四人の王国

yako

ほぼ一本道のロールプレイングノベル

Ion

とても面白かった

 ネタバレを含みます。

 登場するキャラクターがそれぞれ、実に味わい深いです。
 人によって好き嫌いの分かれるのは、それだけ造形がしっかりなされている証左でもあります。
 「メンヘラ」との呼び声高いヒロインのクーも、同様の論理を使っている姉のリーフとの違いが劇中で描写されており、一つの愛の形を描いているように感じられます。

 また、登場時に敵役風、やがてヒロイン格に変化していくリカが、物語後半で決して単純な「可愛いヒロイン」とは言えない言動を行うことも、彼女の魅力を引き上げているように感じます。
 (上官とごにょごにょ、だけでなく、台詞の端々に見られる「えげつなさ」ですね。 とあるエンディング直前での「目が見えないクーに『聞こえるように』放つセリフ」あたり)

 そして、この作品は主人公が、他に代えがたい人格を持った登場人物となっていることを感じます。
 ゲーム内において主人公の名前も性格もPLが決定していきますが「自分の芯」ともいうべき意志の中心を変えることができません。「自由になりたい」と言うその一点が変わるのであれば、他の方が求める「王国の債権」や「悪の討伐」などをする主人公になることもできるのでしょうが、そこだけは変えることができず、そこを変えられないことにこそ、強いメッセージ性を感じました。この、今の時点でもとても高い完成を見た物語だと思えます。

 ただ、ゲームとしては主人公をPLの思う通りに動かし、状況への介入を行い、最も望ましい状態を希求する、と言う形の物語もあって欲しい、と思ってしまうのも事実。
 この登場人物たちで、「自らの自由」以上の価値を見出した主人公による王国への働きかけを行えるゲームがあるのなら、ぜひやってみたい、です。

 つまり、続編or追加展開希望! というわけです。 可能ならば、ぜひ!


 追伸
 ……と、言いつつ、このゲームタイトルがエンドタイトルになるであろう某エンドの後、タイトル画面を見て「ああ、この4人はこれで良い」と思ったのもまた、事実であり、悩ましいところではあります。

12345
No.28167 - 2016-03-03 21:14:23
ルキナリス

こういうゲームでないかなと思ってた

初めてレビューを書こうと思ったフリーゲームです。
リアリティが良い感じにデフォルメされた魅力的なゲームだと思います。
エンタメとして昇華するためにフィクションの中のリアリティを重視して作っていたので、リアリティや生々しさはあまり感じませんでした。
主人公が王子候補だったお陰でエグイ展開はありません。優しい世界でよかった。
自分は選びたい選択肢選んでたら、一緒に居て楽しい変態になったので、二週目は真面目にいきます。

※以下、ネタバレ注意です。ガッツリです。

ゲーム開始時のキャラの話で、なるべく自分の性格に沿った選択肢を選んだ方が楽しめそうと思ったんですが、途中で堪えられずにネタ選択肢を選んでしまい、最後までやらかしました(笑

ただ、ネタ抜きにすると「自分ならこうするのに」「なんで何もしないんだ!」「主人公少しは頭回してくれよ!」と不満の溜まるシーンが結構あったので、終始主人公に感情移入は出来ませんでした。
例えば、なんで明らかにジャンがピンチの時に放置して行くんだとか。やっぱりリンチされてたよ! ジャンも村人も分かりやすいんだから察してやれよ主人公!とか(ジャンが好きだったから猶更、主人公が嫌だった)。

王位継承権の争奪戦なら、王族のお家問題って派閥が絡んで半端なくドロドロしてるものです。
本当はライ何とかさんより平和ボケした主人公たちにツッコミ入れたいところですが、そこはそういう作品じゃないと分かってるので構いません。

しかし、主人公も手を汚したくないならなりに、悪役の証拠を掴もうとしたり、自分の信用が最底辺なことを開き直って他の王子候補に悪役の情報を伝えたり、なんか悪役との戦い方があったろ! と、いまいち入り込めず。
結果は最悪なものに終わったとしても、だからって何もしないで悪役が手を引くのを待ってるような主人公はやっぱり嫌です。
そもそも紋章争奪戦で、一番は王子になれるって条件なんだから、汚い手使ってこないと思う方が脳ミソお花畑だろと思うだけに、主人公もクーのことは言えない。お花畑カップルでお似合いだけども。

