ビギニングクエスト ~ベクセリアワールド物語~
ファミコン風王道RPG

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FC世界観を堪能して

No.40470 - 2018-03-18 14:11:30 - 485系おそしお

「FC風味」を感ぜしむる「ツボ」というものは、プレイヤーの感性次第によってどうしても異なってしまうもの。
HPは255を最大値とすべし、フォントは平仮名のみにすべし、主人公は無口、FCと言えば8bitBGMが当然、ドット絵は粗く、などなど。
ひょっとすると「セーブはパスワード方式とし、再開時、HPは255にて割り、その剰余数を差っ引くべし」という拘りを見せるプレイヤーも存在するやもしれない。
懐かしさのツボ、不満点は千差万別であろう。

小生がずっこけたのは、メッセージSEが鳴らない所。
「星をみるひと」はその手のメッセージSEが鳴らない仕様なので、この点を突いて「FC風味に欠ける」と断罪するのは不適切であろう。
本ゲームの場合、山の形や一部のNPCの形から察するに、DQを意識しているのは疑いなき事実であり、SEは何とかして採用してほしかった。

グラフィックは思い切りFCを想起せしむるドット絵であるが、DQ4のドット絵をMV規格の大きさに合わせて無理やり拡大したかのような印象で、にじみ方がくどくどしく、思ったよりも見づらかった。
小生は女勇者にてプレイしたのだが、肌が真っ白で、殊に背景が真っ白の箇所に向かうとどこに居るのか判らなくなり、印象が薄まってしまう。
ディアスのドット絵が可愛らしさを表現できていて最も印象に残った。

モンスターのグラフィックは、FC風味というよりは、平板に徹したといった印象で、もう少しDQ4並みの鮮やかさが欲しいとは感じた。
呪文名はオリジナルのようだが、「シバ」は「星をみるひと」のしばくんと取り違えてしまって中々冷気属性攻撃呪文と認識できないなど、覚えるのに四苦八苦した。
特技、殊にディアスのブレス攻撃は王道を行くかのような命名であることにずっこけるわけであるが、此処は仕方なきものと視るべきか。

モンスター名は明らかにDQのオマージュらしきものから、ネコ型モンスターなど独自性あるものまで多種多様と言った所。
戦闘背景はFF3を、タイトル画面の空の色はFF1を意識、と言った所か。

異常状態を表す記号は、FC風味で興味深い。殊に、「ほねぬき」状態になったときに表示せられる猫の足跡のグラフィックがなんとも不気味。
防御力の上下を表すグラフィックが無いのは判り辛いが、FC風味には適っていよう。

BGMは柔らかめで、FCにありがちな、低音部のハムが耳障りにならないように配慮せられているのは注目すべき箇所。
「頭脳戦艦ガル」が如く、耳障りなる高音部を強調し尽くした作りになっていないのも亦然り。「郷愁」に止まらず、8bitの限界に挑戦せんとする意気込みが窺える。

通常ボス戦のBGMに於けるベース音の出力加減は絶妙と言って良い(リズムの3つ目が不安定なのが気にかかる。全て同じメロディライン、第5音に統一すべきであろう)。
ヴェルナー戦に於ける大ボス戦BGMはベース音の高速パッセージが頻出するのでもう少し出力を上げても良きやうには感じた(FF1を髣髴させる貧弱さが気にかかる)。
ラスボスBGMは、あのグラフィックと言ひ、FC風味というよりは、昭和40年代のSFアニメを本放送にて楽しんだ壮年世代向けといった感じで若干ずっこける。

SEは、オートイベントにて2回ばかりMV素材「Flash1」が用いられているのを除けばほぼ8bitサウンドを意識せしものとなっている。
戦闘中のSEはどれもこれも絶妙で、呪文を表すフラッシュも鮮やかで、FC風味の有難味を充分に堪能せしめる。

フォント文字であるが、どうもブラウン管TVにて遊んだ頃の感覚を思い起こしてもらおうという趣旨に感ずる。何だか大林宣彦監督が好みそうな演出手法だ。
にじみ加減が酷く、殊に濁点が判別し辛い。文字が読み辛いから町名が中々覚え辛い。片仮名の固有名詞が不得手な小生は困惑する要素であった。
本ゲームは、濁点の読解次第に依って詰んでしまうことはないが、此処は「DQ4」に準じたフォント文字にて事足りたのではなかろうか。
小生は、フォント文字のにじみ加減は、単にブラウン管TVのもたらす技術的問題に起因するもので、そこは再現すべき箇所では無きものと考えたいところ。

