ホラーとしては
軽くネタバレ含みます。
かなり怖さは低いほうです。
BGMとの相性が良く、謎解きも難易度が低いので詰まらずにサクサク進めました。難しかったのは屋敷が広いので自分の居場所を時々忘れることくらいでしょうか(笑)
ストーリー自体は進めている途中で予想できてしまいますが、それでも緊張感があったのでやっぱりか!とワクワクしました。
エンド分岐は最初気付けませんでしたが、一度クリアした後のオマケでヒントをしっかり教えてくれるのでちゃんと見る事ができました。
作中にも本編とは関係のないオマケが少しあったりして楽しめました。
イラストが個人的にかなり好みで、遊んでみて良かったと思える作品です!
まずまずの作品
ネタバレを含みます。
難易度は普通、以下に挙げたシステムのおかげでそこまで難しく感じませんでした。部屋が多く迷うことがあり、攻略に多少手間取りました。
×悪かった点×
高校生ってこんなにバカなのか?と感じました。なんで序盤に康平の事件があった後それぞれ一人だけでの探索をしたのか。ひと一人が殺された状況で、「一人でいたい気分なんだ」というのは無理があります。もっと頭使えよ、と思いました。
それから、発言しているキャラは名前しか書かれていないのに、他のキャラを名字で呼ぶことが多くわかりづらかった。。少しずつフルネームを覚えていこうにも5人の人物名ともなると、混乱して話の理解にも支障をきたしました。
○良かった点○
まず、絵がとても綺麗でした。ゲームジャンルにあったシリアスな描き方も高評価です。結構女性受けが良さそうな画風ですね。
次にBGM。恐怖感を味合わせてくれる良い音楽でした。特に終盤のそれがとても素晴らしい。
あと、思考システム。つまづいても攻略の手助けをしてくれる親切設計、助かりました。
最後はオチですね。トゥルーエンドのものですが、ノーマルとは展開がガラっと変わって鳥肌不可避の演出、とても良かったです。双子の名前に関しても「ああ、そういうことか!」と思え、面白かったです。
感想
ダウンロードランキング上位だったので、期待が大きかったのですが、思っていたほどは面白くありませんでした。ストレスを感じたところは少なからずありましたし、俺自身の好みとしてですが、言うほどホラー感がなく逃走に至るまで大した刺激もありませんでした。
ですが、ほどほどに楽しかったです。セーブデータを一つしか用意していなかったのでノーマル回収の後、トゥルーエンドを動画で見たのですが、見た後に、自分でプレイしたかったなと後悔するレベルではありました。またフリーゲームを漁るときには作者様の作品もチェックしてみようと思いました。
月の光が魅せる狂気は美しい
エンド、シナリオ分岐はおそらくすべて回収しました。
最初から最後までとても綺麗なグラフィックに惹かれる作品でした。
グラフィックもさることながら、オープニングからトゥルーエンドまでに至るシナリオ、その構成・演出にも痺れてしまいました。
総プレー時間5~6時間とそこそこの長丁場ですが、序盤に出てきた仕掛けの出番が結構後になることもあり、少し行き詰まりやすいです。
が、メニュー画面に次やるべきことのヒントが表示される項目があるので、それさえ駆使していけばそこまでドハマりはしないでしょう。
むしろちょっと行き詰まるのすら楽しかったです。
現在・過去、それぞれの登場人物たちも非常に魅力的で、結構人数が多いのに誰一人影が薄くない、キャラが立っている点もいいと思いました。
プレーを終えて一日くらい経って、少しは冷静になったつもりでこのレビューを書いていますが、どうしても褒め言葉しか思いつきません……。
素晴らしい作品をありがとうございました。
今後の制作活動も陰ながら応援しております。
レビュー/感想
[ストーリー]7/10
ゾクっとする。結構面白い。
セリフ回しは凡。盛り上がりにやや欠ける。印象深くはない。
[演出]7/10
言葉なしでも見たり聞くだけで伝わるようにできている。
回想シーンは凡。ホラー表現に欠ける。
二番煎じな部分も多々あり斬新さはない。
[アニメーション]4/10
扉の開閉などは問題ない。
人物を2DCGで動かす必要性は感じない。違和感がある。
[キャラクター]7/10
性格は口癖や行動からはっきりした分かりやすさがあった。
独自の特徴というものが少なく印象に残らない。
[ドット絵]7/10
館に関しては質感があり非常に綺麗だった。素晴らしい出来。
但し館以外に関しては凡。影のつけ方、角度に違和感あり。
人物は凡。歩く速度と足の動きの相関に違和感あり。表情や感情が分かる部分はよかった。
[グラフィック]8/10
色の塗り方、線の描き方が非常に緻密。
雰囲気にマッチしている。
デッサンに狂いあり。手と頭の大きさが合っていない箇所がある。
躍動感はない。全体的に固い印象を受けた。
[BGM]6/10
綺麗なBGMは多い。全体的な質は安定している。
魅力を感じるものは少ない。印象的でない。
[効果音]7/10
質は安定している。
マッチしている。
[ゲーム性]5/10
王道の探索・謎解き・アドベンチャー。
斬新さはない。
一部謎解きの導入に強引さを感じた。
同じ場所をグルグル回るため、マップにやや飽きる。
[システム/操作性]6/10
メニュー画面のUI、セーブのさせ方は凡。
アイテム入手部分などところどころ「コープ○パーティ」を彷彿させる。
斬新さはない。
[総評]7/10
ビジュアルが非常に良い。
あまり綺麗でない絵が多いフリゲの中では一際目立つ。
ストーリーはフリゲの中では高いレベルだが、もしも商業で出してたら凡。
ゲームとしての面白さは、同ジャンルのフリゲと比べても変わらないレベル。
フリゲとして出すには小綺麗に作りすぎている。クセ(ある意味魅力)や独特な表現が少ない。
良くも悪くも綺麗なゲームだった。
これを無料で出すことにした制作者に感心します。
とても面白かったです!
