mizuha52様が制作された、一見ギャルゲのようで実はホラーゲー、「ヤンデレの妹に好かれ過ぎてやばい日常」の感想を書かせて頂きますね。
タイトル画面と穏やかで美しいBGMに見事に騙され、ヤンデレとは言えども、お兄ちゃん大好き過ぎて少し暴走する程度の妹ではないかと言う偏見の元にプレイしましたが、
それはとんでもない思い違いであったと言う事を思い知らされました。
予想していたコメディ的な雰囲気は少しだけであり、殆どはシリアスそのもの。
推奨年齢は全年齢とされてはおりますが、プレイする方はどんな性的表現やグロ描写にも耐える覚悟を持って臨んで頂く事をお勧めします。
本作では主人公の実がクラスメイトの葵と付き合う事をヤンデレの妹である朱梨に知られ、今までの平和な生活が地獄絵図へと変化して行く様が描かれます。
序盤はそれこそ平和な一日が描かれ、お兄ちゃん好きな妹との兄妹のやり取りも微笑ましく、一見はただのギャルゲと言うイメージです。
リアル世界のネットやゲーム関連のネタもあり、ネタ元が分かればニヤニヤするかも知れません。
所が、中盤辺りから急に朱梨の本性が現れ始め、プレイヤーはこのヤンデレの妹が怖くて怖くて仕方なくなって行きます。
物語中選択肢は二種類だけなのですが、結局どちらのルートへと進んでも、精神的に鬱になりかねない結末が待っています。
両方のルートを見終えても1時間すら掛からない程度の短編ですが、朱梨のヤンデレ具合が凄まじくプレイヤーに伝わって来る作りになっており、
下手なホラーゲーも真っ青になってしまう程の恐怖を感じる事が出来ます。
キャラの立ちグラやイベントCGがないのも、妄想を掻き立てられて良かったのかも知れません。
選曲も場面に合っていて、とても良いですね。
多分、朱梨はよっぽど実に愛を受けて育ち、彼を溺愛していたのでしょうね。
葵が余りにも可哀相だと思いつつも、実の優しさが数ある原因の中の一つであると考えると、この結末が皮肉であり、報われなさを感じます。
それこそ、どうすればハッピーエンドに変える事が出来たのだろうとあれこれ考察してしまいます。
少なくとも貴方も本作をプレイする事で、忘れられない衝撃を受けるのではないかと思います。
願わくば、彼等に幸あらん事を……。
ハッピーエンドが用意されていたとしたら最高だったと個人的には思ったのですが、それに関しては次回作に期待したいと思います。
それではっ!
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