そこを再現するならば、フォント文字は全て平仮名と大文字アルファベットのみにし、「星をみるひと」が如き伝説を生み出してもらいたかった。
所々漢字が入っているのはどうにもしっくり来ず、FC感覚が薄れてしまう。折角タイトル画面は「はじめから」「つづきから」とFC感覚を思い起こさせる平仮名表記だというのに。
フォント文字は小さめのはずだから、平仮名ばかりにすることで改行が想い通りにならない(一文がまたがるなどの)心配はそれほど無い筈。

「無口なる主人公」であるが、このゲームに於いては普通に喋らせるべきものと考える。
どうも主人公が喋ることを得べき箇所に於いて無理やりガレットが口出ししているように感ぜられ、主人公が勇者という印象が薄れてしまうし、ガレットが女性版大橋巨泉が如く映ってきて惹かれかけていた心が引きちぎられてしまう。
このゲームでは、ディアスは制作者のHPにて紹介せられている通りの形態なので、口数が少ないのは仕方ないのやも知れないが、出会い初めの段階に於いて可愛らしき片言を披露しており、本編ではこの片言をもっと活かしてもらいたかった。

このゲームに於ける独自の仕組みとして、「かぎのちから」がある。
MAPの四方八方を彷徨ったり、イベントをクリアしたりする度に限界度が上昇し、何処をこじ開けるかという楽しみなど、魅力もあるにはあるが、どちらかというと面倒さが目立ち、余り馴染めない仕組みであった。
ベルセルク城の裏道を彷徨っていると明らかに鍵の力が不足してしまったり、使用次第に依っては詰んでしまい、果てにはこれに夢中になり過ぎる余り、肝心のストーリーを忘れて向かうべき先を捜すのに四苦八苦したり、など。
殊にフィールドを出入りすると効力が全てリセットという仕様には参った。
「星をみるひと」の「IDかーど」が、1回分の効果しか無く、一回でも出入りすれば即刻こじ開けたはずの扉が閉まり、簡単に詰んでしまうこと、値段が最強武器の3倍以上という破格さで、簡単に金欠に陥ることを思えば気楽至極という意思伝達の表れなのか。

大抵は、遠回りすればこの力に頼ることは無く、所持金調整という観点に於いても力不足に感ずる。
所持金調整をしたいというならば、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」の「さんぞくどり」が如きモンスターを拵えれば事足りよう。

MV制作によるRPG全般に於いて不満なのが、兎角終盤になると所持金が極端に貯まりやすくなるところ。
このゲームに至っては、終盤戦は200千円を超えてしまっていた。
集める意義が無きものが延々と貯まることほどに腹立たしきものは無い。
このゲームに於いては「かぎのちから」が9つ以降さっぱり貯まらず、ディアスの撃たれ弱さ、異常状態の罹りやすさがさっぱり解決せざるままに所持金が延々と増えてゆくのであるからその腹立たしさは相当なるものがある。
終盤戦、ストーリーの関係上お店の繁盛する村落が設置しにくいというならば、ダンジョン内部の宝箱を一定の所持金を消費せざることには開かない仕掛けとするなど、所持金を多く有していることによる有難味が発揮できなかったものか。

世界地図が兎に角見づらく、存在意義が不明なるままに果てた。ゲーム内のファイルには「おまけ」のフォルダに地名付きの世界地図画像ファイルが内蔵せられているのであるから要らなかったのでは。
どうしてもというなら、「魔界島」に於ける謎の大陸が如き要素が欲しかった。

迷える主人公の向かうべき道を教えてくれる占い婆、初めは妥当過ぎて役に立たず、アウド村に到着した辺りであったが、突如「北の大地は寒い」と、幾つかのイベントを飛ばしても問題なしといった助言を与えてきて役に立たない、と言った所。
このお蔭で進むべき道を見失ってしまい、2時間くらい彷徨ってしまった。
「北の大地」に辿り着くと、「おぬしらにおしえるものはない」と宣うが、此処は「魔界島」のカイン族商船に於ける4つ目の助言、「せっかくじゃが なにもしらないんじゃ」くらいの冗句が欲しかった。
老年なので待機文字「\.」を一文字一文字の間に挟み込み、思い切り表示速度を遅くてFC風情を醸し出すのも一手であろう。


このゲームは、適宜難易度調整が行え、その段階は4つ。
一往受けるダメージの大小に関わっているようだが、「めちゃつよ」に設定すると、経験値や金銭が多くなるようで、場合によっては「よわい」よりも有利になり得る。
受けるダメージが多くなると、その分TPも多く貯まり、場合によっては有利になり得る。
流石にラスボス戦は「めちゃつよ」でクリアできなかった。
兎角ディアスの撃たれ弱さ、異常状態の罹りやすさがアダとなる。

