前作に思い入れがある人は絶対にやるべき神作品でした。RPGの部分は他の方が親切丁寧に紹介してくださったので物語の部分だけの感想を述べます。とにかく熱い、熱い展開の連続で最後まで一気にプレイ出来たことに大感謝ですね。今回の主人公は前作と違って戦う手段を持っていません。頼れるものは仲間達の力と自前の錬成術のみ。が、それが最後までぶれることなく貫き通す主人公が滅茶苦茶カッコよいんですよね。自分に出来ないことは出来ない。でも簡単には諦めずに全力で仲間達を信じて頼る。仲間達もそれに応えて力を合わせる展開の何と尊い事か・・。これは主人公の人徳もさることながらちゃんと自分に出来る範囲を見極めてそれを自分なりに精一杯仲間達に報いているからだと思いました。仲間達もそれを良く解っているから主人公の想いを受け止めて行動してくれるんですよね。仲間以外の方々もそう。それが結実した終盤の展開の熱さは王道にして至高の激熱物でした。そして主人公の人生は一度きりと言う言葉を噛みしめるかのように全力で駆け抜けてゆくその勇姿がまたかっこよくて素晴らしい。決して強くはないけれど芯の通った素晴らしい主人公でした。前作とのつながりもかなりあるのでその点も嬉しかったですね。熱いファンタジーが好きな方にはマジでお勧めです!

以前から気になっていて完成したということで難易度ノーマルでクリア。
小さいマップに小人数で挑むSRPGで、難易度ノーマルであれば難しいことはなくサクサクプレイでした。
物語も基本は明るい感じで成り上がっていくので小気味良いストーリーですし、後半の挫けそうなところから踏ん張って立て直すみたいな展開も良かったです。(ただ終盤は話の規模が大きくなり過ぎてよく分からない点もありましたがそこはスルーしました)
合成のランダム要素も熟練度みたいなものがあってそれで基礎性能や付与されるスキルなどが大幅に変わるので、熟練度の低い最終装備よりも一番最初に作れるただの「冒険者の服」をマスターして作った方が強いみたいなのも新鮮でした。
まさに「木霊の少女が知恵と勇気とチートで成り上がる痛快サクセスSRPG」に偽りなしです。
個人的には終盤の展開よりも、後半までのリーダーとして周辺の町や国に対してどう立ち回るかみたいなサクセスストーリーが一番ワクワクしたのでもっと見ていたかったなと思いました。
気になったこと(ネタバレあり)
・冒険者ギルドについて
2章ぐらいでもうレシピが多過ぎて素材が間に合わなくなってきましたが、これのおかげでだいぶ助かりました。
ただ毎日少しずつやる分にはこれでいいのですが、一気にやりたい人もいるだろうしリアル時間が掛かるのはそういう層には合ってないかなと感じました。
おそらくバランス崩壊を危惧してのことだと思いますが、どうせ遅かれ早かれ最終的には強い装備を作るようになってくるので、今より入手個数を少しだけ減らして代わりにステージをクリアすると1時間進むみたいなのにすれば熱中してやりたい層もケアして素材集めが捗るのではないかなとチラっと思いました。
私は金策目的でメルクリアルを特に作ったので水のマナがずっと枯渇していました。
水は0なのに風は500以上余ってるみたいなこともあったので曜日ダンジョンもクリア後は全開放の特典とかあると嬉しいかもですね。(2週目はタイトル画面変わってるのだけ見てやってないので確認はしてないです)
あとバランスうんぬんの前に遠距離持ちで取り囲んで「射程外から射程内に移動してアーツを使って射程外に逃げる」の繰り返しをしたら無傷でボスの撃破は可能なので、ボスを今後追加されるならそこは一考されるべきかなと思います。
・ターン終了コマンドが欲しかった
新しいステージだとリトがスポットを全て浄化しようとすると敵を倒さずに数ターン待たないといけないことが多いので、メニューからでもまだ行動してないキャラを全員一気に行動済みにするコマンドが欲しかったです。
せっかく小さいマップで1ステージが早く終わるように設計されているのに、この全て浄化するまで待つという無駄な時間がテンポが悪くなった要因だったな感じました。
途中から面倒になってやってないですが☆3でクリアするのって結局何の意味があったんでしょう?(報酬の増減のみ?)
全滅させないよう囮役としてエドガーを入れがちになり少ない出撃枠が1取られたりもしました。
あとボス戦での全員出動もマップが狭いので全員使うのも難しくやはり毎ターン使ってないキャラを一人一人行動済みにするのは面倒だったので。
・AP消費が多い技がやや死にスキル
10以上ですら装備の制限もされてあんまり使う機会ないのに20以上とかは試しに見るのもやる気になりませんでした。
・連合の王様
終盤ですが自分のエゴのために戦争を許可しておそらく数百人どころじゃない死傷者を出しそれこそ世界を崩壊させる覚悟を決めていたはずなのに、自分の城から魔物が出現して住民を襲っている程度で寝返ったのが展開ありきかなと感じました。
約束を反故にするような台詞を悪役から言われたりしたら分かるんですが、ここでリトに協力したら今まで苦しめられたり死んでいった人たちの犠牲はなんだったの?という印象を抱きました。
あと50年前に声を聞いただけで魔族的な人たちが狂ったのに今回は狂わせないの?と思いました。
・ラスボス戦の赤い線
私だけかもしれませんが攻撃予測の赤い線を見ているとだんだんと目が痛くなってきたのでもう少し薄くした方がいい気がしました。
・エドガーって何者?
説明があったら申し訳ないですが、ただの人間(たぶん)にしては神クラスのひどい能力を何の脈絡もなしに、しかも発動条件がピンポイントで都合のいいものをもらってしまったなぁと。
母親とも面識ないのに他の世界に移動出来たりもするし、元々はリトとそこまで深い縁がありそうな感じもしないし仮に放浪者であっても謎でした。

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