かなりの力作。ぜひプレイすべき。
*以下のレビューはver.124、戦闘難易度Normalでのプレイです。
ストーリー面
最初こそ少しとっときにくいかなと感じたものの、キャラの心理描写や世界観の描写が丁寧で、すんなりとストーリーに入り込めた。
少し複雑な部分はあるものの、月の王女を倒すという大目標は終始変わらないので、ストーリーの理解もしやすかった。
登場人物のキャラ付けもしっかりしていて、仲間同士の会話も楽しめた。
それになにより背景の描写にかなり力が入っていて、この作品の世界観にどっぷりつかることが出来た。
幻想的で美しく、旅情感も満載で、素晴らしいと言うほかない。
戦闘面
デフォルトだとがややゆっくりめだが、shiftキーで高速化すればまずまずのテンポ。
戦闘難易度はやや易しめで、さらに低難易度のDramaモードもあるので、RPGが苦手な人でも問題なくクリアできるだろう。
難易度は易しめだが、戦闘面のシステムが良く練られていたので退屈せず楽しめた。
オーバードライブシステムは一言で言うと必殺技システムだが、シェアドライブというシステムで上手く差別化されていた。
通常のオーバードライブの他に、敵味方の行動が一定回数積み重なることでオーバードライブが発生するというもので、
これをいかに敵に使わせないようにするか考えるのが面白かった。
ヘイトシステムも誰にヘイトが向かっているのか視覚的に確認できるので理解しやすく、
戦闘初期のヘイト値を上下できるパッシブもあるのでコントロールしやすく面白かった。
戦闘難易度はそこまで厳しくないのでヘイトを気にせずともなんとかなってしまうという部分もあるが、
盾役を1人作ることで他3人の装備スキルの自由度が上がるので、より戦闘を楽しめると思う。
欠点を挙げるとすればUIか。
コマンド選択の際、今誰のコマンドを入力しているのかがいまいちわかりづらく、
たびたび魔法欄を開いて確認するはめになった。
キャラが前に飛び出るだけではなく、頭上にアイコンなども表示してほしいところ。
また、ステータス異常や補助効果を表すアイコンもいまいち直観的ではなく、序盤は少し困惑した。
慣れてくればこれがフィジカルアップでこれがリジェネなのねとわかってくるが、初見だとわかりづらい。
ヘルプなどで補足してもらえるとありがたかった。
システム面
ダンジョン内はボードゲームのようなマス目にそってコマを移動させていく方式。
敵とのエンカマスやアイテムマスなどが見えているので、計画を立ててじっくり攻略できたのはよかった。
ただ、序盤に全滅確定の強敵が徘徊していたり、触れるとダメージをうけるギミックを配置したりするのはできればやめてほしかった。
キャラクターにレベルの概念はなく、パッシブスキルの習得や武器・魔石・アクセサリーの更新で強くなっていくシステム。
簡潔でわかりやすい点はいいのだが、少し味気なくも感じた。
パッシブスキルの種類や、使える魔法の種類がもう少し多ければより楽しめたかも。
プレイ時間はクリア後のおまけ要素も含めて15時間ほど。ストーリーも戦闘も面白く、一気にクリアしてしまった。
バグ
パーティースキル「ドライブチャージ」の効果で並び順1番目のキャラのドライブゲージがちょうどMAXになった際、
次のターンのコマンド入力でオーバードライブのコマンドを選択できない。
この状態から一度キャンセルボタンを押せば通常通りオーバードライブを選択できるようになるので、大したバグではないのだが、一応報告。
凄まじい完成度
既に述べられている戦闘やフィールドについてだけは回復が遅かったり技そのものがとっつきにくく効果がいまいちだったりとありますが、それ以外では全ての面で最高峰の一作になるかと思います。上記のシステム面も致命的と言うほどでもない上に難易度設定も可能ですので、のほほんと戦っていてもクリアできるバランスの良さも備えています。RPGが好きな方や物語が好きな方、百合が好きな方にも遊んで欲しいなぁと感じた作品でした。更に、既に公開中の前作がスピンオフらしく、ボリュームが凄まじいのも魅力です。グラフィックもキレイで可愛く、一枚絵も挿し込まれるその都度で魅力が高く、圧倒される。
クリアしてからオープニングを見てみると、色々と感じるものがあるのもまた良い点です。シナリオも世界観もグラフィックも何から何まで良い点ばかりですので、少しでも気になった方は遊んで損はないでしょう。
個人的には、今まで遊んだ中で、芥花、廃都物語、ぶきあつめ等、シェアで売り出されていても違和感のないレベルという位置づけの作品に勝るとも劣らない質でした。良いお時間をありがとうございました!マリナさんが最高に良かった…
ゲームとして90点世界観で5000兆点
ネタバレを含みます。
百合....世界観.....エンディングで告げられる真実....全部すき....(語彙力が喪失する音)
キャラ全員かわいい....温泉.....すき.....
