RPGのダンジョン探索を読み進めるような一本道、短編コミック風ノベルといえばいいのだろうか。
RPG風の画面をバックに、地下遺跡にて行動する様々な目標を持った複数のパーティ達の状況が順々に描かれ、それらが結びついて話の終点に結びつく手法をとった内容といったところか。
あくまでも各キャラの会話を読みつつも自動的に画面キャラが動いていくオート進行であり、ゲーム性は皆無なので注意かもしれない。
やや後半の話の流れが急ぎ気味だったり、結末がご都合的であっさりしている部分はあれど、余分な肉付けをせずに小気味いいテンポでさくさくと話を進められるのは魅力的。
レトロなRPG風画面にてキャラチップが細かく動き、その状況と文章の表現の仕方が絶妙に上手いあたりは素晴らしいセンスのように思える。
手間をかけてRPGをプレイする余裕がなくとも、それっぽい雰囲気で軽くコミック風ノベルが堪能できるのは、お手軽さを味わい深さを兼ねていてなかなか美味しい。
本作にてシリーズ完結との事らしいが、もし機会があるならば、本シリーズのようなノリでの新作を期待したい。 (Vol.48)
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No.480 - 2011-09-22 06:06:27
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