ノンフィールドRPG。
特筆すべきはその世界観。
作品紹介を読んだ初見では「厨二か?」と思わせておきながら、グイグイ引き込ませるテキスト。
視覚情報も最小限。
その情報の少なさが地底世界からの出発って世界観にマッチしてる。
我らプレイヤーが思い描ける世界は作者様の「テキスト」次第。
その濃厚さ。十分。
十分に我らの期待に応えてくれている。
ゲーム部分は主要キャラはRPGお決まりメンバー、プラス予備メンバーは極端なパラメータで趣向を凝らしてくれる。
飽きさせない作り。
この作品は「ノンフィールドRPG」
他の作品は「RPG」、「ノベル」、「アドベンチャーメインのノベル」・・・
ジャンルによってテキストの構成も変化。その引き出しの多さが分かる。
MTGで例えると「渦巻く知識」ってトコロでしょうか。
沸き起こる創作の間欠泉は留まるところを知らない。
そのエネルギーを放出するにはこの「セカイ」はまだ狭すぎる。
セイントセイヤで例えると「絶対零度の凍気」を体得しながらも、
それを叩きつける「技(オーロラエクスキューション)」を模索しているって状態でしょうか。
ふ、
そのモヤッとした足枷が、その霧が、
今宵も私の酒を美味くさせる。
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No.71229 - 2025-07-06 23:03:40
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