珍しくインストールが必要な作品でした。
フリゲ100本はやりましたが、インストールが必要だったのはこれで二本目です、それくらい珍しい。
Flashで作られてるんですね。特にFlash感（？）もなく、他のエンジンで作られた作品と変わりない感じでプレイできます。
オプションの時計以外は、特に変わったこともなく、そこはちょっと残念。

シナリオもやや物足りなかったです。20分かからない短編なので仕方ないですが。
個人的には、ヒヨに救いがない気がしました。
一見小奇麗に終わりますが、この後ヒヨ、絶対病んでいくだろ……
藍子が悪いわけではないし、そもそも誰も悪いとかではないんですが、それでもやっぱり、ヒヨが可哀想だな、と思います。
終始ヒヨの独りよがりだった感がサイコーに悲しい　確かに損な性格ですね

わざわざインストールしてまで読んだ価値があったかなあ……と思いますが（インストールが嫌というか、終わった後にコントロールパネルを開いてアンインストールするのが面倒）、ヒヨは嫌いになれないので、複雑な気持ちです。
うーん……

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雨の日の切なき恋愛、超短編ストーリーって感じやね。

キャラ絵の類が存在しない、文章と雰囲気を最重視したラブロマンスノベルといったところでしょうか。
変な飾りっ気をいれずに、その繊細なる文章表現でぐいぐいと読ませる上手さが見所、タイトルの「優しい嘘」という意味が深く残るエンディングも必見。
しかし、その一方で、やはり短編クラス故の物足りなさや、やや唐突に事が進んでしまうあっさり具合といった部分も目に付いてしまったのも事実であります。

良くいえば丁寧にまとまった内容、悪くいえば平凡で収まった内容といったところでありますーぷ。

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■Flash作品
ノベルゲームなのに、オーソドックスなNScripter、吉里吉里ではなく
作成ツールはMacromediaのFlashと言う異色作。
最初は慣れないシステムに「使いにくいのではないか？」
と、思ったのですが作者さんはなかなか配慮してくれています。
それでも、やはり上記２つのツールで慣れた自分としては使いにくかったです。
ですが、これは逆に目新しくてアピールポイントだと思いますね。

■デザイン関係
欲を言えば、Flash作品なのですから
「Flashだからこそ、出来る凄い演出」が１つは欲しかったです。
OPTIONで見れる時計がそうだ、と言われれば確かにそうなんですが。
物語の関係で超常現象じみた事はできませんが…
アイデア次第で何とかなりませんかね？（他人事…オイ！）

ただ、致命的に頂けなかった点は文字がノーウェイトで流れてしまう点。
一文でて、クリックするとまた一文。
テンポが悪く感じて、物語のリズムに乗れませんでした。

背景＆音楽の選択は合っていて良いと思います。

■文字関係
▼文章力
作者さんは「女性っぽい書き方」をするなぁ、と思いました。
文章力はなかなかだと思います。

▼ストーリー
ストーリーは現実でありそうで、なさそうな…でもありそうな話（どっちだ）
なので、話としては正直、盛り上がる場面がありません。
いや、一応『起承転結』の『転』はあるんですが、「ふむふむ、で？」程度であって
自分としてはあまり盛り上がらなかったです。
終わり方も、予想通りって感じで。。

あと、主人公と親友、そして男子学生の視点がちょこちょこと変わります。
この手法は悪くないのですが、急に人物が変わってしまって
「今は誰なのか？」と分かりにくい時があったのが残念ですね。
視点が変わる時に誰に代わったのか表示してくれると嬉しいですね。

■最後に
上記でも触れましたが「Flash作品である」という事だけが武器だと思いました。
それ以外は失礼ですが「ありふれたノベル作品」と言うのが自分の感想です。
ただ、作者さんの意欲や意気込みは感じられたので、これからも頑張って欲しいです。

ありがとうございましたｍ（＿）ｍ

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