みぃとゆぅ 虹獄

宇佐城

倒すのは簡単、でも話そう――会話がテーマの疑似3DダンジョンRPG

ぽぽろん

やや粗いながらもキラリと光る原石のような作品

ピンピンに尖ったシステムと、面白いシナリオ(笑いという意味でなく)、Vカツを用いた超絶可愛らしいヒロインが素敵なゲームでございました。一方で、やや難もあります。

戦闘行為はバッサリと切り捨てられており、基本的にはメガテン的な会話でなんとかすることになります。これ自体は「会話」というゲームのコンセプトが際立っており大変よろしいのですが、会話に失敗した場合の調整にやや難があります。
問答無用で一撃死したり、簡単には治療できない毒を受けてしまったり等、会話失敗=即ゲームオーバー or リセット推奨となるケースが多々存在するため、こまめなセーブが必須となります。

会話パターンを全て把握した後はそのような事態に陥ることは無くなりますが、そうなったらなったで今度は延々同じ会話を繰り返すハメになるので作業感が出てきてしまいます。
会話をせずに殴り倒せばどうかという話もあるのですが、行動によるHP消耗や、敵に先制される場合もあるのでHP回復アイテムの入手=会話は必須であり、どう足掻いても逃れることは出来ません。
この問題は、最終ダンジョンで特に顕著になります。

といいますのも、最終ダンジョンは超絶面倒臭い構造になっています。そして、それを踏破するためには敵との会話を結構な回数繰り返さなければなりません。時間にして30分もあれば終わる話なので大した作業では無いのですが「赤上げて(青下がる)、青上げて(赤下がる)、赤上げて(青下がる)、青上げて(赤下がる)」といった感じで同じことを繰り返すため実際のプレイ時間以上に長く(つまり面倒臭く、退屈に)感じることでしょう。

戦闘以外では、ヒロインとの交流が本作のもう一つの柱と言えます。
会話パターンは多くはありませんが、ヒロインの可愛らしさが十分に表現されており満足度は高めです。何より「トイレ」という女の子がメインのゲームには到底無縁の神システムが搭載されているため、それだけでも満足度MAXですよね?ね?

といった感じでヒロイン関連についてはほぼ満足なんですが、一つだけ…
あっち向いてホイで勝った際にウィンドウ消させてください!肝心な!部分が!見えないっ!
って、誰もが思うのではなかろうか。私だけ?いや、そんな馬鹿な。

色々と申し上げましたが、大きな可能性を感じるゲームでございました。
次回作が出たら絶対やります。はい。

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No.50389 - 2019-12-16 03:21:45
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