ちょっと口が悪い主人公が、ひょんなことから、魔王退治の旅に巻き込まれる。という、王道的なストーリー。
剣士+格闘家+騎士+魔法使いの4人パーティーだが、
全体回復魔法や蘇生魔法を覚えるのは、4人の中で、一番HPが低く、ボス戦で真っ先にやられやすい魔法使いだけなので、
戦闘不能状態を治療する気付け薬は、買いだめしておいて、損はない。
戦士3人は、新しい技を、イベントで覚えるが、
魔法使いは、レベルが上がったら、セイント大聖堂やクラリス城下町の魔法研究所に行くと、新しい魔法を自由に覚えられるシステム。
ランク2の魔法は、ランク1の魔法を修得済みでないと、覚えられないし、
ランク3の魔法は、ランク1と2の魔法を両方修得済みでないと、覚えられないため、
全ての魔法を覚えるには、レベル32まで上げる必要がある。
敵にダメージを与える物理魔法と、補助や回復・移動ができる変調魔法の2タイプがあり、
水変調ランク1:リカバー(味方1人のHPを小回復)
炎変調ランク2:リヴァイブ(戦闘不能の味方1人を復活)
地変調ランク2:テレポート(行ったことがある町・城・村へ飛んで行ける)
地変調ランク3:フレッシュハーモニー(味方4人全員のHPを小回復)
風変調ランク2:エスケープ(ダンジョンから脱出)
炎変調ランク3:ナチュラルステート(味方1人の戦闘不能以外の状態異常を治療)
といった、よく使う魔法は早めに覚えたいところ。
フィールドマップが広く、迷いがち。敵がちょっと強く、苦戦する。
ダンジョンの仕掛け解除中でも容赦なく、ランダムエンカウントするので、やりかけの解除を間違え、失敗しがち。
町の中の建物の中などに、決定キーを押しても、何も反応しないドア・宝箱・階段などがチラホラあり、ちょっと気になった。
ストーリーそのものは「とても面白い」と言えるほどではありませんが、戦闘(とくにイベントの戦闘)の作りは手が込んでいて面白いと思えました。
戦闘中に技を閃くシステムや、変数処理を活用した強力な敵の攻撃などは、なかなか斬新なものに思えました。
魔法を習得するシステムについては、習得時により具体的な魔法の説明がされた方が「覚え損」を回避できるかと思います。
ダンジョンについては、迷う所は迷いますし、迷わない所はあっさり終わります。
敵の強さはほどほどだと思いますが、ラストダンジョンの敵は少々厄介でした。
全体的には良い作品だと思いますので、やって損は無いと思われます。
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