迂闊な主人公には序盤から不満が溜まっていきましたが、世間知らずのボンボンだとしたら仕方ないのかな。
(マイトやセイのように色んな王子候補がいるだけに、主人公がどんな人間かよくわからない)
例えば序盤の情報交換の場にクーを独りで行かせたらああなるのは目に見えてたし、主人公も椅子を片付ける暇があるなら、クーから話聞いたって言ってダンに謝って事情説明しろよ! 証拠もないのにあれは失礼だよ! とか。
その結果ダンに信用されず罵倒されようと、側近(クー)の不手際はおまえの責任なんだから、せめて旅の間だけでも自分がやれることはやっとけよ、とツッコミたい。
悪役よりも、主人公の行動に「それじゃみんな悪役の方を信じるだろアホー!!」と言いたくなることが、もう、多くて多くて…。

主人公が王子候補だからあの程度の優しい扱いで済んだと思うだけに、主人公を贔屓してくれた王様を失望させて申し訳なかったな。

悪役はムカつきますが、主人公たちが何も対策取らないなら当然の成り行きだと思いました。
正直、プレイ中は敵の戦い方に対して何もしない主人公ととことんやらかすクーの方にイライラしたかもしれません(リカ関係は悪役めェと言いたいところだけど、リカもリカで思考停止してるから被害者のように見えるってのがモヤモヤ)。
正直、悪役の告白のところは悪役が可哀想な奴だなと思ったんですが、憐れむような選択肢なくてちょっとガッカリ。

クーは最初から重たいし、人の話を聞かないで突っ走るから嫌いと言う姿勢を終始貫き通しましたが(それでカシューとくっついてもらう予定だった)、カシューとジャンは好きだったので、ED分岐の選択肢は選び辛かったです(リカ選んだけども)
だけど、リアルのメンヘラよりはよっぽどいいよね…リスカの写真送りつけて夜中に電話して朝まで泣いて泣きごと言われたり、夜中にリスカして救急車に迷惑かけないもんね…あの程度ならまだイイコの範疇に収まることはわかってるんだけども、やっぱ嫌いでした。
ごめんクー、命がけで守ってくれたのに、でもこっちは自分勝手な人間なんだ!

自分はリカの最後の演説(※告白です)でリカに揺れ動きました。
リカやサトミはもちろん、マイトやエミル、ジャックスたちも巻き込んで、みんなで旅したかったな。きっと王子の悪口で盛り上がるよ(笑)

自分を持っている努力家なリカは好きですが、悪役の本性知りながら思考停止していいように利用されてるってところが嫌だったかな。でもリカは人間だしね。
リカの言うように、主人公がリカを引き込んで、頭を使って他の王子候補に信用してもらえれば、リカ助けられたのにーってところも入れて、腐っても王子候補なのに主人公はホントアホの子。
このゲーム、筆談で意思疎通とれるのに、主人公が何もしないところが、一番辛かった。あともうちょっとがんばろう、主人公。
リカが好きだったので、あの二人はぶち殺したかったです。追手をけしかけられないためにもやっちまおうぜ!
王子は死なれたらボケボケしたお国が滅びそうなのでスルー。耄碌した国王は騙すもの。まあ王家って本来はエグイものが渦巻いてるしあれくらいはね。
(王子は紋章争奪戦中、暗殺を警戒せずに単独行動したり、律儀に掟守って三人の手駒でどうにかしようとする間抜けっぷりが心配だけども。
それだけ他の王子候補が何もしないって信じてたのかな? それはそれである意味人が良いというか、幼いなあw)

それと、なんで悪役がリカを取り入れ、しかもリカにだけ外面を取り繕わなかったのかと言うところはチグハグだなと思いました。
あの悪役なら、リカを良いように使う為に自分の仮面を利用するだろうと思っただけに違和感がありました。
リカが上官とホニャララしてまで、クーを飛ばそうとするのも、なんでリカがそこまでするのかと言う理由がわかりませんでした。
主人公のことが好きだったからとか? 昇進を理由に上官とならまだしも、クーが嫌いだからリカがそこまでやるっていうのなら、説明が欲しいかな。
本編中にいろいろと説明不足なところが多いせいか、チグハグなところや急展開に感じるところがありましたね。切れ者設定の悪役の不用心ぶり含め。
自分は最後、リカじゃなくてジャンとカシューが助けに来る熱いシーンかと思ってただけに修羅場がきて本気で困った。両方選びたいです…(優柔不断)。

好きなキャラはクー・主人公・セイ・リーフ以外。
リーフは部下や身内を大切にするところが好きなんですが、人の話に聞く耳持たないで自分の価値観を押し付けてくるのがクーそっくりなので、やっぱりふたりとも根っこは似てますね。
長文になって申し訳ありませんが、大変面白いゲームでした!

