ぐるぐる回る8月30日の思い出、短編会話ノベルに該当。
「少女視線にて8月30日の学校で忘れ物を取りにいく途中に3人の男キャアと出会い接していく」というべき内容であり、個々のイベントとして見るとさっぱりと軽いやり取りで収められている…のだが。
本作の凄いところは「エンディングの締め方」にあるといっても過言ではなく、「何故8月30日の学校が舞台なのか?」とか「何故同じ日の時系列がループしているのか?」といった謎が一本の線に繋がる様が丁寧に描かれている印象。
正直序盤だけでは「…どういう事なの?」と困惑してきそうな話なのだが、それがちゃんと意味を持っている描写からこそエンディングの締めが光るという点が素晴らしい次第。 (Vol.268)
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No.1319 - 2012-04-25 06:41:14
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