ウィンドチャイムに連れられて

Lunaria Project

“幼馴染みならでは”な物語を3つ詰め込んだ短編集です。

蒼龍

良作短編三本立て

どの作品も短編ながらしっかりしたラブストーリーに仕上がっている作品でした。以下ネタバレ個別感想




【ウィンドチャイムに連れられて】
青春っていいもんだな~。ラーメン屋のおじさんがいいキャラしてました。お互い気遣いあいながら、どこか距離があるところからのあの甘ったるいラストはまさしくリア充爆発しろやー!!!で最高でした。途中のタイトル回収のシーンも可愛いですね。最後のCGも可愛いですね。応援してるところも微笑ましいですね。

【海の見える窓辺から】
衝撃のラスト。最後の主人公はカッコいいと思います。取りようによっちゃあちょっと暗すぎる印象を受けるかもしれませんが、個人的にはこれが一番究極の幼馴染の形かもしれないなあと思います。どんなことがあろうと切れない関係というか。ちょっとあやういひかりちゃんのキャラが好みでした。

【天色の空】
こういう世界観大好きです。どの話も雰囲気素敵なんですが、好みで言うとこの話が一番かな。清香ちゃんのちょっとボーイッシュな感じのデザが可愛い。最後のシーンは絵の構図、清香ちゃんの感動の心理描写も相まって綺麗ですねー。

どれも違う読み味の、しかしメイン二人の絆を感じさせる素敵なラブストーリーでした。幼なじみものとしては……という意見もあるかもしれませんが、個別感想でも語った通り、「海の見える窓辺から」は幼なじみの関係性としてはある種究極?と思わせるところもあり、そういう意味では必見かも?(属性持ちに勧めるなら、ウィンドチャイム一択ですけどね)

素朴で手慣れた可愛い絵も素敵でした。特にひかりちゃんの笑顔とふわふわ感がたまらんです。

12345
No.32592 - 2016-12-22 20:06:15
さつきち

普通の読み物としてはいいけど、幼なじみものとしてはそうでもない

三つとも面白かったですよ。
ただ幼なじみという設定がしっかり生きていたのは一つ目の「ウィンドチャイムに連れられて」だけだった気がしなくもないです。

幼なじみカップルには「幼なじみ特有」感が何より大事だと思っていますが、
幼なじみという関係性じゃないとダメ! と思えるところが「海の見える窓辺から」「天色の空」にはあまりなかったです。
幼なじみ好きとして、そういうところに期待してダウンロードしたので、それは少し残念でした。

ストーリー的には「天色の空」が一番面白かったです。

12345
No.21113 - 2014-10-24 18:26:57
DeepCorner

[☆2] 夜空と海と空の色

少年少女の絡みメインの3つのシナリオが入った、オムニバス短編ノベル集に該当。

野球少年、入院中の少年、不良少年を各シナリオの主人公とし、それぞれにて幼馴染の女の子との触れ合いを描いた3作品となっている模様。
各シナリオには世界観や登場人物などの共通は一切なく、完全に個別化されたものとなっており、好きなシナリオを自由に選べる形式である。
どのシナリオも文章表現が上手く、難解さ控えめなのに文学的な表現で描かれているのが素晴らしき次第であり、可愛らしくつつも文章とのイメージを壊さない程度に挿入されるヒロイン絵のクオリティも上質である。
難点としては、短編な割にスタッフロール表示が長めで余韻が冷めてしまうのと、全シナリオクリア後のおまけのような存在が一切存在しないあたりが挙げられる。

各シナリオの感想。

[ウィンドチャイムに連れられて]
野球少年がスランプに悩みつつも、幼馴染少女に励まされて栄光を掴む話というべきか。
展開がベタといえばベタではあるが、純粋に感動できるシナリオであり、話の締め方も綺麗な印象。
ただ、下の方同様に、野球試合のイベントで耳をつんざきそうなトランスBGMを入れるのはかなり違和感を覚える。 (ついでにいうとエンディングBGMも)

[海の見える窓辺から]
病院内で目覚めた少年が、記憶にない幼馴染少女と対談し、意外なる事の真相に直面する話というべきか。
切ない系のシナリオであり、真相が判明した後の二人のイベントは涙腺崩壊レベル。

[天色の空]
不良少年がかつての幼馴染と共に、世界の終焉直前にて希望を見出そうとする話というべきか。
これも切ない系シナリオであるが、都合のいい奇跡を起こさずに、やるせなさを残させた締め方がなかなか良かったように思える。

[総評]
短編という事で各シナリオに多少の尺的な物足りなさはあるものの、どれもなかなか読みやすくて心に残るものとなっているので、ハートフル&哀愁系のエピソードを手短に堪能したい人にお勧めできる。
先人時代にてプレイさせてもらった同サークルの以前の公開作と比べて、劇的に完成度が上がっているのは純粋に驚かされるところ。 (Vol.43)

12345
No.5329 - 2011-09-15 11:33:59
名無し

幼馴染み系短編オムニバス

「ウィンドチャイムに連れられて」
あえて物語の世界観を借りるなら「ド真ん中剛速球ストレート」といったところだろうか。
やたらテクノトランスしたBGMに違和感を覚えました。

「海の見える窓辺から」
これが一番よかったかな?
例えとして適切かどうか分かりませんが、個人的に押井守っぽさを感じました。

「天色の空」
終末モノ。残された僅かな時間で希望を探す二人旅。
まあまあよかった。

どれもヒロインが幼馴染みという設定ではありますが
よくよく思い返すと別に幼馴染みじゃなくても成立させようと思えばできたような・・・
むしろ“幼馴染みならでは”という先入観を持たずに読んだほうが好印象かも知れません。
強いて言えば「ウィンドチャイムに連れられて」はそのベタさ具合も含めて
幼馴染み適合度が高いかなと思いましたが。

12345
No.5330 - 2011-01-25 12:17:00
  • 1


NG投稿ガイドライン:「ゲームの感想以外が含まれている」「クリエイターへの攻撃的な内容」「紳士的ではない表現」
ネタバレについて:ネタバレを含む場合は、文頭に「ネタバレを含みます」と記載をお願いします。
テンプレート:(楽しかったところ)(特に気に入っているところ)(難しかったところ)(オススメポイント)

あなたにオススメのゲーム

フリーゲームイベント開催中!

  • Event0
  • Event1
  • Event2

サポーターのオススメゲーム