永遠の牢獄

公主

死の運命から逃れられるのか 乙女向け運命分岐恋愛ADV

眼鏡侍

貴女と一つになれるなら……

公主様の制作された、運命分岐乙女恋愛ADV、“永遠の牢獄”の感想を書かせて頂きますね。

本作は異質者である主人公が、謎の占い師に出会い、死の運命を言い渡されてしまうと云うストーリー。
専門的な用語が若干多い物の、話としては簡潔な内容となっていて、分かり易いのは良い所だと思われます。
魔法を使う精霊術師が数名登場する事もあり、バトル要素も多めとなっている所が特徴でしょうか。
運命分岐と云うキーワードなだけに、選択肢の数も多いと思われます。

本作は女性主人公の視点で男性キャラを攻略して行くと云う、所謂乙女ゲーである事は間違いないのですが、実はそれだけではないんですよね。
そうです、「非常に強い百合要素が有る」んですよ(笑)。
本当これは見所ですわ。
主人公の侍女であるアスティがその同性愛者の百合女性なのですが、本作の中でもかなり重要なポジションであり、男性キャラを攻略出来なかったエンディングだけに止まらず、男性キャラを攻略した際のエンディングですら大きな見せ場があるのです。
ここまで来ると、単純な乙女ゲーだけであるとは言えず、百合要素を多分に含んだ乙女ゲーだと言って良いレベルだと思います。

折角なので男性キャラについても語っておきますが、序盤に主人公を殺しに来る強力な精霊術師ヴェローナは、第一印象は最悪だとしか言いようがありませんが、完全なるツンデレ男性、即ちおらにゃんなんですよね。
プレイを続けて行く内に彼の優しさが何となく伝わって来て、ラストの彼からの告白を聞けば、きっと多くの女性はイチコロ……だと思いますね(笑)。
後はもう一名攻略可能な男性キャラがいますが、こちらの方は最初は大人しい純粋そうな男子だと思っていたのですが、意外にも積極的なタイプで、ヴェローナよりもよっぽども女性の扱いに長けている印象を受けましたね。
雰囲気的には紳士な感じがするので、女性受けは凄く良さそうだと思いますが、個人的には不器用なヴェローナがデレ期に入った辺りの方が、何か可愛らしいと思っちゃいましたね。

しかし、アスティの存在感は半端じゃないですね。
一見誰よりもまともそうに見えて、段々と予兆が見えて壊れ始め、ヤンデレ同性愛者の裏の顔を見せ始めて大暴れ、最後には悲痛な過去を背負っていた事を明かし、心から愛する女性の傍で永遠の眠りに就くとか、確かに行って来た事は決して許される事ではなかったと思いますが、彼女が今以上に救われるような運命はなかったのかなぁと、胸が切なくなって来てしまう訳です。
彼女が主人公と一緒に幸せに生きて行く事が出来るエンドはなかったのかと。
まあ、それがないからこそ、報われないですが、アスティED等により感動を覚える事が出来たのかも知れないのですがね。
主人公だって本当はアスティの事をきっと大好きだっただけに、アスティの一方的な想いだけではなく、主人公からの彼女への強い想いも、もっと見てみたかったような気がします。

男性キャラ攻略のエンディングは大団円、それ以外は全てバッドエンドなのかも知れませんが、どれも味があって良いエンディングでした。
フルではありませんがボイス付きで、CGや立ち絵の種類が豊富なのも魅力ですね。
クリア後のおまけも実に充実していて、数時間は楽しむ事が出来る作品です。
声優さんのフリートークとか、結構面白くて聴き入っちゃいました。
個人的にはウサンタと袋パンダのグラフィックとボイスが可愛らしくて、あの謎のマスコットっぽい動物達がもっと活躍する所を見てみたいですかね。

様々な愛の形を描いた本作、女性だけでなく、男性にもお勧めの一作です。
是非ともプレイしてみて下さい。

それでは、これにて失礼致します。

12345
No.19313 - 2014-05-25 15:32:13
DeepCorner

優しくも身近に迫る死の前兆

全滅だったりツンデレだったりヤンデレだったりのマルチエンディング制、短編会話ノベルに該当。

現代もの猟奇バトルラブストーリーといった趣旨の内容(?)だが、ゲーム開始直後から会話に特有名詞が多い上に、その後もとんとん拍子で話が急展開する故に、(特に初回プレイ時では)事の把握がいまいち分かり難い印象。
ときおり入るボイスは棒読み気味かつ話の重さとは不釣合いな位に軽い声質な故に、申し訳ないが存在自身が蛇足なように思える。
キャラ絵に関しては個性はあるもののあまり繊細といえる絵柄ではないが、シーンによってキャラの服装が違うなど、地味に細かい書き込みがされているあたりが素敵である。
エンディングコンプの為のヒントが搭載され、便利な朗読早送りがあり繰り返しプレイの苦痛が大幅に和らげるのと、おまけがそれなりに多く用意されている点は良点であろうか。

正直なところ、「早足描写で重大事が淡々と進行しあまり感情移入できなかった」というのが私の感想だが、逆にいえばぐだぐだ感が皆無でさくっと終われる小気味良さを持っている作品ともいえる。
現状では話の尺の短さがどうしても目に付いてしまうが、描写次第ではなかなか興味深い作品となる素質を持っているように思える。 (Vol.69)

12345
No.13003 - 2011-10-13 07:04:31
  • 1


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