良かった点
・素材の絵がかわいい。デザインも雰囲気がよくてオシャレ。タイトル画面が好き(あとがきの位置がイカしてる)
・語彙が豊富。文章力がある! あまり日常で聞かない難しい言葉にはちゃんとルビがあるのは親切。フォントのチョイスも良く、字の大きさもちょうどいい。
・中盤以降の展開はほんとに目が離せない。
気になった点
・主人公や陽和よりアクジや葵の方が魅力的で主人公に感情移入できず。
特に陽和は他と比べて人間味が薄い気が。他の方も言ってますが、どろどろ(とは言わずとも、何か怒りや悔いなど)の感情をぶつけるところがあればよかった。
・表情が変わるたびに画像が一瞬消えてる?(ティラノの仕様?)
・アクジと葵にも立ち絵が欲しかった
正直、序盤は退屈でした。
主人公に魅力を感じられず、友人であるアクジの扱いなど、若干ノリが合わないな……とダラダラ流し読みしてたのですが、
中盤あること……それ自体はよくあることだけど、「それをヒロイン自らが行った」ことが判明してからは「なんでこの子がそんなことを?!」と、理由が気になって真剣に読み始めました。
その時点で驚きはしたものの、
プレイヤーとして自分自身がヒロインの陽和に特別親しみや好感を持っていたわけではなかったこともあり主人公にあまり感情移入できず、ずーっと「主人公うぜえ……」と思ってたり(アクジの方に共感した)、
回想が多く時系列がごっちゃになりそうだったり、他の方も書いてますがどういう風に捉えるべきなのか迷う箇所があったりで、
没入しきれなかった感はありますが、それでも原因に気づいてから、祭りのシーンに戻って想いをぶちまけるラストまでは、ちょっとウルッと来てしまいました。
やるせなさがハンパなかったです。主人公がいくら陽和に言っても……もうどうしようもないんだよなあ……
色々ともやもやする話でしたね。
自分はまだ学生ですがもう成人してるという、大人とも子供とも取れる身ですが、まだもうちょっと楽しいことだけ拾っていたいなあ……って思いました。
ちょっとだけネタばれありです。
七夕の日。幼馴染の少女と一緒にお祭りを楽しむ作品。
最初にジャンルを見て、なんでミステリの文字が? と思ってしまう方も多いかも?
自分も気になって最後まで一気にプレイしてしまいました。
ミステリかどうかは分かりませんが、物語に隠された謎が解き明かされるという点では確かにミステリなのかもしれません。
まず、これからプレイする人にはクリア後にタイトル画面の短冊をクリックしてみることをお勧めします。そこで作者さまのあとがきが読めます。
ここからは作品の内容に対しての感想です。
時折、どのように意味を捉えるべきなのか迷う文章がありました。
(特に回想内で陽和が葵に向けた言葉の一人称のあたしは一体どっちに向けられたものなのかが分かりづらいと感じました)
作品自体は結構考えさせられる内容でした。
自分も大人になってしまったんだなぁと……プレイした後に少しため息をついてしまいました。
自分が納得できるかできないかではなく、そういうものだと受け入れてしまう。自分は子供に戻りたいか? とか、過去をやりなおしたいか? などと聞かれると子供には戻りたくないけど子供の時の気持ちはいつまでも持っていたい。あの時の後悔あっての今の自分なのだから今や未来を楽しくできればあの時後悔してなかったらこの自分はいなかったんだ。なんて考えてしまう人なので、余計に感じることがあったのだと思います。
歳をとってしまった今の自分をどう思っているのか? それを考えさせてくれる良い作品だと思います。
(個人的にはもう少し幼馴染たちとの仲良し青春要素が多めにあったほうが深みが増すんじゃないかなーとも思ってしまいますが)
最後に余談ですが、キャラの立ち絵Live2Dのテンプレのものなんですね。
思わずほいほいされてしまいました。最近のテンプレは侮れない……。
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