母なる湖は城を抱き

時雨屋

湖に浮かぶ城を探索するポーカー形式のカードバトルRPG

黒時

斬新な戦闘システム

戦闘がオーソドックスなコマンド型などではなく、カードで、かつポーカーの遊び方を取り入れた一風変わったRPGとなっています。
ポーカーってなに? と深いルールを知らなくても、作中内で解説してくれる上、そこまで複雑な遊びではないので難しさを感じた方でも手軽に遊ぶことができます。

各人物のカードの種類(攻撃・魔法・回復など)、カードの枚数(より同じカードが多ければ多いほど、大技を出せる)と、これだけでも豊富な攻撃手段があるのですが、そこへ更に他のキャラクターとの連携技も組み合わせると、狙って揃えようとしない限りはなかなか全てを踏破するのは難しいことかもしれませんね。何度でも戦闘をしてみたくなる、多種多様の組み合わせがとても魅力的です。

物語は全体を通してコメディ調となっており、片端から出てくる人物がすべて何かしら一癖二癖持った人物だらけです。ツッコミが不在だと恐怖で震えます。
ですが全編通してふざけ倒してるだけでなく、きちんとシリアスなところは真面目に取り組んでます。

訪れた村に住む人たちも、どこか個性的なところがあり、物語の進行の度合いによって反応も変わるので、話していくのが楽しいですね。
個人的には村長宅の意味深な謎が気になります……。

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No.41917 - 2018-06-04 22:54:44
昼寝愛好会

極めて珍しい戦闘システムを持つRPG

「戦闘をカードゲーム方式で行う」という
珍しいタイプのRPGのなかでも
極めて珍しい(と、いうか他にない?)
「戦闘をポーカー形式で行う」というRPG。

戦闘が開始すると各キャラクターの絵柄の書かれた
「攻撃」「魔法」のカードが5枚配られます。
これを組み合わせて役を作ることで敵を攻撃します。

ポーカーですので、要らないカードは交換できますが
交換時に敵のターンになってしまいます。
しかし、交換回数に制限はなく
耐えることが可能ならどんな役でも作ることができます。

ワンペアのような弱い役でもいいからどんどん作って攻撃するか
大きな役ができるまで交換を続けるか
この駆け引きがなかなか熱いです。


ストーリーはギャグ一辺倒だけど、最後だけは真面目に決めます。

主人公が「我がパーティには普通の人間はいないのか・・・」と
もらすほどの個性派メンバーによって繰り広げられるドタバタ劇は
見ていて楽しいです。
もちろん、この手のハイテンションなシナリオはあまり長いと
プレイヤーがノリについていけず疲れてしまいますが
クリアまで3~4時間の短編なので最後まで一気にプレイできました。


気になった点として

・「攻撃成功率」に難ありです。

8種(戦闘キャラ4人×攻撃・魔法で2種)×5枚づつの推定40枚なので
13種4枚づつ52枚の普通のポーカーよりカードのペアが
かなりできやすくはありますが
RPGとして考えるとかなり「攻撃成功率」が低いです。

ポーカーなのですから仕方ないですが
物理に極めて強く攻撃のカードのワンペアはほぼ受け付けない敵とか
特定の属性魔法のワンペアは受け付けない属性耐性持ちや
役作りに使えるカードが1枚減る「麻痺」など
さらに攻撃をしにくくなる・攻撃が通りにくくなる要素は
ないほうがよかったです。


・スリーカード<ツーペア?

ツーペアだと、2人のキャラがやや強めの攻撃をします
スリーカードだと1人のキャラが強めの攻撃をします
攻撃人数の差か、ツーペアのほうがスリーカードより
かなり威力が高いです。

クリア直前でワンペア500ダメージ、ツーペア1300ダメージ
スリーカード800ダメージくらいでした。

ツーペアは発展性に乏しい役ですが、それにしたって
もう少しスリーカードを強くしてあげてもいいのでは?



しかし、上記2点以外これといって気になる点もなく
これだけ変り種のシステムのゲームを
よくここまでうまく仕上げたなあと思います。
大変楽しめました。

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No.18859 - 2014-04-13 00:59:47
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