12345
No.28165 - 2016-03-03 19:42:12
ギャリー

あったけぇ・・・

なんなんだよ温かすぎるだろこれ!
今さっきプレイし終わりました。
感動しました、とても楽しい作品でした。

中盤以降「あれ?これギャルゲーなの?」なんて思ったりもしましたが、純粋にそれぞれのキャラが好きになり、表に出ている感情や裏にしまっている感情、それらを知ることが出来たとき、また違った印象をそのキャラに感じることが出来ました。
良いですね、キャラクター1人ひとりにしっかり個性があって。

曲も素晴らしい、耳心地が良いですな。

没入感がすごく実際にプレイヤーになりきってプレイで来てとても楽しかったです。仲間って良いものだな、としみじみ...

選択肢が面白い。選択肢が一つだけ異質なものとかもありましてギャップで笑わされることもしばしばありました。良いセンスだ。

☆良い作品でした。
実際にあんな仲間たちが欲しいですわ、ほんとに。
一周目の思い出が消えてしまうようで大変悩みますが、今度は別の自分を演じてみたいという二周目への誘惑がすごいです。
ありがとうございました。

12345
No.28094 - 2016-02-26 12:56:23
aplin

自分の人生を顧みるゲーム

久しぶりに心の奥に深く重い衝撃を受けたような感覚を覚えた。そんな作品でした。


ゲーム全体を通してとにかく人間の「人間らしい部分」をまじまじと見せつけられる内容でした。
キャラクターの言動には何かしらの信念、生き方が垣間見え、様々な人生観を感じ取ることができます。
その中で、主人公はどのように自分の生き方を決めていくのか。どんな考えを持つのか。とても深みのあるお話しでした。

このゲームの大きな特徴として、豊富な選択肢をプレイヤーが選んで話を進めていくというシステムがありますが、
そのため様々な人が様々な人生を送るように、このゲームもまた、プレイする人の数だけ様々な形を見せてくれます。
私の場合は、なるべく主人公の行動を画面の外の自分に照らし合わせて選択肢を選びプレイしてみましたが…。
そのせいなのか、中盤~終盤にかけての展開は個人的に大分堪えました。きつかったですw

もしも私のように自分を重ねてプレイをするとしたら、それは自分の人生を見つめなおすことになると思います。
たくさんの人物の人生観の中で、「ああ、確かにそうだな」と思うことや、「いや、これは違うな」と思ったり。
主人公=プレイヤーのとった選択に「あなたはそれでいいのか?」と問いかけられて、本当にこれでいいのか迷ってしまう自分がいる。

今まで当たり前だと信じてきたことや、どうしようもないと思っていたことにもう一度疑問をもって考え直す機会を与えてくれる。
そんな作品がこの「四人の王国」でした。


以下、細かい点について
・結構選択肢がはっちゃけてるのには最初笑いました。ああ、こういう生き方も選ばせてくれるのか、と思いましたね。
・キャラクターの表情の変化を細かく表現しているのには感心しました。よりキャラクターの個性が引き立っていました。
 主人公から見て後ろを向いているキャラは会話時に顔グラが見えなかったのもいい演出だと思います。
 どんな顔をして話しているのかを想像させてくれるのは面白かったです。
・謎解き要素もなかなかひねりのあるものでした。

最後に、とてもいい作品と出会えました。なかなかゲームをやっていてここまで深く考えさせられるゲームも少ないのですが、
「四人の王国」は、ここ最近では一番心を動かされた作品でした。
作者さんのこだわりを感じる深い作りこみが随所に感じられ、ゲームをやって久しぶりに満足しました。
次回作や、続編にも期待しています。大変だとは思いますが、応援させてもらいます。
いいゲームでした。本当にありがとうございました。

12345
No.27979 - 2016-02-17 02:18:53
駒門

メンヘラで夢見がちな女の子

「メンヘラで夢見がちな女の子」
作者の紹介文にも記載されてますが
大事な所なんで 皆さんも 復唱しましょうw

いろいろと評価が分かれてるゲーム作品ですが
その原因は、メインヒロインが余りにもメンヘラ過ぎる事です。

メンヘラが嫌いで無い方にお勧めです。

兎に角終盤は 尋常じゃ無いメンヘラ成分です!

