暴言失言は御容赦を

――良かった点――
・街が沢山ある上に住人も多数住んでいるのは楽しかったです。昼夜で居場所が変わっていたり複数種の会話を仕込まれていたりと、名無しのモブ共への力の入れ様には感服しました。
・上と似たような話ですが壺や棚に時々道具や現金を仕込んであるのも探索心を満足されてくれました。一部の最強武器や世界樹の葉を除けば宝箱や壺棚の中身は基本店買いで代用が利くのも、取り忘れた人への配慮がなされているような気がします。
・雑魚戦で全滅した際に即時復帰可能な仕組みも良いと思います。このゲームは最序盤の一人旅の時が一番キツイのでそのキツイ導入部をマイルドにするこの仕様は正しかったと感じます。
・世界マップでの会敵率が低いのは幸いでした。特に外海に会敵判定が無い事で大分ゲームがスムーズになっていると思います。

――悪かった点――
・世界マップの移動速度が街やダンジョンと比べて少し遅いのが気に掛かりました。もっとも、低会敵率・高逃走率・全滅時即復帰制度・常時セーブ可能といった所で世界マップ移動時の快適性は担保されていると思います。
・隠しダンジョン(烏賊や包帯が跋扈している赤い洞窟は隠しダンジョンで良いんですよね？)へのヒントが少し少なかった気がします。入り口の地形には確かに特徴があるんですけど、似たような地形が同一マップに多数あるので入り口の地形を『そのマップ全体の特徴』と勘違いされてしまいそうです。
・斧の呪いを解いてくれる人が服の呪いを解いてくれないのは少し意外でした。あんな服を誰が着るんだよと思われるかもしれませんが、特定の難敵専用の耐性防具かと考えて敢えて着る人がいるかもしれません(はい、私です)。もっとも、常時複数セーブ可能なゲームシステムなのですから、予備セーブすら取らない方が悪いという見方もありだと思います。

総じて短いながらもプレイアビリティ良好な良いゲームでした。楽しい時間をありがとうございました。現在は赤い洞窟の気難しいお方に虐殺されております。

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