クリア時間 32分
12歳の誕生日に星空を見るために、夜の世界(町と森)を
双子のステラとノッテが探索する掌編ADV。
システム的な面で、星空を見るために向かう丘に行くには
6つの合言葉が必要であり、その合言葉を聞き出すために
森の住人たちが求めているものを町で探してくるというゲーム性である。
ただ探すだけではなく、森の中には黒い動物がいて
これに触ってしまうとゲームオーバーになるという
ちょっとした避けゲームの要素も持っている。
終盤ではこの動物から逃げる、追いかけられ要素もあるが
いずれに難易度は低めに設定されている。
本作の舞台は常に夜の状態であり、
街の住人たちがみな光の妖精で、光が立ち上っている演出もあって
非常に幻想的な雰囲気を味わえるのが魅力のゲームだ。
この世界を見ていてプレイ時に疑問に思ったのが
「なぜ、この世界には主人公の双子以外には
人間がいないのだろう?」という一点である。
そして、プレイを続けると、主人公もあることを疑問に思い、
森の住民たちが合言葉を教える際に意味深なことを言う。
そして、最後に、この世界の謎が明らかになるという構成で
シナリオ面からも探索できるようになっており、
これらの幻想的な世界そのものが、本作のテーマのために
一貫して構築された伏線になっており、最後の合言葉で、
時計にプレイヤーを誘導させて自然とこの世界の謎にも
ある程度気づけるようになっていることが面白い点である。
ステラとノッテ、二人の名前も
シナリオに関連してくる点もまた上手いところだと思う。
このゲームにおける夜というのは
非日常、停滞を象徴していたのだろうなぁと思ったもので
そういった非日常はいつまでも続かないという
そんなメッセージもあるように思える。
しっかりとしたテーマをもって作られた印象が強いので
シナリオゲーとしても雰囲気ゲーとして味わい深い一作。
綺麗な絵で、繊細な雰囲気の世界観だと思いました。
作者さまの説明どおり、ゲームオーバーによるやり直しを含めても1時間もかからないプレイ時間でクリアできました。
最初はほとんどゲームのない読み物かなと思っていたのですが
ちょこちょことミニゲーム的なシステムが入っていて
何度もゲームオーバーになりました。
まあセーブしておけば全く問題はありません。
基本的に重視しているのはシナリオ部分ですね。
キャラの表示や文章の表示などに力が入ってるなと思います。
私が作るとしたら、文章の表示にいちいち効果音を入れたりせず
バストアップグラフィックの表示設定を丁寧に入れたりせず
ツクールの基本機能だけで可能な限り作業が少なくなるようにしか作らないので
このように丁寧な作りの作品を見ると、参考になると同時にプレッシャーを感じたりします。
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