古い作品ですが、更新されてたのでレビュー。
クリアまでは、ゆっくりプレイして２７時間ほど。
主力はヒカリ（妖精）・南（バレリーナ）・ステラ（ネコ）・アネ（魔女）

まずこのゲーム、エンカウント率がハンパ無いです（だいたいツクールのエンカウント処理のせい）
加えてフィールドにはシンボル敵やマップギミックなんかもあるので、割と忍耐力が試されます。
戦闘バランスも特殊で、通常攻撃は殆ど役に立ちません。
回復には困らないゲームなので、スキルを惜しみなくぶっ放し、微調整したい時だけ物理攻撃が基本です。
（中盤以降ようやくマトモな武器が出始めるが、スタンガン以外殆ど使わないと思われる）
命中率も頼りなく、回避が高い敵だと２ターンぶっ通しで全員ミスなんてのもチラホラと。
（耐性やスキルによっても変動するが、肝心の命中率／回避率表記が無い）

以上から「難易度が高い」と言われることもありますが、理解さえ出来てしまえばそんなこたぁありません。
様々なシステムが解放されていない序盤が勝負なので、気になる方は気合で序盤を突破しましょう。
異次元ルームとコスプレさえ解放されれば勝利は目前です。
リナリス幹部の一部が運ゲーだったりしますが、運ゲーなので頑張ってください（酷）

シナリオは、ツッコミどころもあったものの、個人的には楽しかったデス。
難点は、大半のリナリス幹部が一度限りの中ボス扱いで、殆ど存在感が無かったこと。
出番の多いごく一部以外は、人物紹介見ても「誰だっけコレ」にしかなりません。
キャラクター的には、むしろ味方より個性あるほどなんですが、いかんせん出番が少ない。
こっちのメンバーより可愛いのが多いのも地味に困る（個人的に）
ミュレットとライトこっちにくれませんかね……

あと衣装によって能力値が変わるので、せっかくのコスプレが見た目で選べないのも残念。
ゴスロリ可愛いのに、性能的にネコ一択じゃないですか。
クッソ高いのに性能期待外れのウェディングとか、終盤入手なのに微妙な天使衣装もなんとも。
超性能のナース服や魔女っ娘衣装を見習ってもらいたい。

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すごいボリュームでクリアまで４０時間かかりました。
ストーリーにも深みがあり、また登場人物一人一人に個性があり作者の思い入れが感じられました。

主人公たちは全１１人ですが、着せ替えが５種あるので戦闘時に表示される立ち絵だけでも５５パターンあります。さらに、イベント時やアイテム入手時のセリフでさえ、パーティーメンバーや先頭キャラによって変化するというこだわりようです。

「機能停止」によるアイテムドロップ機能も好きです。このおかげで戦略にも幅が出ますし、戦闘が単調にならずに済むと思います。協力技の出番は終盤になってからですね。

ストーリーはシリアスなのに回復アイテムが食べ物、というギャップも面白かったです。ずいぶん回復量の多いものまでありますが、私の場合、「ショートケーキ」や「ストロベリーシェイク」ぐらいまでしか使いませんでした。

ちなみにキャラクターではアネさんがお気に入りです。リーダーシップを執っていてかっこいい^-^

先の読めない展開にどきどきしたり、考えさせられるような内容もあったりと、とても楽しめました。ただ、ヒカリのコスプレが一つ発見できなかったのが心残りなので、時間をおいて今度またプレイしようかと思います。

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