一般に語られないような、人の心の奥底が細かく描写されていたので自分の心を見られているような不思議な気分になりました。
ネタバレ注意↓
春人くんの「依存先に甘えて強く当たってしまう時がある」、夏希さんの「自分で本当に楽しんでくれているのかと疑ってしまう」、冬美さんの「自分が周りと比べて変ではないのかと怖くなる」という感情は、自分も経験したことがあるのですぐに理解出来ました。
僕らのメメント・モリからの情報や複線がいくつも張られていて、次の展開はどうなるんだろう、ととても楽しむことが出来ました。
前作のBADENDから2つのENDに派生するものや、「続きから」を一切選択せずにクリアするという発想、先述した感情の表現は今まででプレーしたゲームの中で一番特殊で、一番好きです。
そして、バグったような表現がとても怖かったです。特に、2週目以降で間違ったルートに行った際に(続きから始めた場合)無限にバグったエンドロールが流れ続けるシステムは夜寝れなくなりかけました。でも、それだけ心を揺さぶったということなのでただただすごいです...
精神病棟で他の病室の子と交流を深めるADV。
攻略ページが閲覧出来なかったので全てを見ることが出来ていないかもですが感想を……。
まず目を開く秋斗くんのアニメーションに感動しました。
前作プレイ済みの者として「秋斗くんが何故精神病棟に……?」という謎はありましたが
3人の子どもたちとの会話は(みんな生きづらさを抱えている部分はありながらも)ほのぼのとしていて、
エンドも微笑ましかったです。
エンドロールの最後の言葉が好きです。
マップも丁寧に作られていて、どうして??とドキッとする演出も素晴らしかったです。
冬美ちゃんが特に可愛らしくて好きでした。
※以下ネタバレを含みます。
段々とバグっていく演出や間に挟まる不穏な表現に続きが気になり一気に進めました。
亡くなったのは秋斗くんなのか冥くんなのか……。
後半は何故かひたすらに孤独感を感じましたがこれは冥くんの孤独感なのでしょうか。
この2人、心が通じ合っているようで決定的に合っていないのかも、と感じました。
最後の冥くんの1枚絵があまりにも綺麗で素敵でした。
理解できていない部分も多いと思うのですが考察するのも楽しく、
続きも楽しみにしています。
ありがとうございました!
ネタバレを控えて裏エンドの詳細については書きませんが、3人のエンドはどれも良い感じの終わり方で「これは良いエンドだな」と感じました。
裏エンドの回収は攻略法を見てやってみましたが意外にもそこまで行くまでが厳しい感じで、これも作者の「プレイヤーへの仕掛け方」なんだなと感じ取れる部分もありました、淡々とした会話メインのゲームとはまた一味違う印象があります。
初作の彼岸病棟をさらに細かくした感じもあり、グラフィック面や音響面もセンスがあると感じました。順繰りにやっていくと作者の思いが分かっていくゲームだと思いました。
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