偽りラプンツェルの遁走曲

夢ばかり

記憶が曖昧な少女と彼女を知る男の箱庭悲喜劇

蒼龍

歪んだ愛

ネタバレまみれ






他の作品でも垣間見える、作者の方の作品の黒いものが前面に出た作品だと思います。話の大筋は病んだ攻略対象のそれの王道なんですが、そこに至るまでの過程の描写が丁寧で絶妙といえばいいのか、続きが気になって最後まで一気にプレイしてしまった。文章も相変わらず読みやすくて感情伝わって来やすいですしね。話の匂わせ方も続きが気になる感じ。

うーん、まあなんていうか、アルセストさんの愛情表現はなかなか独特でえげつなくて(「愛」を完全に自覚したくだりとかホントキてますねー)、しかし愛情を感じていいですねー。サブの家族ってか妹と義弟のそれもだいぶアレです。面白いです。

最終ルートはどの結末も非常に読みごたえありました。エンド6の泥レス開き直りっぷりったらホントカッコいいですねー。

作者の他のゲームのような重さの中にあるさわやかさ、キャラの心情描写から来る感動は今作では無縁ですが(後書きのコンセプト的にそこはしょーがないww)、相変わらずの萌えと読み応えを感じました。とても面白かったです。

シナリオ的に分岐というか構成が若干ややこしいですが、詰まったらリードミーの攻略ページ見ながらやれば問題ないし、おっさんとか病み属性持ちならオススメのゲームです。

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No.32518 - 2016-12-19 12:30:17
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