※ネタバレを含みます
同じ日に生まれた親友エイデが村に隠した誕生日プレゼントを少年セアが探す短編ノベル。
プレゼントは変わったものばかり、
村の人々やヒナとの会話や、セアの見せる表情も所々意味深で、
エイデが何を考えているのか気になって、どんどん進めてしまいました。
幻想的で透明感と温かみのあるグラフィックが魅力的です。
短編で、探索も難しくないので気軽にプレイできます。
終盤は不穏な演出にゾクゾク感がたまらず、
エイデの抱える思いにどろどろと嵌まっていきました。
ラストは切なくもあり、彼らの心が今度こそ通じてほしいな……!
と祈りたくなりました。
余韻や想像の余地の残るラストで個人的にとても好きです。
セアが良い子すぎる……。
1枚絵でのいたいけな可愛らしさも相まって
エイデの気持ちに少し共感してしまいます笑
1枚絵のエイデの表情もゾクゾク感を煽られ最高でした。
エイデがあの思想を形成し、行動に踏み切るまでの生い立ちや苦悩も
もっと覗いてみたかったです。
世界観が繋がっている『メイのトバリ』も既プレイだったので、
色々思い出したり想像したりしてより一層楽しめました。
物語は独立しているのでどちらから遊んでも楽しめます。
「カイナ」というワードがトラウマになりそうです……笑
短編ながら大いに心揺さぶられる作品でした。
また次作品が出ましたら是非プレイしたいと思います!
ありがとうございました!
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No.47978 - 2019-06-02 23:48:14
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