単体で見ると掌編程度の会話ノベルだが、特殊な事情でクリア時間は長引く。
プレイ一回あたりのは即終わり、それを特定時間の間をかけながら何度もプレイする事で話進んでいくという、かなり特殊な仕様を持つ作品。
話としてはかなり手短な内容であり、ストーリー性もさほど重視されていないのだが、上記の仕様の件があり短時間ではクリアできない為、じっくりと飴を溶かすかの如く攻略する必要がある。
ひたすらに暗く救えない描写がなかなか陰湿的であり、シナリオが進む毎にフォルダのメモ帳にて様々な情報が追加されるシステムも斬新な演出を醸し出しているところ。
はっきりいって、話の完成度が高いとか攻略にやりがいがあるとかの類ではなく、内容自体は雰囲気重視な欝路線で大分さっぱりと事を終えてしまう。
色々と目新しい要素を取り入れている反面、1ゲームとしては軽い出来なので、そこをどう受け止めるかによって評価が大きく変わるかもしれない。 (Vol.39)
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No.478 - 2011-09-14 08:12:50
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