16年2月13日 DL
キャラクターの個々の動作・所作に驚きました。
内容自体は、床が鳴ったり、人影が見えたりとドキドキするシーンが多くてイベント以外のシーンでもとても楽しかったです。
まれに時間制限のある謎解きがあって、そこは緊張感があって良い上にやり直しまで出来る優しさに感激しました。本当に、至れり尽くせりでした。
シナリオはイベントの回収によって異なるところがあり、主人公の特性を生かした王道ながら素晴らしい演出でした。
良いゲームを作ってくださり、ありがとうございます。
1620円で売られてたら買う位の出来
【良かったところ】
・タイトル画面が凝っている
・2DCGの美麗さ
・キャラクターが豊富でセリフに飽きない
・アイテムイラストまで気を抜かない根性
・洋館のドット絵の美麗さ
・緻密に練られたシナリオ
・よく考えられた謎解き
・序盤過ぎ以降からエンディングまでのテンポの良さ
・雰囲気
【改善点かと思う点】
・学校のドット絵と洋館のドット絵の質がバランスをとれていない
・序盤、ややおつかい感が否めない(テンポが良くない)
・オープニングムービーの画面切り替えの仕方が達していない
・キャラクターの歩行グラフィックがやや滑って歩いている感がある
・建物のドット絵の影のつけ方(光の向きから考えると逆だったりする)
・インパクトに欠ける(まだストーリーと演出が達していない。また独自の音楽が少なく「この音楽、狂い月のだ!」という風にはならない。記憶に残りづらい)
【まとめ】
制作された方たちの創作愛に満ちたゲーム。
商用でも十分通用する出来。
フリゲとしては非常にハイクオリティ。
まるで商用ゲームをやっているかのように楽しめた。
でも残念ながら最高に面白いというわけでもなく、
まだまだ惜しさ(フリゲらしさ)が残るゲーム。
フリゲだから良いんだけどね!
(出来がいいので商用ゲーの目線から計ってしまいます)
有償でもかまわないと思いました。
まず、マップがとってもきれいなことに驚きました…
私は有料のマップチップを買って、今新しいゲームを作っているのですが、「うーん…買わないほうがよかったかなあ…」そんなことを思ってしまいました(笑)
こんな私ですが、レビューを書かせていただきますね。
ネタバレ含みます。
タイトルの演出(「製作者さんのロゴ」の演出、起動するたびに人が変わる、グラフィックのきれいさ、「ゲームタイトルのロゴ」のデザインのセンスの良さ)から、ベテラン感をとても感じました…
OPからアニメーションが多用され、衝撃的で、強い印象を与えられました。そのあと、教室で移動するところも、一人ひとりセリフが違ったり、調べるたびにセリフが変わったり、細かいところにもこだわっているなあと思いました。
探索パートでは、館に入る動機も自然で、思わず「うわあ…」と声を漏らしてしまいました。突然「ワッ!」と脅かすような要素はほとんど無く、ホラゲを作っているくせにビビりな私にはちょうど良かったです。…といっても怖くないというわけではないのですが…とにかく突然の脅かしがたくさんあって、とてもびっくりするようなゲームは、怖くて動けなくなったりしてしまうのですが、狂い月はそうでなくて、脅かしが少ししかなくても、「今来るんじゃないかな…どうだろう…」とびくびくしながら進めて、かつとてもおどろおどろしい雰囲気がありながらも、怖くて進めない!ということがない……言葉って難しいですね…そんな、とても絶妙なホラーのバランスで、素晴らしいと思いました…
みんなが死ぬところも、とてもきれいなドットで作られていて、すごいと思いました…
ストーリーは、主人公とその弟の過去、それを取り巻く人たち、そして館にかかっている呪いの正体が主体なのですが、そのほかにも、呪いのできる原因となった(たぶんそうだと思います)小夜子と秋人さんの悲しき過去、など、主なストーリー以外にも同時進行で進んでいく(知っていく、のほうが妥当でしょうか…)ストーリーがあったので、探索は飽きずに進めることができました。謎解きも、見たことないものばかりで、適度な難易度が保てている上に、工夫を凝らしたものばかりで、とても楽しかったです!
