本家のウィザードリィを実は遊んだことがないのですが、なかなかに難しく非常に骨が折れるのが特徴で、恐らくこれより難しかったオリジナルの方はすごかったんだろうなぁとひしひしと感じます。
このゲームでは最初の能力値厳選でかなりの時間を費やすことになると思われます。ボーナスポイントの最小と最大の差が激しすぎて、それが成長にも顕著に表れ、敵も最初からいやらしい強さを持っており、装備品はウィズ系宜しく非常に弱い。
そのため、最初の基礎値は上げられるだけ上げたいプレイヤーは多いでしょう。その厳選が兎に角手間がかかり過ぎるのは、ウリのポイントでもあるのでしょうが難点でもありました。
兎に角敵が強くこちらが弱くが基本なため進行はゆっくりに。ストーリーはウィズ系らしい王道系でわかりやすい反面、システムの都合もあるのでしょうけれど、どうしても簡素になっています。強さを極めるにしても打ち止めが早いため、そこもまたストップ。アイテム集めあたりもそこまで熱中できるかというと人によるかなという感じで、側面要素がなさ過ぎても今の時代では厳しいかも……と感じたのも事実。
煩わしいごちゃごちゃしすぎたイベントやシステムがない分、最もオリジナルなウィザードリィに近い出来かなと思わせる創りで、硬派でやりごたえがあるゲームした。
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No.50792 - 2020-01-12 18:02:51
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