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黄昏の白い靴
イタリア、フィレンツェを舞台に、しがない30歳の靴磨き屋が語る純愛サウンドノベル
花の都、フィレンツェ――。
仕事に未来を見出せず、日々を無為に送っていた俺は、ある日白いワンピースを着た貴婦人と出会った。
「白い靴を磨いてもらえないかしら」
その言葉に俺は失笑し、無理である事を伝えると彼女はやわらかく笑って去っていった。
……夜、酒場でワインを飲みながら今日の話をマスターに聞かせていると、彼は言葉を詰まらせ、真面目な顔をして言った。
「伝説の靴磨き屋は、白い靴を磨きました」
俺は驚いていると、カウンターの隅で黙っていた老人が遠い目をして、昔話を始めた。
「そう、あれは30歳の時だったから、今から丁度30年前になる……」老人は昔の記憶を、昨日のことのように鮮明に語り出した。
30年前に出会った女性との話を。
白い靴を磨いた話を。
そして、白い女性を、愛した話を。
[File name] | tasogare.lzh |
---|---|
[Current Version] | 1.0 |
[Size] | 49,406 KByte |
[Runtime] | |
[OS] | Win 95/98/NT/2000/ME/XP |
[Characteristics] | |
[Content Rating] | EVERYONE |
[Registered] | 2007-04-17 |
[File Updated] | 2007-04-17 |
[Updated] | 2007-04-17 |
Reviews of this freegame
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蒼龍 2017-02-25 00:12:07
※ネタバレあり
とある靴磨き職人の爺さんの思い出話。文章比喩は巧みで綺麗で細やか。舞台のフィレンツェの描写もとても細やかで、中盤の観光の辺りは実際に案内されてるかのような詳細の書き込みぶ...(More)