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他作品への入門にもいい

可愛らしいイラスト、読みやすい文章はもとよりヒロインのダークさに痺れる作品です。
この作品を読んでどこか琴線に触れた方は同作者様の他作品も楽しめることと思います。
そして他作品にも共通する感性が分かりやすい形で表れてるので、その意味でも「シトリンの欠片」は同作者様の入門にちょうどよいと思います。

他作品にも共通した感性ってなに?というと、それは「寂しさに打ちひしがれる孤独な魂」であり「その孤独な私の方を振り向いてほしいと愛を求める心」だと私は考えてます。
クライマックスでの紗良さんのあのグロテスクな行動はクレイジーと言えばそうですが、こっちを振り向いてほしい…と思う気持ちがエスカレートした結果の、堰を切った大胆な行動なので、ほら、読者に深い印象(傷跡?)を残す形で感性が表れてますよね。

(※以下少しネタバレあり)


そして他作品と共通する感性がはっきりした作品であるだけに、他作品との微妙な違いも見えやすい。
こんなことを考えます。もし紗良さんが自傷したあのとき、出血量が多くて致死量に達していたら?
実は「シトリンの欠片」の後に、死後を題材にした別の作品があるのですが、紗良さんのいる世界が死についてそれと同じ世界観だったら、相当にスリリングです。

紗良さんが望んだとおり、珠樹さんは彼女の自傷・死を心苦しく思っていて、甦った紗良さんはその姿を目にすることができますが、彼女は生前と異なる姿になってます。そして珠樹さんが甦った紗良さんを紗良さんだと悟るすべはありません。
すると珠樹さんは紗良さんのことを思っているのに、紗良さんは私の方を見てくれてないと感じる事態になります。
では紗良さんが想像していた「珠樹が私を思って苦しむ」の『私』とは一体誰だったのか?ここにいる私ではない?珠樹の苦渋を想像したときのあの魂の高揚は虚妄で、珠樹は「本当の私」を見ていなかった?
…というように共通した感性を持ちながらもまったく違う奥行を他作品では味わうことができます。


少し脱線しましたが、かわいい紗良さんの猟奇的なまでの大胆な愛の告白に痺れた方には、他作品もきっと楽しめることと思います。
「シトリンの欠片」はそんな方に同作者様の作品を知るきっかけとなるのにぴったりの作品です。

12345
No.44355 - 2018-11-04 20:41:41
muhu1128

シトリンの欠片、プレイさせていただきました。
ヤンデレ百合のストーリーで、掌握ノベルといったところでしょうか。さくっと読めて楽しかったです。
今作品はバッドエンドしか用意されていませんが、その比較対象としてハッピーエンドもあった方がなおバッドエンドが際立ったんじゃないかな、と考えました。
珠樹ちゃんや紗良ちゃんの立ち絵が可愛かったです。出会った頃と現在の立ち絵の両パターンが用意されていて、短編なのに手が込んでるなーと感心しました。
新作の予定があれば楽しみに待っています。

12345
No.27250 - 2015-12-29 04:28:15
さつきち

ラストが印象的

15分くらいの短編、分岐なし。
面白かったけど短い~。もっと読みたかったです。
それとせっかくかわいい立ち絵なのに、メッセージが全画面に出るので隠れてしまうのが残念でした。

12345
No.27117 - 2015-12-21 11:54:59
みそにんげん

面白かったです。

ラストがグロテスクで印象に残りました。
愛に関して語られる考え方に、なるほどと思いました。深いですね・・・
ありがとうございました。

12345
No.24715 - 2015-07-14 20:51:34
AT

良かったです

最後の文に何だか、はっとさせられました
グラフィックも魅力的です

12345
No.22400 - 2015-01-30 18:30:51
シグナム闇

最後がグロくて怖かったです。

12345
No.22013 - 2015-01-05 20:33:00
眼鏡侍

貴女への愛は、許されざる罪……

Lapree様の制作された、学園ダーク百合ADV、“シトリンの欠片”の感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・ほぼなかったと云って良い物の、短い物語であるだけに、若干の誤字だけが目立った。

