ライムちゃんが可愛いですね。
課長島耕作に出てくる女性がおっさん男性にとって都合が良い理想的な女性像としたら、
ライムちゃんは陰な僕らの理想的な女の子。

ちょっと破天荒な感じがしますが、肝心なところでは肝心な行動をとってくれる。
例えるなら、不良が子猫を助けたらキュン！ってしちゃう感じ。

そんなライムちゃんマジックにやられました。

全体的な文章も狙っているのか厨二臭く、ライムちゃんの活躍するこのノベルにマッチしていました。

貴方はライムちゃんを受け入れることができるか。
それを主人公と競う物語。

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文章、キャラクター、どっちも癖もあるけど勢いもあるしセンスもあって面白い作品です。なんとなく文章読むのはかどらない気分だったのにあっという間に全部読んじゃった。

とにかくだいぶヤバイ女のライムちゃんのキャラクターが面白いですね。読み終わってみると良い意味で反則な気もしながら笑っちゃいつつ、ちゃんと伏線張りつつ綺麗に一区切りついてるんですけど、読んでる間は何がどうなっていくか予想付かなくて続きが気になって気になってしょうがなかったです。

彼女を受け入れられるか否かがキモの作品ですね。ゲームのサンプル画像に「所謂、この物語はプロローグ的な立ち位置であり、（省略）ライムちゃんを知ってもらうだけで十分なのだ」とありますが、ホントにその通りですね。ここの文章だけ切り取ると面白いのかなあ？って感じちゃうかもなんですけど、蓋を開けてみたらあっという間に最後まで読んじゃうくらい面白かったし、キチンとイカレた青春ものとして一区切りついてますね。

小動物への扱いが扱いなので、そこら辺がキツイ人は回避推奨ですが（作品ページのあらすじでなんとなく察して）、個人的にはどことなく思春期的、寂しさを感じるキャラクター心理、爽快感すらあるライムちゃんの酷い所業群とハマる内容。肌に合うライトノベルを夢中になって一冊一気に読んじゃう感じを久々に味わった感じの作品です。

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