出会えてよかった
※ネタバレ防止ワンクッション※
辛いのに苦しいのに進めてしまう、そんな矛盾した気持ちがありながらも気がつけば全エンディングを見届け、さらにはおまけ部屋まで来ていました。寄り道がただただ楽しすぎた。でもその分内容がもっと深堀されて苦しかった。
こんなにやりこんだゲームは久々です。めちゃくちゃいろんなイベントがあるし会話の変化もあるし作りこみがすごすぎる。
ゲームの雰囲気が本当に本当に好きで......。
この作品に出会えて本当に良かったです!
いつかは目覚めなければならない夢なのに、私の方はずっと目覚めたくない気持ちです。
素敵な作品をありがとうございました!
ラッセル、彼の名がこの世界の全てを支配する
=※ネタバレを含みます=
バースディは祝福するものですが、結婚も祝福するものですね。
バースディケーキを食べるクチ、ナシ。更に嫁のクチもナシ、通俗的にも、旦那さんの事はパパとも呼びますし、彼女を祝福する家族の中に何故、母という存在が欠落してしまっていたのだろうか。母の存在もあったならば、よりラッセルとは安定感のある対を取ることが出来た筈なのに、何故、父という存在の方にのみ、重きを置いたのか。
その選択肢が、”あえて”であるように思えるのは、気のせいでしょうか。
ガ―デニアの和名はクチナシですね。
せがわさんの作品に触れていると、物語や知識に対する飽くなき挑戦心というのか、それ故の慎み深さや慈悲深さを感じるような気がします。
こういったことは文頭に書くべきだったかもしれませんが、私が初めて、せがわさん作の、ゲームの中でプレイしたものが、このEND ROLLになります。
ゲームを開始してまずハッとしたのは、コーディの家を訪ねた瞬間でした。
壁に飾ってあるベラドンナを調べた時のことですね。その時、
「この方はオブジェクトに意味を込める方だ!」
と、―無論、物語の作りの巧さや世界観も素晴らしく気に入っているのですが―そもそも、先述したような一つ一つの事物や人物の中に、物語をより深く表すための、明瞭な鼓動の音を刻む作業(というと機械的で難ですが)を疎かにしない人―なのではないか―ということが、ゲームを進めてゆく上で、ひしひしと伝わってくる思いがして、穿ち癖のある私には、面白い、と言えば…妙かもしれませんが、それでもとても面白いゲームでした。
ガーデニアのことを先にあげましたが、ラッセル―この名称の響きが彼と、そして彼の人生に巻き込まれてしまった人々を包む毒膜の総称として、これ以上に相応しいものはないのではないか、とネーミングセンスにも感動しました。
医学用語的なラッセル、人名としてのラッセルの意味、どちらも無駄なく、この悲しくて哀しい世界を残酷なまでに生き生きと駆け回っているように思います。
特にこのEND ROLLというゲームは救いのなさで他の追随を許さぬものがありますが、せがわさんの世界には、”逃げ場のない失望”や”むくわれないものたち”、そういった凶暴なまでの影の深さが作品の中で俯くように開花している描写が必ずどこかに根を降ろしていますが、プレイしている私はゲームの中で途方に暮れている人々の思いに目を凝らすことになるためか、却ってどこまでも優しい気持ちになれるのです。
この人を救うにはどうしたらいいだろう、こんな残酷な事があって良いのか、と、身勝手ながら、彼らの立場を思って、むきになるくらいでした。
自分が感じていることが、人と共通するかは定かではないし、それこそが当たり前だと思います。
ですが、せがわさんの、決して明るくはないゲームをプレイしていると、人として持ち得る最大限の優しさが自己の胸中で目まぐるしく活動している感覚を抱いた方も少なからずいたのではないでしょうか。
せがわさんのゲームには、プレイヤーの…、人間の優しさを、堂々たる力で揺さ振り起こす、心ある生き物に差し向けるものとして、かけがえのない魅力をも兼ね備えていると思うのです。
そういった意味では、TOWER OF HANOIからも溢れんばかりの優しい感情をいただきましたが、このEND ROLLという作品
こそ、その筆頭に掲げられる作品ではないかと、私的にはそう感じました。
(※あくまでも私的な感想です)
…では、ここまで読んでいただき誠に、ありがとうございました。
痛いの嫌い。
※病院と猫さんのところでアイテムの取り忘れに気を付けてください。
自分はやらかしました。恥ずかしい…。
強くなるのとお買い物とても楽しかったです。
悲しい作品ありがとうございました。
楽しませてもらいました!
こういう鬱ゲーというのでしょうか自分あまりやらないんですけど
これは、はまりましたね!
キャラが一人一人良くて良かったです!閑照さんいいですよねぇ
戦闘攻撃時キャラが出るエフェクトも有り武器によって変わるのもこだわってるなと
最後どっちにしても主人公が救われないのですが、救えたらうれしかったなと
親があれだと子供の感情が歪むのは当たり前ですよね。
なんて素晴らしい……
RPGツクール2000のポップなグラフィック、せがわさんの可愛らしいイラスト。
そして、その二つを彩る残酷なストーリー。
何もかもが手遅れで、それでも動かざるを得なくて
エンディングを迎えたとき、私の中にはいっぱいの感情が生まれていました。
圧倒的沼
とりあえず一度やってみるべき。
気が付くと沼にはまってるから。
救いがない【ネタバレありです】
友人にオススメされてダウンロードしました。見事にドグマの沼に落とされました。
まず、ストーリーのボリュームやキャラクター1人1人の細かい設定、やりこみ要素など本当にフリーゲームか?と疑うほどよく作りこまれています。
とにかく救いがない
最初はどんなストーリーなんだろと手探り状態でしたが、だんだんと内容がわかってくるにつれこのキャラとラッセルくんの間には一体何があったのか気になりすぎて夜ぶっ通しでプレイしてしまいました。
個人的には閑照先生が一番しんどかったです。
お気に入りのキャラとお祭りに行って幸せな気分になった後のトゥルーED1で地獄に突き落とす、まさに鬱ゲーでした。
特にドグマのトゥルーED1はあまりにしんどくて泣きました。キャラを好きになればなるほど辛い思いをすると思います。
でももうラッセルくんは取り返しのつかないことをしてしまっているので、いくら後悔してもどうにもならない。
本当に、本当にもどかしいです。もうおまけ部屋にこもりたい・・・。
戦闘や探索では特に詰まることがなく、サクサク進められました。いつも探索ゲーでは攻略サイト様に毎回お世話になっている私でもスムーズに進められたので、探索が苦手という方でもテンポよく進められるかと思います。
探索が簡単な分、ストーリーに集中できたのでとても有難かったです。
作中で前作の「ミノニヨクシティ」の宣伝が少しあったのでそちらもプレイしてみようと思います。
素敵なゲームを作ってくださりありがとうございます!
