誘拐事件から始まった闇の組織との戦い、短編ストーリーって感じやね。
前半部は何気ない日常に突如訪れる異変を立ち向かう主人公達の様を、後半部は特別な出生を知った彼らが凶変の元を断ちにいくバトル展開メインといったところでしょうか。
文章表現はわかりやすくてすらすら読め、各キャラ像が想像しやすい影絵グラフィックもいい感じ、ノベルとしての基本部分は問題ない出来かと。
しかし、他の人も仰っていますが、ヤマ場からエンデインングまでの流れが、どのルートでも似たような内容で、分岐している意味が薄く、大分あっけない終焉を向かえてしまうところが物足りないと感じました。
これだったら、選択肢制を犠牲にしてでも各キャラの個性をピックアップするなどして、話に深みを入れた方が良かった気がしますね。
以前、自分がプレイしたふりーむ公開のノベル作と話の構造が似ている気がします。 (作者が別なので、その作品タイトルは伏せますが)
あちらはややリアル路線のハードボイルド系だったのに対し、本作はアンリアル色が濃い目のサバイバルものといった趣旨が強いといいますか。
もちろん、偶然の一致で似てしまったのでしょうが、なんかデジャヴを感じずにはいられなかったので・・・。
適度なボリュームでちょっとバイオチックなミステリー劇に触れてみたい人にお勧めでむーん。
キャラの性格がちゃんと立っていたので非常に分かりやすかった。
BGMと効果音の差に若干戸惑った所はあったが、それでも物語としては面白かったので十分にプレイする価値はあったと思う。
ただ、システム的にロードが出来ないのは辛い。
選択肢もそれほど難しいわけでもないのでロードしなくても良いのかしもしれないが、セーブ&ロードが基本スタイルの私には辛かった。
一回プレイしただけでは謎が全て解けない所がミソ。(笑)
展開がコロコロと進むので、じっくりゆっくりの人は味気ないイメージがあるかもしれないが、サクサク進むのが好きな人にうってつけ。
私は面白かったと思う。
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