステージであり、攻略可能パターンは恐らく2つ(1つは未確認のため推測ですが)しか存在しないうえ、どちらのパターンだとしても1手ミスすれば達成不能であり、(うろ覚えですが)50以上の手数を完全に読みきらなければ達成できないというスーパー詰め将棋です。脳みそが温まりますね。
アイテム解禁の場合はかなり簡単になってしまうため、縛りプレイとは呼べないかも。なお、ゲストの武器はなぜか剥げません。

・35話後編:何とも言えない
完全縛りは不可能。でもアイテムは解禁せずに倒せます。

・45話転編:何とも言えない
完全縛りで全滅可能ですが、敵AIの穴を突いた裏技必須です。縛りには抵触しないものの、正攻法ではないため「可能」と言い切ってよいか微妙です。
あなたならば、裏技無しでいけるのかも…私には無理でした。

・46話中編:かなり難しい
完全縛りで全滅可能。19話とはタイプが違うのでアレですが、本作で2番目かと。

・47話後編:難しい
完全縛りで全滅可能。恐らく3番目に難しいかと。

ツールの性能の違いが、面白さの決定的差ではないということを改めて思い知らされた素晴らしいゲームでした。
大変おいしゅうございました。触手も。

12345
No.52190 - 2020-04-17 04:14:45
KY

とても面白かった。

心残りなのは、完結編のクリアデータを使っての最初からプレイが出来ないことでしょうか。
前編のデータ引き継いでの完結編プレイが出来るのだから、その逆も出来るのかと思ってやってみると、バグがひどくてできませんでしたw

12345
No.49787 - 2019-10-24 14:56:16
うまごや

ファンにはたまらない

このゲームはTSさんの作品である「えるまに」「OtoZ」「昴の騎士」「魔法少女」「餓猫伝」のキャラクター達が一堂に会する、まさに"闇鍋"な作品です。キャラクター設定はこれらに準拠するため、前述のゲームをプレイしておくことが好ましいと思います。

内容はツクール95によるSRPGです。戦闘のバランスは簡単すぎず難しすぎず、ちょうど良い感じです。道具をしっかり使えばグッと楽になります。
ツールが古く、待ち時間が長い等の指摘が以前からされていますが、今回は敵の行動設定や援軍による第二波などが工夫され、以前より敵の行動待ち時間が短く済んでいる気がします(無論、何度も攻撃されると長いですが)。

そして最大の魅力は、重厚なストーリーと、作品の枠を超えたキャラクター達の掛け合いです。これだけたくさんのキャラクターを、それぞれの味が出るよう配置するのは大変なことですが、見事にまとめきっています。

闇鍋企画という以上、TSさんの作品を知らなければとっつけないという面はあるのですが、非常に完成度が高い内容でした。ファン垂涎の作品です。

12345
No.27673 - 2016-01-25 17:05:19
yuki

楽しかったです

まずこの作品は、この作者様の作った今までのゲームのファンディスク的要素があるので、この作品をやる前に「OtoZ」「昴の騎士」
「魔法少女」あたりは先にプレイしたほうがいいかもしれないです。

 この作品についてですが、

  「絵が綺麗」
  「キャラクター同士の掛け合いがおもしろい」

 この二つが最大の魅力だと思います。

 前編40話(しかも前後編に分かれた話もあるので実際もっと長いかも)という長編ゲームになっていますが、魅力あるキャラクターが多く、会話のテンポが良いので、文章がすらすら読める。そのため、私は全く苦にならずとても楽しい時間が過ごせました。

 とても楽しめる作品なので、プレイしてみる価値は十分にあると思います。


12345
No.19368 - 2014-05-31 10:49:12
  • 1


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