12345
No.27870 - 2016-02-08 15:11:24
チェラ

とにかく心に残る作品

タイトル通り心に残る作品です。
どんな形であったとしても、ですが。

かなり辛辣な事を書くかもしれませんが、あくまでも個人の感想ですので悪しからず…。

評価★★★★☆

基本情報
・ストーリー≫戦闘系ゲーム
・選択肢多々有
・ED:2種

プレイされる前に知ってもらいたいと思う事(あくまでも個人的感想)

「嫌な奴らを蹴散らし超すっきりしたい!」
「ゲームして気分を変えて清々しくなりたいわ…」
「現実の世界から少しでも離れたいな」
「人間関係とか本当嫌」
「人間の裏とか見るのも嫌だ」

↑こういう方はプレイしない方がよろしいかと。
↓以下その理由等々。ネタバレは無いです。




他の方々が仰られている通り、素晴らしい作品である事に異論無し。
始めてから即のめり込んで「次!次!」という感じ。あれほどのめり込んだのは初めて。
プレイ中に様々な選択肢が出てきます。戦闘よりも選択肢が多いです。戦闘が主ではないので多分全てクリアできます。

ただ、どの選択肢に進んでもハッピーになる事は無いと思う。
「どっちも選択したくない…仕方ない、これにするか…」的な。自分はそんな感じでプレイした。
出会う登場人物それぞれに個性があって、凄いなと思う。
ただ…どのキャラも好きになれない…特に、主人公と密に関わってくるキャラ。最初は良かったし好きだったけれど、進めていくうちに嫌になってくる感じ。だんだんそういうキャラに対して「だぁぁ本当なんでそうなるかなぁ」となって苛々する。

現実では絶対にはむかえない所を、まるで水戸黄門のように悪役を倒していって気持ちよくなる所があるのかな…と思いきや、そこは現実に忠実。あるあるな人間の裏を誇張させて見せつけられる感じ。あれは辛かったなぁ。進めていくうちにあまりの忠実さに心が沈んでいった。そこも魅力の一つではあるけれど。

EDは大分な消化不良。「え…これがトゥルー?嘘でしょ?もっとこう、ここから一気に救い出す!的なそういうノリないの?マジか」と言う感じ。

途中までは凄く良いです。楽しいです。悪役の行動があまりにもリアルで、そして救われないという部分もリアルで。でも、だからこそ、のめり込んだのかもしれない。逆にそこで悪役思いっきり潰して超ハッピーエンド!で終わらせてしまったら折角ここまで手の込んで作られたシナリオが非常に軽いものになってしまっていたかもしれません。

ただ自分自身、気持ちの良いハッピーエンドを望む人間で、現実ではできない、悪役を完全こてんぱんにしたろ!的な人間ですので、最後ら辺は本当にきつかった、というのが正直な感想です。


ですが色々と考えさせてくれたし、なんやかんや最後まで一気にプレイしたし、本当にのめり込んだし。
とても素晴らしいゲームです。プレイする価値は大あり。

長文失礼しました。

12345
No.27867 - 2016-02-08 13:55:10
にゃんちゅう

心に残るゲーム

これから先、就職する自分にとっては、このゲームのストーリーは心に突き刺さるものがありました。
ゲームの選択肢で真剣に悩んだことなんて、久しぶりです。
プレイした後も心に残るゲームって、きっとこういうゲームの事を言うんだと思います。
社会に出る前に四人の王国に出会えて良かったです。
素敵な作品をありがとうございました。

12345
No.27262 - 2015-12-30 01:34:48
アスタ

再公開待ってました!!

実況動画で知ったんですが
それからプレイしてみたくて
ウズウズしてました。

内容は知ってるけど
自分でプレイしたくなるし
先ほどDLしましたがクリアしたとしても、
何度も再びプレイしてみたくなるような
面白いゲームだと思います。

続編にも期待しております。

素敵なゲームありがとうございます!