辛いのに続けてしまう
私普段は鬱ゲー苦手なんですよ
どうあがいても絶望なら頑張っても無駄じゃない、という諦めが先に来てしまって
特にキャラ=自分になりやすいRPGは無条件で責められてる気がして心に来る。素直に楽しめない
…なので今更になってこのゲームをやってみました
RPGツクール2000ゲーはあらかたやりつくして暇だったので、「いっそホラゲ―でもやってるノリで進めればいいや」と軽い気持ちで手を出しました
それなのに仲間になるキャラたち全員に愛着が湧いてしまい、挙句の果てにはラッセル君にまで深い愛情を覚えてしまうことに
結果「キツイ、でもここでアンインストールしたら寝覚めが悪い」という想いでドグマトゥルー1をクリア
とはいえ全部が全部鬱々悶々とした気分でやっていた訳ではなく、寄り道や休憩中のキャラとの会話は良い気分転換になりました
今度は比較的明るそうな三作目に手を出してみようと思います
悲しいけれど素晴らしいゲーム
※ネタバレ含みます
絵の可愛さに惹かれてダウンロードしましたがストーリーも本当に素晴らしかったです!
鬱系ゲームでも中には周回すると救いの道が・・・なんてものもありますがこのゲームではそんなご都合主義的展開はなく、本当に最後の最後まで救われない、まさしく"エンドロール"なんだなというゲームでした。
敵によって出てくる文章が変わったり、休憩所での会話もボスを倒したりイベントをこなした後の会話が違っていたりするなど細かく作りこまれていてついつい寄り道をしてしまい本編を進めるのは亀並みの遅さでしたww
そして作りこまれていてキャラに愛着がわくからこそ現実世界での彼らにしたこと、奪ったものの大きさにプレイしてる側のSAN値もガリガリ削れるゲームでした。夢の住民が優しければ優しいほど追い詰められていく・・・もしかしたらノーマルエンドで自分中の感情に気付かずに死んでしまうのが彼にとっては1番幸せだったのかもしれませんね。
・・・もしラッセルくんが普通の愛情ある家庭に産まれていたら、その上でみんなと出会っていたら夢の中のように・・・とまではいかないかもしれないですが現実でも良い交友関係を築けていたのではと、そんなifをついつい考えてしまいます。もうこのゲームでは"終わった"出来事ですが、罪を償って来世では彼が幸せになれるように願いたいです。
今のところタバサ・ドグマ・閑照の3人分のトゥルーエンド1,2を見ましたが、最推しは閑照ですがトゥルー1で1番好きな終わり方はドグマでトゥルー2はタバサでした(どっちも推しが1番じゃないという・・・w)
ドグマは本当に優しくて、自分だけじゃなく妹の仇でもありますからいくら優しい彼でも激昂してラッセルを責めるだろうと覚悟していたんですが最後まで優しく、「今すぐここから脱出しよう」とまで言ってくれて涙が出ました。
タバサは本当にお兄ちゃんって感じで、なぜタバサのトゥルー2が好きなのかというと他のキャラと違って初日から仲間になる人でトゥルー2の最後で「ガーデニアの髪飾りを探す」っていう初日と同じ行動をするのがループしてる感と言いますか、ラッセルが壊れるまでこの世界は続く・・・って感じが1番出ているなと思ったからです(うまく説明できなくてすみません)
そして個人的には私はトゥルー2の方が好きでしたね。・・・辛いことばっかりで現実に帰っても自殺してしまうのなら、最後ぐらい彼に優しい夢の世界で余生を過ごしてもいいんじゃないかと・・・現実世界で得られなかった安息と楽しみを覚えるたびに彼自身の罪悪感で世界はどんどん崩壊していきますが、最後まで大好きな人たちといられるのならそれはそれで幸せな終わり方だと思います・・・
とまぁ、中々に救いがなくてハッピーエンド好きの人はプレイできないかもしれませんが大丈夫な方はぜひやって損はないゲームだと思います!
死ぬ(ネタバレです)
わたしの精神が死ぬくらいにはすっごく素敵な作品でした!
絶望しかない故、作者様は望まれないかもしれませんが創作意欲が掻き立てられました!
一番好きなのが閑照先生なのですが過去や最後のセリフがもうグッとわたしのこころを鷲掴みにしてきました……
実はこのゲームをダウンロードしたのが公開されて十日後でして
当時は「……?ここからどうすれば……」と森に入らないうちになってしまいそれで最近まで放置状態でして
最近ニューゲームしてちゃんとやってみたら面白くてしんどくてすごくドキドキしながらプレイをして……以前のわたしをぶん殴りたいくらい素敵でした
新作待ってます!
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