不思議ノベル制作部さまのゲームは幾つかプレイ致したのですが、それらと比べてかなり恋愛ゲーム風で驚きました!
しかし良かったです。美里さんのちょっとした描写がキュンとしました。いいですね……とてもかわいい。こういう溌剌としてグイグイ来る感じの子好きです。
ストーリーは割とよくある感じだな、と思っていたのですが、エンドが良かったです。幽霊との対比がなるほど、と思いました。主人公の生き方についての話も絡まって深みが出ていたと思いました。
作者様のゲームでまだやっていない物が幾つかあるのを思い出したので、この機にやってみようと思います。良いゲームをありがとうございました。
(ネタバレ含むので未読の人はご遠慮ください)
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(良かった点)
◎あの花の序盤のようなほっこりとした滑り出し。
◎開始数分で主人公の目的がはっきりする作品は好きです。
◎選曲が素晴らしい。雰囲気に入りやすいBGMだったと思います。
◎お約束ですが別の女性に嫉妬するヒロインはいつ見てもニヤニヤしてしまいます(美里の背後から出る黒い瘴気のようなものもgood)
◎薄くなる美里。定番ですがこういうのはジワジワきます。
◎悲しい成仏ENDかと思いきや!(好きです純愛ハッピーエンド)
(要望)
お風呂乱入シーンはバスタオル姿の立ち絵が欲しかったです(読者サービス)
(細かいこと)
①美里との初見で幽霊になった経緯を話し合う場面がサクっと終わってしまったのですが、ここには下記の設定を盛り込んでも良かったと思います。
・美里の存在は他人に見えないという設定。
読んでればわかりますが、最初にハッキリさせて進んだ方がよいかと思いました。学校で数学を教えるシーンではその辺がやや弱くちょっと戸惑いました。
(自分にしか見えないことに自問自答する場面があってもよかったかもしれません。美里が見えることに対して、急に霊感が目覚めてしまったのか?でも他の幽霊は出て来ないから美里が自分にとって特別な存在なのか?だったらこの子とは昔に会ってるのか?みたいな想像を読者は回想が出る前にしています。主人公がいつまでも疑問を持たないのでやや焦れます)
・美里が死亡したのが(今の姿になったのが)いつごろからか。
図書館で新聞を調べるシーンでは、最近現れたから死亡したのも最近だろうと片付けられましたが、やはり調べる前に本人に聞くのが普通か。死後の世界で死んですぐ幽霊になるのか、死後にある程度の期間を置いて幽霊になるのかは主人公にわからないはずです。死亡した場所に関しては地縛霊という概念を多くの人が知っているので、最寄りの場所中心に考えるで良かったと思います。北海道や沖縄の可能性はむしろ低いかなと。
②水族館のキーホルダーは一人で二つ買ってもお土産と思われるので、白い目で見られることはないかと。(ラストにこれを持ってきたのは心が暖まりました)
③第十作とやや似ている展開。事故で記憶が~や、母の告白により~な展開は前作をやっていたので、また?と思いました。最後がちょっと急ぎ足。母との電話のやり取りがスムーズ過ぎてややご都合感があります。その後、病院にかけつけるまでのスピード感はちょうど良かったと思います。
全体的に暖かい作品で良かったです。
リリース時期も冬なのでちょうど良かったと思います。
ラストの病院の絵が特に印象的でした。
作品を読み終えて美里みたいな幽霊っ子が現れないかなーと、願望を抱いていたので、私はこの作品にやられてしまったようです。
独身男のみょうに痒い場所に手が届いていました(笑)
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