魔王より恐ろしい悪、短編RPGって感じですな。
イベントシーンは全体的に手短で、あまりストーリーは重視されていない模様ですが、それ故にさくさく進行で無駄な足止めがなく、それでいて必要以上に話を伸ばさない関係上、いい感じにスリムに収まった印象が強いですね。
話自体は勇者と相棒が魔王を倒しにいくという、RPGでは星の数程見かける王道ものですが、エンディングはただの勧善懲悪ではない結末が衝撃的でありますた。
戦闘はデフォルトではない自作方式ですが、非常に戦闘テンポが良く、それでいて戦闘バランスも良好であり、お手軽さと戦略性を兼ね備えた練られた戦闘が楽しめました。
難点を挙げるならば、エンカウント率が高い、セーブ地点が限られる、寄り道するような場所が少ない一本道進行、流石に連続で雑魚戦闘を繰り返すとマンネリ化してくる、クリア後のおまけ等は確認できず、といったところっすかね。
ボリューム的には少々小粒ですが、プレイヤーの負担を極力かけさせない配慮の数々と、戦闘の楽しみをしっかりと持った、丁寧な作りの作品だと思われますけぽの。
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No.5597 - 2011-01-07 08:40:39
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