(ネタバレを含みます)
少女は凪いだ湖に投げられた小石のような子だと思いました。
彼が少女から煮詰まっていた思考に閃きを得るところがとても良かったです。
人の出会いに意味のないものなんてないんだと思いました。
性別年齢関係なく何かしら影響し合うものがあると思いました。
少女も、彼に出会うまではきっと見て見ぬふりの大人達が視界に入っていたと思います。そして愛されるはずの母とも上手くいかず雨に濡れて…、
どんな気持ちの中で彼に保護されたかを考えると心がぎゅっとします。
彼の不器用な愛情は、少女に伝わっていると思います。少女にとって彼との忘れられない出会いは大切だと思います。
シーンが変わるときのBGMの変化が凄く良かったです。
プラシドを紹介する場面と翌日の晴れ空に変わる場面が特に好きです。(細かくてすみません)
1番好きな表現は、〝傘の縁に向けてため息を吐く〜多少気も晴れるような気がしていた〟というところです。
また「作品の外側に広がる宇宙」について、無意識に誰もが持つ感覚かもしれないと思いました。
その宇宙に気付くことが出来たら、ひとつの作品を幾重にも堪能している感じがします。これについてはまだまだ色々考えてしまいます。
様々な思いを抱えた登場人物が、人との出会いによって刺激を受け、少しずつ解消していく過程はとても良いなと思いました。
街の描写や登場人物の紳士の雰囲気なども好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
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