12345
No.27179 - 2015-12-24 20:42:20
よっち

んー。


何故かわからんけど感想書きたくなったので。

笑いあり涙ありピンチありで世界の謎を仲間と共に友情・情熱で乗り切る王道RPG


ではなく


登場人物に謎があり、暗い過去・心の内に秘めたる思い・苦悩を抱える人達が紋章を集めるという短い旅の中で起きる人間関係を複雑にする数々のイベントを通して感情と過去を吐露していくノベル

人となりやその場その場の微妙な感情を膨大な会話量で丁寧に表現、加えてラブコメでお馴染みの四角関係、前途にそれとなくたちこめる暗雲。そんな彼らの明日はどっちだ。

いやいや これをやられちゃうと

→ふむふむ
→oh....
→どうするの?、どうなるの!?
気になって最後まで通さずにはいられない。

がしかし・・・

作者さんが敢えてそうしたのかどうかわからないのですが、そこかしこで人物の行動原理に齟齬があるというか
「この子ならあり得るよな~」みたいに
理屈抜きで脳内補完できそうでできない部分が中盤(?)以降でてきます。
詳しく書くとメチャメチャ長くなるので割愛しますが、例えば
クーちゃんは”メンヘラで夢見る少女”のレベルを超えて狂人の域に片足をつっこでいたり、それでもloveのカー君は・・・彼も実はヤバイ人?リカのクーちゃんに対する憎悪もまた狂気じみていて嫉妬心・出世欲・生理的嫌悪感とかでガッテンできるかというとそうでもない。ジャンの譲れないものってなんだっけ?仮面の女の人は超必至で弁護し・・ないの・・か!?

等々

これらの齟齬はまた同時にハッピーエンドの芽を摘んでいるのもプレイヤーとしては何故に?感と興味の両方が湧く。

そういう試みだろうか。

終わりに近づくに従って「むむむ!?どう収めるんだろう?」という面白味は確かにあったが、うーん・・・これは・・・あのパターンでは・・・という予感も。

エンドロールが流れた時

「・・・だよな~・・・それしかな~・・・」

マルチエンドという選択は途中から流れ上難しくなっており、創るとすれば幾つかのライトバットエンドと正当な超バッドエンド
になるのではなかろうか。本当に悪い奴を懲らしめるとかダン君達がどーのこーのでハッピーエンドは成立せず、四角関係を笑いあり涙ありの大団円にすることが必須条件になる訳で・・・私は思いつきませんですね・・・いかにも「ハッピーエンド用意しました」的な。。。それは作品を一瞬で潰す破壊力がある危険行為。。。。

つまり

当作品は盛り込みたい要素と流れが乖離しないベストなエンディングに着地したのだと私は思う。



スタート時:「よくある収集っすな」
2時間後 :「ここここれは・・・神ゲーの予感」 
5時間後 :「この流れは・・・何処へ向かう!?・・」
7時間後 :「四角が丸にな・・・いや・・・」
プレイ後  :ありがとう!作者さん応援してます! 

と正直に書いてみました。そこは譲れないんで。

12345
No.26295 - 2015-10-24 20:48:42
zazi

続編も期待できる作品



※ネタバレ注意

ストーリーもキャラも面白く先が次々に気になる内容で
一気に話を進めたくなりゲームの辞め時が見つからないレベルの作品。
一本道も効率と利益とか気にすることなく自由に選択できると考えれば気になりません。
メインキャラの変化が顕著なのでプレイする度違う一面を楽しめました。


サブキャラも魅力的ですが
ライツとリカだけは好きになれませんでした。
ライツは何故側近に自分の方針と食い違うリカを選んだのかとか
自分で選んだのに過剰なリカ苛め、サトミが主人公を警戒しているようなこと言っていましたが
主人公達に対してわざわざ恨みを買うような真似をしていたり行動がチグハグ過ぎます。
でもおまけを見て最低だと思うと同時になるほどよくできているなと納得してしまいました。
同情はできないですけどリカの行動を彼の視点で見ると主人公も彼女も恨みたくもなります。

リカは何故ライツが昇進の約束を守ると考えていたのか理解できませんでした。
実力があるんでしょうけどまともに活用なんてできている場面はなく
試練自体側近の男2人だけで十分過ぎますしライツへの貢献は
自分で考えわけでもない自作自演のみでそういう自覚すらもなく
昇進させてくれると考えるのは夢見すぎでしょう。
主人公にライツに嫌われているのかと質問しているあたり
おまけの行動の後でまだ脈があると思っていたのでしょうか。
どちらにしろ最後まで信じてた時点で主人公は都合のいい鞍替え相手ですけど。
終盤で助っ人乱入してライツと大差ない行動してるのは皮肉ですね。
というかイベント前のカシューの発言的にもタイトル的にも
最後の戦闘はカシューとジャンが来て4人で乗り越える場面だと思ったのですが。

12345
No.26286 - 2015-10-24 16:02:56


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