種族は違えど友達になるのに壁はない、短編RPGに該当。
ゲーム前半は戦闘率が高め、後半は謎解き率高めな内容だが、両者共にさっぱりと短いので、(謎解きなどに詰まらなければ)クリアまでの道のりは長くないと思われる。
戦闘や謎解きの難易度に関してはさほどおかしくはないものの、次はどこにいけばいいのかという目星に乏しく、「これといった情報もなしに前戻りしなければ先へ進むフラグが立たない」という状況多数なのは不親切だった様に思える。
また、意味もなくむやみやたらに触れただけで即ゲームオーバーになる地点が多めに配置されているのは単に進行の邪魔なだけにしか思えなかったが、セーブはいつでも可能なのでストレスという程の問題でもない。
ストーリー面に関して、最初の内は下ネタ率多めのキャラ達のゆる~いやり取り中心のノリではあるが、相方の仲間がパーティに入り魔族界に突入するあたりからややシリアス化し、ラスト付近はちょっぴり切ない展開を迎える模様。
ラスボス戦付近イベントからエンディングまでの締め方は上手く、「何故魔王は執拗に○○○を排除したがるのか」などの理由付けが(多少の手短感はあるものの)綺麗に明かされるのが見事というべきか。
前作との設定上の繋がりが若干量あり、前作のプレイヤーにとってはピンとくるイベントに遭遇できるだろうし、未プレイヤーでも特に前知識がなくとも話に入り込める配慮はなされている。
ゲームとしてはさほどやり込める要素はなく、先に進むヒントが妙に少ないのが気になるところだが、可愛らしい絵柄の主人公と相方との素朴でありながらもどことなく味のある同行劇がなんか素敵な作品であった。
とはいえ、結構生々しくて深読み度の高い下ネタや軽度の残虐シーンが割と多いのでそういうのは苦手な方にはあまりお勧めはできないし、何より「アレがナニされる様」が(直接映し出されないとはいえ)エグい次第。 (Vol.286)
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