でもゲームとして遊びづらい箇所もいくつかありましたので書かせていただきます
・ウラノスの胎内でジャンプするところ
何の説明もなしにメーターが出てもどのぐらいの強さで飛べばいいか全くわからないです。
・ルナ救出戦
ルナちゃんのシェアドライブで回復できることがわからないと詰まる気がします。
ヴィジョンでODタイプ見えないですし、OD発動すると対象がランダムでルナちゃんのHPごっそり持って行ったりしますし。
・最終ダンジョン
基本的にたたかう連打になる状況で状態異常連打されたりHPが6桁あったりするとすごく退屈な戦闘になっちゃいました。
FF8にも同じようなシステムのラストダンジョンがあり、そこを参考にされたのかもしれませんが、もう少し敵の手下のHPを減らすとかアイテムだけは使えるとかすると戦略があって楽しかったと思います
以上です。
本当にストーリーめっちゃ好きですしよく考えたらドラマモードあるから問題ない気もしたんですけど、やっぱりルナ救出戦だけは面倒かなって思いました。まる。
とりあえず
まだ2時間ほどしかプレイしてませんがとりあえず
天の川のトレント君が回復しすぎて死にません。1時間も戦闘を強いられました。
回復技の使用限度をきめるなどの対策が欲しいです。
それ以外の部分は今のところかなり良いです。特にキャラクターがみんな魅力的なので早く3人目以降の仲間に会いたいです。
童話のような美しい作品
かなり綺麗な世界観とグラフィックに惹かれてプレイしました。
絵画のようなマップデザインやグラフィック、キャラチップなどからこの世界にどっぷりはまれるようなところが素晴らしく、キャラクターもそれぞれ個性があって良かったです!
ストーリーもほのぼのした要素もあり、迫力のある部分もあったので、良く融合されたドラマチックな内容が素敵でした!
戦闘システムは、攻撃によって溜まっていくこのゲージを貯めていくことで大技が発動するようになっております。
またアイテムの所持数も制限があり、計画的にやっていく必要がありますので難易度もそこそこ高いのではないかと感じます。
演出にもかなりこだわりがあるようにも思え、RPGとは思えないこの作品はぜひともプレイしてほしいと思います!
逆にお金を取ってほしいフリーゲーム
※ネタバレ含む
サブクエストやクリア後要素も含め17時間ほどで完全クリアしました。
デザイン、ゲームシステム、ストーリー……何もかも重厚で大満足です。
夢中になって最後まで遊びつくすことができました。
●スクショからもわかる通りアートワークが印象的です。
背景の美麗さももちろんですが、BGMとSEといったゲームならではの演出がふんだんに使われていて、
幻想的な世界を散歩しているかのような気分でした。
個人的には四季の星が好き。
●ビジュアル面もさることながら、ゲームシステムも非常に練られてて敵とのバトルが熱かったです。
覚えることは多いのですが、慣れるてくるころには駆け引きを楽しむことができます。
シェアオーバードライブを相手に取られないように、
速度補正がかかる技で行動順を調整する等、なかなかやり応えがあります。
装備によるカスタマイズも豊富で、終盤では
フィジカルをあげまくってジャスミンのODで超火力を実現させたり、
マリナで韋駄天を装備させてインビジブルムーンを撃ったり、
やりたい放題やってました。
●本筋のストーリーはシリアスですが、
メインキャラの掛け合いが楽しく、
そこまで重苦しいと感じたことはなかったです。
硬派ながらも、節々にあったパロディや小ネタには笑わせていただきました。
マリナがその身の丈以上にしょい込みすぎて、僕自身、
サツキと同じ心情になったことは何度かありました。
だからこそ、終盤の展開にはグッときましたね……
ドラマモードもあるのでストーリーや独特の世界観を堪能したい方にはもちろん、
しっかりとやり応えのあるRPGをやりたい方にもオススメできる作品だと思います。
素晴らしいゲームをありがとうございました。
素敵な星々の世界
クリアしました。
まずは素敵なストーリー、世界観をありがとうございます。キャラは皆可愛くて、あまり意地の悪いキャラがいないのが良かったです。マリナちゃんとサツキちゃんの関係が本当に胸を打ちました。
