snowman

不条理の箱庭

かの有名な童話作家アンデルセンの「スノーマン」をアレンジした話。

J-tr

おおむね元ネタ通りだが、アレンジで人の思いが強調されるように。

だいたい4分くらいで読める雪だるまの掌編NOV。
本作をプレイ後、元ネタがあることを知ったので
元ネタのスノーマンも読んだ後に
本レビューは元ネタがどうアレンジされたのかを主軸に書く。

アンデルセンの童話をアレンジした読み物で
元ネタよりも文字数に制限があるのもあって
少しシンプルになっているのと
ある一点が変更されたことにより、
少し物語の重点が変わったような印象を受けた。
元ネタは「あるべき姿に戻ること」に重心を置いていたのに対して、
本作は、雪だるまを作った男の子と
途中で出てくる女の子、の思いの強さの衝突が主軸になり
冒頭の「男の子が一生懸命作ったので雪だるまに命が生まれた」
の方が強調される構成になったように思えた。

また、元ネタのほうはストーブと火かき棒という
物体自体に必然的な関係性があったのに対し
本作は、物体自体には必然的な関係性はない。
それでもなお、雪だるまは「恋」をしたのだから
必然的なレベルになるまで、女の子にとっても
それは大事なものだったのではないかと考察でき
物に宿った人の思いに着眼した作品になった印象だ。

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No.33233 - 2017-01-27 01:23:00
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