プレイしました。ほかのレビューサイトにもあるように、最低限必要な描写が少なくイマイチ世界観などが見えてきませんでした。
そもそもなぜ世界大戦をしているのか?
なぜリトルウィッチが蔑ろにされているのか?
なぜ雪菜は魔法を使えるようになったのか?
この辺はもう少し掘り下げが欲しかったです。
全体的に妹である菜緒との触れ合いばかりで、もっと開示しなきゃいけないところがあるだろうと思います。
「妹に萌えるゲーム」なのか「リトルウィッチのすばらしさを伝えたい」のか「戦争の悲惨さ」
を伝えたいのか、テーマがぶれているかんじがします。
そして一番不満だったのは音羽という存在です。立ち絵もなく、ろくな描写もなく、
戦争は音楽で止められる、というよくわからない論理を打ち出してあっさり死亡……
修一としては重要な存在なのに扱いが雑すぎる気がしましたね。
最終盤に選択肢がありますが、あれも不要な存在だと思います。
もし間違った選択をしたら助けにきた雪菜が一番突っ込みたいでしょうに。
リトルウィッチという素材はなかなか魅力的なのですから、もっと煮詰めれば良作になれたと思います。
ここまで少し修一っぽくスパルタ指摘しましたが、気に入った点も。
とにかく菜緒がかわいい!こんな妹いるわけねえ!と思いながらもお気に入りです。
そして妹とプラトニックなイチャラブは心が温まります。
戦争している、という背景がなかなかマッチしていて、イチャラブ感にいいスパイスをきかせています。
音楽も素晴らしいです。種類は少ないですが、雰囲気にぴったり合っています。
タイトル、エンディング、Happy endの曲、この3つは秀逸でした。
テキストもちょっと女々しい修一くんのモノローグが鼻につきますが、
このボリュームならそこまでくどくかんじません。ただ、バトル描写はもうすこし巻いてほしかったですが。
結論を言うと、もっと時間をかけて相応のボリュームにすれば化けると思います。
このサークルさんがそれをされるかはわかりませんが、ちょっと勿体ないなと感じる作品でした。
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