【良かった点】
・非常に暗い物語ではある物の、序盤は見ているだけで微笑ましく思える、主人公とヒロインの明るく楽しいやり取りが見られる。
・メインの百合のみに限らず、一方通行の想いが多々描かれており、様々な愛の形を感じる事が出来た。非常に暗くて重いテーマを取り扱っている作品である。
・キャラの立絵もイベントCGも可愛らしく、その場限りの出演のキャラ数名にも、グラフィックが用意されていた所等にも作り込みを感じられた。ワンシーンのみの出演キャラは、寧ろ勿体なく思ってしまう程に。

本作は他人との関わりを拒絶して生きて来た主人公“紗良”から、自分の殻を突き破り、友達になってくれたヒロイン、“珠樹”に対しての、複雑な想いが描かれている物語。
序盤こそ紗良と珠樹、または友達を含めての明るく楽しいやり取りを見る事が出来ますが、“千秋”と云う男子生徒の登場から、一気にストーリーは暗くなって行き、プレイ開始直後辺りからある程度の想像は出来ておりましたが、最後は衝撃的な結末が待っていました。
紗良と珠樹が二人だけでいるシーンは、昼間ではなく夕方ばかりであり、夕焼け色に染まった背景と、BGMの効果も相まって、何処となく切なさを感じられる物となっておりました。
紗良はまどマギのほむらちゃんのように、珠樹の事がどうしようもない位に好きなのに、珠樹は紗良の事を大切な友達だとしか思ってなく、紗良の気持ちになってみると、こちらまで辛く苦しく感じて来ました。
紗良からの珠樹への想いは勿論の事、それ以外にも決して報われる事のない恋愛が描かれており、非常に暗くて重いテーマを取り扱っている作品であると云う印象です。

プレイしていて疑問に思った点があり、それは千秋と珠樹は幼馴染であると云う設定ですが、余りに千秋が珠樹に対して冷たい気がしたのですが、それには何か理由があるのでしょうかね。
幾ら特定の誰かにしか興味がないとは云え、それ以外の人間には何の興味もないと云い放ち、心に傷を与える事すらしたくないと云うからには、過去に何かあったのかも知れないと勘ぐってしまいます。
珠樹は全く千秋の事を嫌っているようには思えなかったので、もしかしたら千秋が珠樹の事を毛嫌いする出来事があったのかも知れませんね。
しかし、紗良が珠樹に勉強を教えてあげるシーンや、デート(?)の約束をしたりする所等を見ていて、仮に何か大きな問題にぶち当たったとしても、このままの雰囲気でハッピーエンドになって欲しかったなと云う気持ちはありました。
紗良にとっては珠樹が全てだったのですから、彼女に振り向きもしない千秋を妬み憎む気持ちも分かりますし、ラストの行動に出た理由も理解出来ない訳ではありませんが、別に紗良は珠樹を含めて誰にも危害を加える事はなかった訳で、もしもあの時、珠樹が怖がらずに彼女を受け入れてあげられたのならば、また違った結末が待っていたのかもなと思うと、胸が張り裂けそうな気持ちになりますね。

紗良にとって千秋は憎悪の対象であると同時に、限りなく自分に近い存在だったのかも知れません。
それ故、千秋の言葉に紗良は吹っ切れて、あのようなラストになってしまったのでしょうが、原因を作った張本人である千秋の方は一体どうなったのかも気になりますね。
エンディング後の珠樹の感情も気になる所で、彼女の頭の中は今、一体誰の色で染まっているのでしょうかね。
何と云っても報われない物語だったので、ハッピーエンドを見れるルート、あとがき(これはホムペで見る事が出来ましたが)等もあれば、私的には更に嬉しかったですかね。
ここ数年は百合ゲーレビューばかりやってますが、やっぱり百合ゲーは良い……、バッドエンドでも感動しましたっ!

現実世界では絶対にあって欲しくはないですが、相手の心を奪い、自分の色だけで染めてしまう為には、ここまでするのが愛なのでしょうかね。
何れにしても、百合はハッピーエンドであっても、バッドエンドであっても、美しい愛の形でなければなりません。
プレイ時間は短く、鬱展開やグロ描写が極端に苦手と云う方でない限りは大丈夫だと思いますので、是非とも百合好き、バッドエンド好きの方は、プレイしてみてはいかがでしょうか。

それでは、これにて失礼致します。

12345
No.21704 - 2014-12-13 19:26:59
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