愛する人の為ならば悪になってもかまわない、中編RPGって感じですな。
本作は大きく分けて三部作構成になっていますが、やたらと話の引き伸ばしっぷりが目に付いてしまった次第であります。
ひつじが主役なのに、二部目の英雄サイドのイベントが変に長くて誰が主役なのか忘れてしまいそうでしたし、三部の再ひつじサイドもやたらと寄り道イベントが入り一向に話が解決しようともしない、と。
登場キャラの幾らかがその場だけの投げっぱなし出演に終わり、敵の上層クラスが多く登場する割に決着が付く気配もなく、「こんなに配役の敷地を広げてでちゃんと締められるのか?」という不安に陥った次第であります。
・・・で、エンディングでその不安はまさかの的中、ネタバレなので詳しくは伏せますが、「全然話が解決してません、おもいっきり打ち切りENDです」と申しておきます。
ひつじが主役という事で、ゆるゆるな雰囲気なのかと思いきや、話の本質は意外な程にシリアスで重いものであり、特に中~終盤位は誇張抜きで欝展開多め、ハッピー路線を期待すると精神的ダメージを食らう可能性が高いと思われます。
シリアス重視とはいえギャグシーンも多めで、所々に漫才的なお笑いシーンも垣間見れるのですが、その会話内容が若干くどい上に、頻繁な爆音演出、下ネタ、メタネタもあり、その辺も結構人を選ぶ趣があるかもしれません。
主要キャラ達の個性は良く引き出されていて、愛着が沸いてくる反面、上記にも述べた通り、意味ありげに登場したのはいいがそれ以降は姿も見せずというキャラも少なくない為、登場キャラ達の存在感にかなりのばらつきがあるように思えました。
一応はRPGではありますが、本作には経験値というものが存在せず、パーティを強化するには物を調べたり、特定イベントをこなす必要がある、いわば探索アドベンチャーに近い趣旨のシステムとなっているのが特徴といいますか。
こういうシステムなので、何も考えずにさくさく進んでしまうとパーティが弱すぎて即効でゲームオーバーと化す可能性が高く、怪しい場所は徹底的に調べて強化させるのが生き残る為の必勝行為な模様。
シンボルエンカウントの雑魚敵は倒しても金等を落とす存在でしかない上に、敵そのものが強くシンボルの数も膨大な為、半ば避けゲー状態となるのは必至かと。
原則として完全一本道で寄り道できるような場所もなく、従来のRPGよりも成長の上限に限りがある関係上、戦闘や探索に楽しみを求めるのは期待しない方が無難だと思われます。
話としてはビター色強めのハードストーリーで興味深かったですが、登場キャラ多くの投げっぱなし、過剰に引き伸ばされたイベント、しつこめのギャグ、そして、何も解決しちゃいない終わらせ方、等はアレだなぁ、と。 (ついでにいうと、アソパソマソポテト等の使い道の謎とか)
まぁ、クリア後のおまけ部屋にて「エンディング後はプレイヤーの想像任せ」みたいな発言がありましたが、ある意味そっちの方がいいかもしれないっすね・・・あれだけの苦労の道のりだったんだし、ひつじ達の後日談は心に封印しておきたい気分です、自分は。
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