日本産ゲームは大体穴だらけな屁理屈並んだ一本道傾向の中、
「哲学を議論する」に釣られれプレイさせて頂きました。
結論から言うと「人を選ぶ傑作」。
そういう話題に興味ない人はそもそもやらない、興味のある人なら確実に心打たれる。
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特に例として、正義は絶対たるものか?は議論に足す物。
自分はマルクス主義弁証法的唯物論を身に付いた中国人として、
「正義」は太陽は東から登ると違い、確実な物質基盤がないから、「客観的」ではなく、人の「主観」から生み出された物だぁ!を主張すべきが、敢えて先入観を持ち「どんな詭弁するのかな」な気分でやったら、違う意味で説得された。
なぜなら、作中ではあくまでも「正義の定義」を議論して論証したが、皆が思う「正義」とは別。
要する、正義の「定義」は絶対的な物に出来るが、
正義「その物」は個体の状態により変わって来るから絶対ではないところに触れてない。
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あと補足部分
最後の部分は何回も繰り返してやることをお勧めする、割と「使えるスキル」だから。
作中では「この国」の問題を多く指摘したが、指摘したところで何にもならない。
最後のバトル(?)が終わったところで愚直らしい物が多発するが、人はどちらかと言うと感情任せの方が多いからそれはそうなるよね~って感じ。
まぁ、哲学とは物事の本質を探求する学問で、これで問題解決!とは門違い。
あれはもっと詳しい事務に専門とする社会科学等の分野。
哲学単体では何もできないこと、そして哲学が上達すると他のことがやりやすくなることを、忘れないよう。
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とにかく、一部賛同出来ないお説教もあるが、それを差し置いて思想性に充実していて、やらないと損レベル。
作者の「とりあえず哲学触れてみよう?」の意思が十分に伝わった。
小難しい内容かと身構えてプレイしましたが、聞き慣れない言葉や親しくない概念についても図示や例え話を織り交ぜて説明されていたので、非常にわかりやすかったです。アマネさんのセンスのある語りも相まって、やや長々とした話もとりたてて苦には感じませんでした。一番最後の議論パートも中々面白かったです(自分はだいぶグダりまくりましたが)。
SNS上で毎日のように口喧嘩のような議論や一方的な弾劾を目にする身としては、色々と考えさせられるものがありました。そのすべてを十全に理解できた自信はありませんし、無知ゆえに鵜呑みにするつもりもありませんが、議論は相手を負かすことが目的では無く、正しさを追求する協力プレイであることは常に心に留めていきたいです。
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