ダンジョンの探索も飽きがこないシステムで、一気にやり通すことができました。戦闘は…結局最後まで理解できない部分がありましたが、ごり押しでいっちゃいました。後で仲間になるキャラは使ってあげられませんでしたが、やりこみ要素とかでは重要になるのかもしれません。おまけ要素も豊富なので、今度はそちらをやってみたいと思います。
クリアしました。Var:1.15
プレイ時間30時間ほどでクリアしました。(クリア後のコンテンツも含めて)
手書きのマップは作り込みが非常に凄く、完成度が高かったと思います。
また、世界観に曲が合っていてよりいっそう引き立てていると思いました。
戦闘の難易度は常にノーマルで、少し物足りなさを感じました。
システムもそこまで複雑、ということはなかったです。
シェアオーバードライブは良かったと思います。
あまり魔法は使わず、通常攻撃でぼこぼこなぐる、といった感じで敵に勝ててしまうのが残念でした。
xがクリティカル攻撃だというのに気付いたのは大分後半でした(笑)
ヘイト管理やフィールドエーテルといった要素はあまり気にしなくても良い、といった印象を受けました。
キャラクターはどの女の子も可愛いと思います。
一番のお気に入りはカグヤでした。戦闘でも頼りになるので。時点はジャスミン。
とにかくクオリティの高いゲームだと思いますので、是非ともプレイしてみることをお勧めします。
良質な雰囲気&システム
クリアしました。
演出の巧みさ、世界観の構築、システム面は本当にすばらしいです。フリーゲームの枠を超えていると言っていいでしょう。
特徴的なバトルも、初見では情報量の多さもあり分かりづらいものの(チュートリアルが分かりづらく序盤で投げてしまう人もいるかもしれないが)、中盤くらいになると慣れます。
特にシェアオーバードライブのシステムは面白かったです。
他方で、ある程度慣れてくると大体同じ倒し方でOKになってしまうので、システムが生かしきれてない感はありました。
個人的に残念だったのはストーリーとキャラ設定です。
ストーリーは悪くはないのですが、クリア後の余韻はあまりなく、思った以上にあっさりした感じでした。
全体的にキャラの掘り下げが薄く、また世界観が壮大で素晴らしいのに対し、ストーリーや展開が単調だったことが原因かと思います。
キャラについては、メインキャラのはずなのに、後で仲間になる2人の印象が薄すぎて残念。あと、ガチな同性愛キャラがいるので、苦手な人は苦手かもしれません。女の子ばかりで仲良しごっこが目立ち、物語の壮大さという点が欠けてしまったのかなと思います。
ストーリーは会話文がメインでしたが、普通使わない文語的な表現、漢字が使われていたのも気になりました。
プレイ中にさほど気にならなかったのは、結局のところ演出と雰囲気に流されていたのかなと(それはそれで世界観にハマっていたと言えるかもしれませんが)。
残念な点として挙げたのは個人的な感想であり、RPGとして(特にシステム面)は素晴らしいゲームであることは間違いないかと。
それゆえに、雰囲気で止まってしまった部分があったのは惜しいと思いました。
イマイチ
前作が戦闘中どころかフィールド移動すら爽快な動作とバトルテンポだっただけに今回もそれに期待しているとイマイチう~~んな感覚になる。
システム面で頑張りすぎて他が疎かになって非常にもったいない。素材はピカイチ秀逸なのに操作性や爽快感が一切なく、またRPGにおける「ステータス成長の楽しみ」が実感しづらい。
スキル習得に伴うレベルアップというのは他のゲームでもあるが、その肝心のスキルが初期の4つに一切魅力がなく、敵も味方もカウンターゲー。正直経験値制度や戦闘で使用したステータスがちょっとずつ上がっていく方式のが断然快感だった。パワー型とかガード型とかプレイヤーに選ばせるくせにスキルに特定のステ集中強化系が無いのはなぜなのか・・結局みな似たような戦法になっただろう。
また専門用語はともかくバトルシステムも独自のモノが多すぎてクリアした今でも共有ゲージで技出すのがなんでコイツになるのかとか色々理解出来ない部分が多い。繰り返し説明やチュートリアルマップがあるならともかく1回説明でオリジナルシステムなら作中で見れる用語図鑑は作るべきだと思う。その肝心の説明も非常に見辛いどころか全然足りない。Xによるクリティカルとかのシステム面もだがそもそもフラグメントってなんぞや?と多くの説明が足りない。
総じて「もったいない」だった。
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