三人視線三角関係の十四結末、すぐには終われないであろう長めの短編ノベルに該当。
プレイして真っ先に目に付く事として過剰なまでの選択肢の多さが挙げられ、どのルートで話が進んでいるのかわかりにくく、さらには唐突に選択肢表示がされる為に誤爆選択を起こしやすいのが困り物。
それでいて一周あたりのテキスト量は(短編としては)多め、かつアップテンポで話が進行していく為、上記の選択肢の件もあって大分混乱してくる。
シナリオ的にみると、主要キャラ達の複雑な三角関係が深く描かれている反面、エンディングが「これで終わり?」と思える位にあっけなく締められるもののが多い気がする。
キャラ絵の類は一切ないがそれ故に余計な演出抜きでさくさくとテンポ良く話が進行する軽快さや、学園生活における主要キャラ達の飾りっ気のない恋のやり取りの数々は評価したい。
う~ん、おそらくはエンディングを多く見せたいが為の選択肢なのだろうが、あまりにもそれが過剰で話の味が無駄に分散化され微妙な内容になっている気がしてならなかった。
話そのものの路線は決して悪くなく、選択肢に頼らずに純粋なるシナリオ勝負で描けば相当化ける作品だと思うが…。 (Vol.275)
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No.13703 - 2012-05-03 08:24:11
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