今回のゲームに於いて最も使い辛く感じたのはディアス。大抵ガレットが如きキャラクターが使いづらいキャラクターになる筈なのだが、このゲームではディアスが足手まといであった。
HPが無駄に高く、受けるダメージ2000以上がざらとなると、回復させるのが大変、
素早さが兎に角低く、折角の攻撃補助呪文、殊に「せいなるひかり」を放つ前に敵方に先制攻撃せられ、意味を喪失すること数多に上る。
「しゃくねつのほのお」が、TP50も消費するのに、TP10消費の「ほのおのブレス」と大差なく、ブレス攻撃が今一つ。
「ひかりのりゅうしのブレス」は役立たずかと思いきや、、TP60消費で、威力が凄まじく、「しゃくねつのほのお」を遥かに凌ぐ。

TPは原則として戦闘終了後にリセットせらるるようであるが、MVは(初期設定では)綺麗に「0」にならず、中途半端に残っており、その基準が実に不可解である。
「鳥獣戦隊ライブマン」のヴォルト点数システムが如きお粗末さを髣髴させる(先週の放送では800点を獲得して大教授ビアス様に褒められていた幹部が、翌週の放送では勝手に300点に下げられていたり他多数)。
本当は、「よわい」に設定するとTPチャージが維持せられるようにすれば良いのだが、この設定はMVの「システム」にて管理せられていたはずで、原則として反映できないということであろう。


最も気に入ったキャラクター設定画は女勇者。次いでヴェルナー。
女勇者の藍色基調の衣装にストレートな黒髪模様が何とも印象に残る。
ゲーム内のメニュー画面に現れる顔グラフィックは笑顔が更に鮮やかになっており、ガレット姫特有の気の強さを目立たせるのに一役買っても居る。
印象に残る設定画だっただけに、無口なのが余計に残念だった。

ヴェルナーは一部のNPCが噂している通りの美形で、長髪が余りにも決まっている。
戦闘グラフィックは、華麗にしてFC風味をも醸し出しているなど、絶妙なる味わいである。

ディアスは最も印象に残るドット絵なのだが、先述の通り余りの撃たれ弱さ、素早さの低さ、異常状態の罹りやすさの三重苦により、好感度は激減。



次回作に於いては、「悪魔城伝説」を想起せしめるFC世界を期待したい所だ。

良作懐古RPG

No.38771 - 2017-12-23 18:29:39 - 冒険者X

昔のRPGを再現した良作です。

ストーリーは王道でありますが、意外な展開が待っていたりと
かなりいい作品でした。
変わった点としては、鍵システムです。
物語が進んでいくと、鍵の限界が増えていきます。
閉ざされた扉をどう解除していくのかをうまく考えながら
動かないと、詰んでしまうこともあるので、面白いところだなと
思いました。
 ただ、世界を比較的自由に回れるのに鍵システムが自由度を
阻んでいるなあとも思いました。

全体的には面白く、楽しませてもらいました!

プレイしてみたが

No.38262 - 2017-11-19 17:42:09 - ♰Zawākurauto53♰

よかった点
・FC世代にはどストライクなグラフィック

気になった点
・急に敵が強くなる場所がある
(一応警告はあり、戦闘難易度も選択できるが……)
・「鍵の力」システムが地味に面倒くさい
・ヴェルナーは世界の敵という設定なのに、
「放浪癖があるので王子の自覚がない」などと呑気なセリフを吐くNPCがいる

昔を思い出しながらプレイしてます

No.38187 - 2017-11-15 10:44:42 - pow

他の方も書かれてある通り、古き良き日のRPGの雰囲気です。
設定も細かく、好きな時に戦闘難易度変更はうれしい機能です。
また山などは敵の出現率が上がるなど昔のRPGの設定を使ってくれているのでわかりやすいです。
ストーリーも王道で楽しんでプレイできています。
個人的には「鍵の力」システムは結構面白いシステムだなあと思います。
いきなり強い地域に行って敵と戦うことができるのもGOODですね!(私はもちろん返り討ちに会いました)
まだ物語途中ですが、最後まで楽しんでプレイできそうです。
素晴らしい作品をありがとうございました。

思わずやってみたくなる

No.38162 - 2017-11-13 22:26:20 - 鰹のたたき

少しネタバレ含みます。



ファミコンで子供時代や青春時代を過ごした人なら思わずやってみたくなるレトロRPGです。

戦闘難易度が変更可能でそれほど高くなく、「ふつう」でもラスボス以外はサクサク、「めちゃつよ」も町や回復場所の近くでのレベル上げ時には経験値やお金も増えてちょうど良い強さ。

