愛ゆえの狂気短編アドベンチャー
あなたの色に染まりますから来ました。本編は結構暗い話で、アレはアナザーストーリーというか別の世界線のお話なんですね。ベスト(って言っていいのかわからないけど)エンドっぽい二つのエンディングは、どちらも狂気的にキレイに決まっていてとても面白かったです。小道具&それをどっちのエンドでもやけに上手い事使っているのはちょっと笑えたけども。
クリア後のアナザーストーリーの方はあなたの色に染まりますの前のお話って感じの甘いお話で、こちらは王道なBLとしてちょっとHに、楽しく読めました。本編とオマケ(と関連作)で空気が全然違う作品ですが、どちらも面白かったです。
逃げてみせるーー!!
※本感想にはネタバレが含まれております。
※未プレイの方は閲覧にご注意ください。
----------------------------------------------
特別なお言いつけ「床へGO!」を回避するところから始まった雇用主と従業員の攻防はいつしか脱出ゲームのような様相を呈し、最後はDEAD or ARIVEにまで発展…初回はものの見事にBADEND、驚愕の最後を迎えました。
鬘ぁあああ!!!という悲鳴が出そうになりました…そんな、ローザ様が…全然気づかなかったです!
ローザ様が入れ替わっているとか、本当に気づきませんでした…187cmと160cmの差やで…!
ジェフリー卿、変装が上手すぎるでしょ! これっぽっちも!まったく!微塵も! 気づきませんでしたわ!
そして、ローザ様が狂気の慟哭を響かせる兄を討伐…間違えました、兄との相打ちを果たすエンドでは無事に生き残れてよかったです。
こちらの方が最後にニッコリ笑顔のスチルが見られたのでトゥルーですね。
よかった、お尻の貞操も守られた…!(ここ重要)
Another Storyでモリオンさんが大切に恋を育んでいた姿に思わず頬が緩みかけたのと同時に、最後ローザ様のお部屋に入っていった後は…と思うと、人の恋心や愛が持つ破壊力たるや凄まじいものがあるなと改めて思いました。
ゲームオーバーは幸運なことに最初にナイフを握ってしまった一度だけ、こまめにセーブはしていましたが意外とストレートに屠殺エンド→兄妹相打ちエンドに辿り着けました。
ウオオオン!!という泣き声が「ジェフリー卿、それもう人間じゃないよ!」と怖くなり、何が何でも全力で逃げるぞ!と選択肢を選び続けた結果、初回エンドが鬘ぁあー!!になったのはとてもいい思い出でした。
ありがとうございました!
BLとシリアス、時々ギャグ
軽いネタバレを含みます。
主人公がイケメンで、シチュエーション的にも個人的にかなりゾクゾクした場面(3回目の選択肢からのゲームオーバー)があり、BLというのは確かに間違いないです。しかし、ところどころギャグも見られる感じですね。以下がネタバレです。
エンドのうち真エンドでお肉の伏線を回収するのが、シリアスシーンなのになんとなくシュールでフフって言ってしまいました。
一つだけ勿体ないのはテロップに主人公の顔が隠れていたことですかね。好きなタッチのイラストなだけに残念でした。
- 1