【総評】
キャラの個性を排除した、昔ながらの硬派なコマンド式の中編RPGです。
主人公だけでなく全キャラがしゃべらない、ある意味で非常に潔い作品。
戦闘と育成だけの単純なスパイラルがRPGとしての楽しさを凝縮している
――そんなプレイ感覚でした!
以下、クリアした後の感想です。(※一部、育成や攻略上のネタバレあり。)
【長所】
・戦闘と育成だけに特化した硬派さが良い! 幼稚なテキストやご都合主義
過ぎる展開で興醒めするよりは、シンプルなスタイルの方が私は好きです。
・ガード(防御)コマンドが有用な選択肢として機能している。敵からの攻撃を
一定のキャラに集中させる魔法「ターゲット」と重ねがけするなど、複合した
戦術を考えて戦うのが楽しいですね。
・強化に必要なスキルコインが取り合いにならず各自が枚数分だけ使えて
(例えばコインが10枚ある場合、全員が10ポイント分を自由に割り振れる)、
しかも何度でも割り振りをやり直せるので親切!
・装備ですが、1ランク差や2ランク差くらいだと完全に上位互換というのが
なかなかないので、敢えてランクの低い装備を残す楽しさがありました。
【短所】
・命中率が高くないので、序盤はテンポの悪さが目立った。たとえ命中率が
90%あっても「命中率が低い」と思うのが、一人しかいないパーティーでの
体感確率です。これが95~98%であれば、プレイ感覚は全く違うでしょう。
(※ウディタの初期設定は90%ですが、これはローグライクまたはゲーム
開始時から複数パーティーであることを前提とした数値かと思われます。)
・武器の優劣がハッキリし過ぎている。HIT(命中率)を上げる弓が正義で、
資金不足など消極的な理由以外で剣と杖を装備させるべき場面がない。
魔法が必中ではないので、全4人中3~4人に弓を装備させるのが最適解
となってしまう。魔法が必中であれば杖の出番もあったのでしょうが……。
・スキル強化の説明が少なく、作中では何度でも割り振りをやり直せるとの
説明もないので、最初はおっかなびっくり強化をする羽目になってしまった。
(※割り振りをやり直せることは美点なので、もっとアピールして良いかと。)
※いずれも、Ver 1.09 時点での所感です。
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