ラスボスだけはレベル45では返り討ちに遭い、あとレベル10ぐらい上げて後回しにしているまだ取ってないアイテム取りに戻ったらギリでいけるかな?・・・と悩んだ挙句、「よわい」でクリアしました。

謎解きがラスダンだけ詰まったのですが、それもお金で解決出来て親切設計だなぁと思いました。

鍵システムだけはうーん、という感じ。後半までは補充のお金も辛いし。
ルーラ的な魔法があれば感想も違ったかもしれません。

あと欲を言えば船が使えるようになってからの寄り道を期待していたのですが、そうならなかったのが残念でした。まぁ単なる無いものねだりです。

雰囲気に惹かれた方ならやって間違いはない作品だと思います。

シンプルだけど、それがいい!

No.38160 - 2017-11-13 21:49:11 - なむそきあ

タイトル通り、真っすぐで王道なれど、それが逆に懐かしさを感じ
最後まで楽しめました。最近この手のゲームにお目にかかれない
ため、個人的にはとても良かったです。
特に大きく気になるところはありませんでしたが、エンカウントの切り替え
動作の不安定さや、一部BGMが流れない部分がありました。
いずれにしても次回作引き続き楽しみにしています!

まっすぐで強気な女の子と一緒に世界を守る、レトロな雰囲気の中編RPG!

No.38116 - 2017-11-11 19:39:17 - 大森久仁夫

【総評】
 元祖ファミコンを彷彿させるレトロなグラフィックやBGMが特徴で、
 昔ながらのオーソドックスなターン制コマンドバトルの中編RPG。

 世界を守る結界のおかげで人々が穏やかに暮らしている国で
 結界を破ろうとする男が現れ、その男を追いかけるうちに――
 という、王道で分かりやすい世界観、シナリオです。

 以下、男の主人公を選んでプレイして、ラスボスを撃破した後の
 プレイ感想です。(※ネタバレなし。)


【長所】
・あからさまにファミコン版の『ドラクエ4』を意識したグラフィックや
 『FF3』っぽい探索など、昔懐かしい雰囲気がてんこ盛りでした!

・BGMも期待を裏切らないファミコンっぽい音源で、郷愁を感じます。
 昭和生まれのゲーマーの琴線に触れることは間違いないでしょう。

・ヒロイン的な位置づけのガレットちゃんが強気&まっすぐで可愛い!
 いやあ、強い女の子って、本当に、いいものですねー(淀川さん風)

・魔法のネーミングがオリジナルなことも、個人的には高評価です。
 混乱魔法のパプリン(パープリンに由来?)や、沈黙魔法マレダ
 (ダマレに由来?)など、遊び心に溢れるネーミングセンスでした。

・鍵のシステムが独自で、パズルゲームのような面白さがあります!
 最初の頃は、幾何学級数的に修理費用が増えることに少しだけ
 不安があったのですが、中盤以降はあまり気になりませんでした。


【短所】
・見た目はレトロゲーですが、動作感覚は他のツクールMV作品と
 大差ない手応えでした。言い換えると、古いPCを使っている場合、
 エンカウントなどで挙動の重さを感じる恐れがあるということです。
 (※逆に言えば、エンカウントでイラつかない挙動なら問題なし。)

・味方キャラでしゃべるのが基本的にガレットちゃんばかりなので、
 ちょっと寂しかったです。主人公が話さないのは仕方ないとして、
 他の仲間もあまり饒舌ではないため、気になってしまいました。

無題

No.38077 - 2017-11-09 00:32:44 - ktic

 はじめまして。アツマール版の方ですが、一通りプレイしました。
 雰囲気もバランスも良く、つい時間を忘れて没頭してしまいました。飽きの来ない素晴らしい作品だと感じます。
 一つ気になったのは、ステータスやダメージ、回復量の数字の大きさです。
 最初にプレイする際、私はFC版のドラゴンクエストシリーズを想像していました。恐らく、タイトルや世界観もそれを参考になさったのでしょう。ですが、初めての戦闘で、主人公のHPが700、敵から受けるダメージが40というのを見て、少しだけ面食らってしまいました。
 ダメージ計算式をDQシリーズやツクール2000のデフォルトのものとし、それに合わせて各キャラクターのHPを16分の1程度にすれば、より雰囲気が出るのではないでしょうか。
 と、このように気になる点はありますが、それを踏まえても、何十時間も触れていたい傑作だと思います。楽しい時間を過ごさせていただきました。次回作も楽しみにしています。

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[Registered]
2017-11-07
[Updated]
2018-06-10
[Current Version]
1.05
[File name]
bigique1.05.zip

[Runtime]

[Size]
58,249KB

インペリアル サガ