にゃんとも奇妙な居候との共同生活、短編ストーリーって感じやね。
猫な彼女のやけに哲学的に人間臭い言語の数々と、猫としての本能が混ざり合った会話のやり取りが絶妙に笑わせてくれる一作であります。
ご主人(?)に嫌々な態度で接されるも、全く懲りずにご奉仕しようとする彼女の誠意(?)が萌えどころ。
ラストはかなり(性的な意味で)やばい展開になってしまうので、15歳以上推奨作かもしれませぬ。 (あくまで健全な範囲ですが)
話のほとんどは主人公と彼女との対談がメインで、それ以外の舞台での描写に乏しいのと、エンディングがやや不燃焼な終わり方だったのは淡白な気も。
女性役のみボイス入りでありますが、かなり上質な声で違和感無く聞けるレベルかと。
声にちゃんと彼女との調和が整ってるのが見事、クーツンデレな語り口が素敵でありまする。
それ故に、主人公が無声だったのは寂しいとも思いました・・・彼女の存在感が大きすぎて主人公が隠れがちといいますか。
あと、贅沢な意見になりますが、ビジュアルノベルな割に、ビジュアルシーンがあまり多くなかったのは物足りないかな。
数日間の不思議な男女生活を覗いてしまえばいいにゃ。
■デザイン関係
タイトル画面、立ち絵、選曲どれもハイレベルです。
特に声優さんの声質が良いですね、テンポがよく聞き取りやすかったです。
気になった点はすこ~しだけこの物語に対してデザインがずれてると言いますか…
なんでしょうね、優れたデザインなのに違和感を感じました。
■文字関係
この作品は本当な意味での「実験的ノベル」ではないでしょうか。
文章の書き方がまず特徴的ですよね、「男、~~する。」とか普通のノベルではまず見られません。
フリーノベルでは王道なジャンル「訳あり同居物」(勝手に命名/笑)ですが、話の内容がすごく変わっています。
主人公と猫が織りなすズレた漫才のような掛け合いはハマる方はとことんハマるんではないでしょうか。
作者さんの意図しての事でしょうが、終始ほぼ家での会話シーンのみなのでストーリー性がもう少し欲しかったです。
■最後に
こういう完成度が高い作品って自分はけっこう好印象を持つんですが、
正直に言うとこの作品に対してはあまり「面白かった」という感想をもってなかったりします(爆)
これはもう好みの問題でしょう、この世界観に入りきれなかった。
理由は繰り返しになりますが作品全体を通して言葉にできない違和感を感じてしまったからでしょうか。
ありがとうございましたm(_)m
鶴の恩返しならぬネコの恩返しといった感じの物語でしょうか
どうみても人間にしか見えないネコが主人公のお世話を毎日して
くれます。物語の9割りが主人公とネコの日常的会話シーン
となっておりますが二人の会話のやりとりが面白かったです
キャラ絵はかなり旨いですね、立ち絵とイベント絵のネコが可愛いです
イベント絵には微エロなシーン絵もあるので苦手な人は一応注意
ネコ役の声優さんのボイスがキャラのイメージとちゃんと合っている
うえに演技も旨くていい感じでした
シナリオ自体はよくある感じのギャルゲーっぽい話なんですが
最後のオチには意表をつかれましたかね
短編なので1時間とかからずに最後までプレイできました
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