※クリア済み（30分程度でクリア）

□ゲーム内容
・座嘉比　三蔵がクリスマスカードと間違ってトナカイカードを、
町内会のボランティアに配ったのでそのカードが配られる前に返してもらうために、
主人公とともに街中を走り回ることとなる、まさに自業自得。
今の所９話存在しており、今の所の最終作。

登場人物
・五分一　倫太（主人公、操作キャラ）
・座嘉比　三蔵（部長、仲間）
・伴流　詩依子（主要Ａ。何故かエンディングで存在していない）
・秦泉寺　真阿（主要Ｂ。何故かエンディングで存在していない）

□良い所
・キャラの性格づけは出来ている。
・タイトル画面、キャラグラフィック等の自作。
・マウスによる操作に対応、それほど意味は無いが。

□悪い所
・風花とのエンカウント率が高くカード集めの邪魔になるだけではなく、
触れるか（攻撃するか）逃げるだけで戦闘は確実に終了するし、
風花も何もしないか勝手に消えるだけで戦闘にする意味は全く無い。
実際、戦闘にせず『天候の変更：雪』にしたほうが面倒くさくないしまだマシになる。

・マップが非常に広くカードを持っている人を探すのは困難。
それだけではなくカードを持っている人を見つけたら次の人がマップに登場するという、
システムなのか順番にしかカードを手に入れることは出来ず、
９枚のカードを手に入れるのに結果的に９周も街を回らないといけないことになっている。

・街にはそもそもカードを持っている人以外には何も無く、
あるのは邪魔な風花とのエンカウントのみ、アイテムやサブイベント、
そもそも普通の住民すら登場しない。

・トナカイカードを手に入れた後のクイズ。
知らない人は総当たりになってしまい作業となってしまう。
また、バグがありクイズイベント中で答える前に全てのカードを主人公に使うと、
話しかけただけで全て正解扱いとなってしまう。

・エンディングの出来が粗末かつエピローグもまともに描かれてない。
他の二人は一体どうなったのか。

・装備変更で装備を外すことができてしまう。
コレ自体に別に問題はないが、シナリオ上良くは無い。
主人公が「トナカイコス」のグラフィックなのに「サンタの服」を装備出来てしまうので、
装備固定が良い。

・ゲームの容量がやけに多い。
ＲＴＰを同梱しているがふりーむのゲームをプレイしている人は、
大抵ＲＴＰをインストールしているので入れなくて良い。

□感想
・キャラのグラフィックだけは良いが、他は目も当てられない出来。
戦闘にしても、意味が無く、シナリオも回収し切れておらず、
マップが非常に広いのにメインイベントしかなく、無駄に多いエンカウント。
そして最後のクイズにしてもバグが存在し、クイズにならないクイズになっていたり、
一体残りの二人はどこへいってしまったのか良く分からないまま終わったり、
色々な意味で名作のこのゲーム、「カルけん！！　～カザハナマエ～　」。
一体どこを楽しめばいいのか分からないし、出題クイズも意味不明で、
ゲーム以前の問題が多く、これならば「カルけん！！」公式のweb漫画を見たほうが数倍良い。
結局ゲーム化する意味が無いので、ゲームとして作るのなら無意味なＲＰＧ要素を捨て、
ノベルゲーム形式にしたほうが良いだろう。
次回作があるかどうかは分からないが、次回作もこのような出来であれば・・・
もうweb漫画だけでいいや、と思う。

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