皆さん、館が広い、とおっしゃられていますが、私にはちょうどいい広さでした、ですが、更新されて何か変わるなら、もう一度DLしようかなあ…と思っています!
一枚絵もたくさんあって、アクションも、単なるゲーム性かせぎのものだけでなくちゃんと頭を使って進まないといけないものが多くて、これも面白かったです!
最後のほうは、主人公以外は死んでしまったはずだったけれど、実は進は生きていた!というのがよかったです(ほかのみんなは死んでしまった、だったらいくら最後のEDがハッピーな感じで終わっても、「みんな死んじゃったなあ…」という感じが否めないですからね…)進君はちょっとお気に入りのキャラでもあったので(笑)
EDは、初めからTRUEにたどり着いたのですが……
…本当に…驚きました。
結末も衝撃ですが、タイトルのつけ方にも衝撃を受けました。
「だから狂い月だったのか…」そんな風に思いました。
言葉では表現しきれません。
これは多くの人にプレイされるべきゲームだと思います。
全てを通して思ったことは、こういうフリーゲームって、探索パートとかは、最後のほうになったら既出の謎解きや、鍵を探すだけの探索になりがち(初めのほうの探索でアイディアを出し尽くしてしまう)だと思いますし、絵とか演出とかも雑になりがちだと思うんです。ですが、狂い月からは、そんなことは微塵も感じませんでした。そして、人間の心情描写がとても秀でていると思いました。
3色パンさんだったら、これからも歴史的な名作を生み出してくれる、そう思います。
次回作、本当に楽しみにしております。
これからも、ゲーム制作頑張ってください!応援しています!
フリーと思えないクオリティ
キャライラストの美しさ、アイテムの画像やインターフェースの作りこみ、
操作性のよさ、真相エンドへの伏線の張り方やシナリオの上手さなど
有償でも遜色ない出来で、とても楽しませてもらいました。
探索はスクショ必須ですがパズルと謎解きはそう難しくなく、
ちょうどいい難易度だったと思います。
追いかけっこもよくあるゲーム性稼ぎの理不尽なバランスではなく、
個々に演出が効いていて、適度な緊張感があったのが面白かったです。
ただ、部屋数が多すぎるのと、移動先がいちいち遠く感じられ
プレイ時間のほとんどが廊下の移動に費やされていた印象もあります。
ストーリーへの没入感が移動で途切れてしまいがちだったのが
ちょっと勿体無いと思いました。
次回作もとても楽しみにしています。いい作品をありがとうございました。
フリーのレベルじゃない!
グラフィックがとても綺麗で、デフォルメキャラも細かい動作まで丁寧に表現されていてすごいなーと思いました。
また、BGMを含め音響効果の使い方も秀逸でした。
私はVer.1.0でプレイした為、マップの複雑さに苦労しながらのプレイでしたが最新Ver.ではその辺も改善されているとのことなので、ぜひ友達にも勧めたいです。
凄い
PVを見て絵がいいなーと思ってプレイしたのですが
キャラも話も、もちろん絵も素晴らしいですね。
素晴らしい作品でした。
自作も期待しています。
あなたにオススメのゲーム
フリーゲームイベント開催中!
サポーターのオススメゲーム
-
カレーの町 for Windows
RETROGIC
スパイス飛び交う異界の町に迷い込んだ主人公の物語。短編ホラー『カレーの町』
-
脳リップ_ver2.00(スマホ対応)
黒猫銀次
選択肢を貼ったり剥がしたり。脳を舐められたり。新感覚、付箋型ホラーノベル。
-
貴方を愛しているのです ver.1.10
キノクラ
はたしてそれは本当に"愛"と呼べるものだったのだろうか [サスペンス風探索ADV]
-
Sein<ザイン> ~対峙する物語~
KOPAR
ファンタジーにして今に通じるRPG
-
Ruina 廃都の物語
枯草章吉
地図の空白を埋めながらダンジョンを探索する、ゲームブック的なRPG。
-
シュレディンガーの白い箱
晴れ時々グラタン
短編ノベルゲーム